あまり語られませんが、生殖器を除去してしまうペットの去勢避妊手術は、ホルモンバランスを崩すため後々の健康問題につながる可能性があります。
”ペットの避妊去勢手術はとんでもない詐欺です!
おそらく獣医は、メスの犬が子宮蓄膿症になったり、オスの犬が前立腺がんになったりするなど、脅して強制的に避妊去勢させようとするでしょう…
これらの病気の本当の原因は何でしょうか?… https://t.co/jIKNhTsaRd— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) February 1, 2025
今や、犬猫の避妊去勢手術は当たり前になってるけど、これも数年前から疑問に思ってた。手術しなきゃ子宮蓄膿症とか色んな弊害が出るんで、生後何ヶ月か以内にやった方が良いと。果たして、それは本当なんだろうかと…。
そしたら、りやさんが答えをくれた。 https://t.co/MknRePHTuC pic.twitter.com/IvGX1mgd0o— Miracle Splash (@miracle_358) February 2, 2025
賛成です。特にTNRによる猫の強制避妊去勢は動物虐待です。
卵巣精巣は生殖のためだけでなく、性ホルモンを作る重要な臓器です。
男女とも、女性ホルモンと男性ホルモンを持ちバランスを取って生命活動しています。
卵巣摘出すると、一気に女性ホルモン不足になり、更年期障害のような病状が出ます。— nora2022 (@nora220215) November 5, 2024
生き物の体に不要な臓器・器官はない!
子宮、卵巣、乳房、睾丸、盲腸、胆嚢、腎臓など、全部必要だし重要。 https://t.co/rxHjQXSkrD— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) February 10, 2025
とはいえ、去勢避妊手術を行わないことで、どんどん赤ちゃんが生まれていくと、飼い主にとっても問題ではあります。
私が以前飼っていたメス犬は、避妊をせずに6歳まで粘りました。(本当はやろう、やろうと思っていたら生理が来てしまい、気づいたら6歳になっていました…)
ワンちゃんは基本的にリーシュをつけて外に行くので常に監視下に置けますが、猫ちゃんとなると話が違います。
友達のメス猫は1歳の年に2回出産したため、その後避妊手術になりました。
外猫であれば何度も妊娠しますし、室内猫であってもストレスが溜まります。
何度も妊娠されるのも困るけど、猫の健康ためにも手術は避けたい…
そのように考えていたところ、メス猫を自然な方法で避妊できるという情報が目にとまりました。
ワイルドキャロットオイルを猫のエサに混ぜてあげることで、メス猫の妊娠を防ぐことができるというのです。
このようなことは初めて聞きましたし、ワイルドキャロットという植物の存在も知りませんでした。
お恥ずかしながら、ペットの去勢・避妊の選択肢は、手術の一択だけだと思っていました。
”避妊手術をさせたいので、あまり情報が出回っていません。
私はハワイから取り寄せています。
種も効きます。
野生のニンジンの種です。
それを砕いて、食べ物にひとつまみ加えます。…— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) February 6, 2025
この記事では、ワイルドキャロットオイル、またはワイルドキャロットシードを使ったメス猫の避妊方法、安全性、副作用、効果、やり方について、私が調べた情報をまとめています。
この避妊方法について、日本語での情報は非常に少ないのですが、実践する場合はご自分でも調べ、自己責任でお願いします。
「獣医監修」などの権威のサイトでは、ワイルドキャロット避妊法について否定的な意見も多く、獣医に相談しても、否定的な回答しか返ってこない可能性があります。
オス猫には使えません。(オス猫は周りに発情しているメス猫がいない限り発情しない。)
ワイルドキャロットとは?
