プラスチックの容器から食べ物や飲み物に溶け出すことで問題になったBPA(ビスフェノールA)。
この化学物質にはホルモン撹乱作用があることがわかり、特に成長期のお子さんをお持ちのお母さんは、お弁当箱や水筒を選ぶ際「BPAフリー」の表記があるものを選ぶようにしている方も多いと思います。
でも、ちょっと待ってください。
そのBPAフリープラスチックのお弁当箱や水筒は、BPAと同様かそれ以上に有害な化学物質を含んでいるかもしれません。
この記事では、BPAの代わりに使われる化学物質の知られざる実態について暴き、安全な容器を選ぶ基準を説明しています。
結論から言うと、プラスチック製のお弁当箱や水筒は全て避ける方が安全です。(ただし、水分や油分をあまり含まない乾燥食品や皮付きのバナナなどを入れるならOK。)
お弁当箱や水筒は、ガラス、ステンレス、セラミックなどのものを選ぶと安全です。
BPAとは?プラスチックに潜むリスクの基礎知識

BPAの健康リスク
- ホルモン異常:特にエストロゲンに似た作用を持ち、生殖機能や発育に影響を与える可能性。
- 発達障害:胎児や乳幼児の脳発達や神経系への影響が懸念される。
- 生活習慣病:糖尿病や肥満、心血管疾患のリスク増加との関連が報告されている。
- がんリスク:一部の研究で、乳がんや前立腺がんとの関連が示唆されている。
“プラスチックに含まれる化学物質は、男児の赤ちゃんの脳を変性させ「女っぽく」させます。”
アメリカの研究者 https://t.co/XyD5eZvVU4— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) May 13, 2024
なぜプラスチックからBPAが食品に移行するのか?
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高温:電子レンジでの加熱や熱い食品・飲料の保管。
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酸性・油性食品:トマトソース、油脂分の多い食品(例:チーズ、肉類)との接触。
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長期間の保管:プラスチック容器に長く食品を保存することで、徐々にBPAが溶け出す。
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物理的損傷:容器の傷や劣化により、化学物質が放出しやすくなる。
日常でのBPAとの接触
特に、缶詰の内側コーティングやプラスチックボトル(例:ペットボトルや再利用可能な水筒)から食品や飲料への移行が一般的です。
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食品・飲料容器
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ポリカーボネート製の再利用可能な水筒や飲料ボトル
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プラスチック製の食品保存容器(タッパーなど)
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ベビーボトル(ただし、近年はBPAフリー製品が増加)
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缶詰の内側コーティング
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缶詰食品(例:トマト、豆類、魚、フルーツ)の内側に塗布されたエポキシ樹脂
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飲料缶(例:ソーダ、ビール)の内側コーティング
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レシート紙(感熱紙)
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スーパーやコンビニのレシート(BPAがコーティング剤として使用)
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プラスチック製の食器やキッチン用品
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プラスチック製の皿、カップ、ボウル
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一部のプラスチック製スプーンやフォーク
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医療機器・器具
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ポリカーボネート製の注射器や輸血バッグ
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歯科用シーラントやコンポジット樹脂(一部の製品)
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電子機器や家電
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ポリカーボネートを使用したスマートフォンケースやパソコン部品
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透明なプラスチック部品(例:ディスプレイカバー)
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おもちゃや子供向け製品
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硬いプラスチック製のおもちゃ(特に古い製品やBPAフリー表示のないもの)
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その他の工業製品
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自動車部品(ポリカーボネート製のヘッドライトカバーなど)
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光学レンズ(例:メガネやカメラレンズ)
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●紙コップ
●アイスクリームの容器
●清涼飲料水やお酒の缶
●缶詰の缶これらの内側には、通常プラスチックコーティングがされています。
中の飲み物や食品にビスフェノールA(BPA)が溶け出します。
BPAはホルモン撹乱作用があり、乳癌、前立腺癌などのリスクを高めます。https://t.co/UKBNC7zyXM pic.twitter.com/eeolSOvgUy— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) June 27, 2022
12、缶ジュースの缶
13、缶ビールの缶
14、メガネ、サングラス
15、CD、DVD
16、ミキサー、フードプロセッサー
17、車のパーツhttps://t.co/IY2ooSWpNt— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) October 21, 2020
”紙のコーヒーカップの内側は、プラスチックでコーティングされています。
これで熱い飲み物を飲むと、マイクロプラスチック、BPA(ビスフェノールA)、内分泌かく乱物質を多量に摂取していることになります。” https://t.co/qEpjnMiVSP pic.twitter.com/QBaXvtby16— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) December 11, 2022
虫歯予防で奥歯の小窩裂溝を埋めるシーラント。
これもやらない方がいいと思っています。理由
❶小窩裂溝は意味があり存在する(噛み合わせなど)
❷シーラント剤はBPA、または似たようなホルモンかく乱物質を含む
❸シーラントの下が虫歯になるケースも多い
❹歯面はコーティングするべきではない https://t.co/FDv4DSyyHU— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) April 10, 2024
なぜプラスチックにBPAを使用?