ワイルドキャロットは普通の人参とは異なり、和名は野良人参(ノラニンジン)というそうです。
日本全土(特に北海道や日本海側海岸線)の道端や草地に自生している雑草で、7月〜9月にかけて白色や薄ピンク色の花を咲かせます。
ワイルドキャロットの種子は、何世紀にもわたって人間の自然な避妊法として使用されてきた歴史があり、最近の研究では、猫にとっても安全で効果的な避妊法として使用できることがわかっています。
紀元前5世紀に活躍したギリシャの医師ヒポクラテスは、経口避妊薬としてセリ科ニンジン属の一年草、ノラニンジンを用いていました。この植物は、小さな白い花が広がる様子から「アン女王のレース」という英名がついており、日本でも見られます。数千年にわたって効果的な避妊薬として利用され、インドの一部では現在も避妊に使われています。
YouTubeで見つけたコチラのハーバリストの方は、ご自身のバースコントロールのためにワイルドキャロットを栽培し、採取した種でティンクチャーを作り摂取しているそうです。
彼女いわく、ワイルドキャロットシードを摂取すると、オリモノの質が変わるのか子宮が滑りやすくなるとのこと。
これが精子の着床を防ぐと言っていました。
そして、妊娠を助けるホルモンであるプロゲステロンのレベルが、ワイルドキャロットシード摂取によって下がるそうです。
ワイルドキャロットによる自然な避妊方法の利点
ワイルドキャロットを使った避妊方法の利点は以下の通りです。
- 自然
- 簡単
- 安価
- 安全
- 高い避妊効果
- 摂取をやめれば妊娠できる
ワイルドキャロットの避妊効果
昔から行われてきた方法というのは、安全で効果があったからこそ何年も行われてきたということがわかります。
砕いた種子を小さじ一杯分摂取することは、長い間、天然の避妊法として使用されてきました。この目的での使用は、2,000年以上前にヒポクラテスによって初めて記述されました。マウスで行われた研究は、この使用法をある程度裏付けています。野生のニンジンは着床プロセスを妨げることがわかり、避妊薬としての評判が強まりました。中国の研究では、種子がプロゲステロンの合成を阻害することも示されており、この効果を説明できる可能性があります。
出典:www.virtualblueridge.com「Queen Anne’s Lace」
ワイルドキャロットシードには、マウスやラットに避妊効果があることがわかっているダウシンと呼ばれる化合物が含まれています。猫の飼い主の中には、避妊・去勢手術などの従来の避妊方法の自然な代替手段として野生のニンジンの種子を使い始めた人もいます。
出典:petshun.com「The Surprising Benefits Of Wild Carrot Seed As A Natural Birth Control For Cats」
animals.mom.comの「NATURAL BIRTH CONTROL FOR CATS」によると、猫の避妊方法別の避妊率は以下のようになります。
- 避妊手術…100%
- ホルモン剤…99%
- ワイルドキャロットシード…98%
98%というのは、かなり高い避妊率です。
ツイッター(X)で、ワイルドキャロットシードによる猫の避妊について投稿されていた方に、質問をしてみたところ、以下の回答をいただきました。
I have an unvaxxed cat and no one in California will spay without vaccines. She really wanted to go outside and the heat she was having was every two weeks. We dealt with that for a year. So i just started searching for birth control options and fell upon the carrot oil which is…
— Law of The Luminaries (@LawOfLuminaries) February 6, 2025
【日本語訳】
私:素晴らしい情報をありがとうございます。差し支えなければ、どのようにワイルドキャロットの情報を 得たのですか?
効果は高いようですが、ワイルドキャロットのあげ忘れですぐに発情してしまうようです。

ワイルドキャロット避妊法の副作用
ワイルドキャロットシードによる猫の避妊方法は、比較的安全で副作用のリスクが低いとされていますが、稀に副作用が見られることがあるようです。
胃腸の不調の可能性
- 嘔吐
- 下痢
- 胃けいれん
など。
アレルギー反応の可能性
- かゆみ
- 赤み
- 呼吸困難
- アナフィラキシーショック
など。
副反応が見られる場合は、獣医に相談してください。
ただし、上記の副作用は「可能性」であり、実際に報告された副作用は現在ありません。
ワイルドキャロット避妊法のやり方
ワイルドキャロットシードによる猫の避妊方法は、オイルを使う方法と種子を使う方法の2種類あります。
ワイルドキャロットシードの用量は決まっておらず、猫の体重によっても異なるそうです。
こちらではだいたいの用量の目安を示しますが、各飼い主さんが猫の様子を見ながら投与の量を調整していく必要があります。(最初は少量から始め、徐々に量を増やしていく。)
ワイルドキャロットオイルの用量
猫のエサにワイルドキャロットオイルを混ぜてあげます。
用量は、私が調べた限り、2通り見つけました。
- 1回1滴を1日2回
- 1回2〜4滴を週に2〜3回
ワイルドキャロットシードの用量
ワイルドキャロットの種を、すり鉢で細かくすり潰し、猫のエサに混ぜてあげます。(より細かくすりつぶすことで、効果が上がるそうです。)
こちらの用量も、調べた限り、2通り見つけました。
- 1日小さじ1/8杯(平均的な大きさの成猫の場合)
- 種2〜3個分を週に1〜2回
オイル、またはすり潰した種を直接猫の口の中に入れて飲み込んでもらう方法もあるようです。
ワイルドキャロットはどこで購入できるか?
ワイルドキャロットオイルは、オンラインや、エッセンシャルオイルを扱うお店、ペットストアなどで購入できます。
ワイルドキャロットの種は、オンラインや、園芸店で購入できます。
猫の避妊用としては販売されていないので、店員さんにアドバイスを求めても、店員さんは知らない可能性があります。
ワイルドキャロットオイルは、Etsyでも売っていました。
まとめ
猫の自然な避妊方法として、ワイルドキャロットを使う方法を紹介しました。
実はちょうどうちに現在生後11週のメスの子猫がいるので、私はぜひこの方法を試してみようと思います。
私の場合、1〜2度は妊娠されても責任は持つつもりでおり、最終的に避妊手術を選択したとしても、5歳までは行いたくないという希望がありました。
ワイルドキャロットで5歳までしのげれば、子猫の時に手術をするよりは影響が少ないと考えています。
自分で試してみた結果は、こちらの記事に追記、または別記事に書こうと思います。
他にも関連の情報がございましたら、教えていただければ幸いです。
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