BPAをはじめとするビスフェノールがプラスチック製品に使われる理由は、以下の通りです。
- ビスフェノールは、ポリカーボネートプラスチックの主要な構成要素(モノマー)として使用される。
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プラスチックに硬さ、透明性、耐久性を与える。
- ビスフェノールは、耐腐食性があり密着性が高いエポキシ樹脂の主成分。
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エポキシ樹脂は、缶詰の内側のコーティングに使われる。
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プラスチックや樹脂に化学的安定性を与え、酸性や油性の内容物と反応しにくい素材を作り出す。
- レシートやチケットなどの感熱紙では、ビスフェノールは発色反応を速め、印刷の耐久性を保つ。
- ビスフェノールは安価。

BPAフリーの落とし穴・代替物質の真実
アメリカ食品医薬品局(FDA)は、2012年にようやく哺乳瓶やストロー付きカップでのBPA使用を禁止しました。
(日本の)食品衛生法の規格基準においては、ポリカーボネート製器具及び容器・包装からのビスフェノールAの溶出試験規格を2.5μg/ml(2.5ppm)以下と制限しています。
出典:厚生労働省「ビスフェノールAについてのQ&A」
BPAの規制が制定されて以来、製造元は社会の懸念に対応するため、BPAをBPS、BPF、BPB、BPZなどの他のビスフェノールに置き換え、「BPAフリー」と表記して販売してきました。
【BPA代替物質の例】
- BPS(ビスフェノールS)
- BPF(ビスフェノールF)
- BPB(ビスフェノールB)
- BPZ(ビスフェノールZ)
- BPAP(ビスフェノールAP)
- BPAF(ビスフェノールAF)
BPAとこれらの代替ビスフェノールとの違いは、BPAは名前とその害が知られていることに対し、代替ビスフェノールは新しいのであまり知られていないと言うことだけです。
製造元にとっては無害のプラスチック製品を開発するよりも、BPAと似たような化学物質で置き換える方が簡単です。
多くの影響は時間の経過とともに蓄積されて初めて明らかになるため、代替物質の影響が知れ渡り始めたら、また違う代替物質を開発して誤魔化すというスキームです。
BPAの代替物質は安全か?
BPAの健康へのリスクが問題になったために代替物質に置き換えられ始めたわけですが、EPA(米国環境保護庁)の2017年の調査によると、上で挙げた代替ビスフェノールの全てにエストロゲン様作用があります。
つまり「BPAと同様に有害である」ということです。
さらに、BPB、BPZ、BPAFの3種類においては、そのエストロゲン様作用がBPA以上であったことが分かっています。
2018年の実験では、メスのマウス胎児と生まれたばかりのオスのマウスを少量の一般的なBPA代替物質に曝露させたところ、異常な卵子と精子数の減少が見られました。
これらの異常は3世代にわたって受け継がれました。
2019年7月に発表された研究では、BPSおよびBPFへの曝露が、子どもや10代の若者の肥満と相関していることが示されています。
研究者は、2013年から2016年にかけて1,800人以上の子供から採取した尿サンプルデータを使用し、BPSおよびBPFの濃度と体重、特に全身肥満および腹部肥満との関連を発見しました。
これはBPSとBPFが肥満を引き起こすことを証明するものではありませんが、両者の間には関連性が存在します。(BPAへの曝露は肥満の一因として知られています。)
どのようなプラスチック製品を選べばいい?
ではどのようなプラスチック製品を選べばいいのか?
結論から言うと、安全なプラスチックは存在しません。
プラスチック製品を使わないことが一番安全ですが、プラスチック製品でも使用方法によっては健康リスクを最小限にできる場合があります。
ビスフェノールフリーのプラスチック
- #1 PET(ポリエチレンテレフタレート)
- 使い捨ての飲料ボトルや食品容器に広く使用。
- BPAやその代替物質を含まないことが一般的。
- 常温での使用では化学物質の溶出リスクが低い。
- リサイクル性が高い。
- 高温や繰り返しの再利用により、有害な化学物質が溶け出す可能性がある。
- 劣化するとマイクロプラスチック化。
- 傷ついたボトルは細菌の繁殖リスクが増加。
- 焼却時にアンチモンやバナジウム化合物などの残留物が環境に放出される可能性がある。
- 焼却されずに環境中に投棄された場合、1,4-ジオキサンやアセトアルデヒドなどの副産物が生成される可能性がある。
- 用途例:ペットボトル、食品包装。
- #2 HDPE(高密度ポリエチレン)
- BPAや代替ビスフェノールを含まない。
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食品接触に安全とされ、化学物質の溶出リスクが低い。
- 生分解性がないため、環境には良くない。マイクロプラスチック汚染の原因にもなる。
- 耐熱温度約120℃。
- フッ素処理されたHDPE(高密度ポリエチレン)は、永遠の化学物質と呼ばれるPFASが使用されている場合がある。
- 用途例:再利用可能な水筒、食品保存容器、牛乳、洗剤のボトル、ヨーグルト容器など。
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#4 LDPE(低密度ポリエチレン)
- BPAや代替ビスフェノールを含まない。
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食品接触に安全とされ、化学物質の溶出リスクが低い。
- マイクロプラスチック汚染の原因になる。
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注意点:高温での使用は避ける。
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用途例:食品包装、スクイーズボトル。
- #5 PP(ポリプロピレン)
- 耐熱性が高く、電子レンジ対応の容器やヨーグルト容器、ストローなどに使用。
- BPAや代替ビスフェノールを含まないことが一般的。
- 高温でも比較的安全とされるが、傷や劣化がある場合は注意。
- 劣化するとマイクロプラスチック化。
- 加工の際に添加剤として、フタル酸エステル、難燃剤、紫外線吸収剤、BPA、BHT(ブチルヒドロキシトルエン)など、有害な物質を使用する場合がある。
- 用途例:再利用可能な食品容器、ベビー用品。
プラスチックでも、リサイクルコード#3(PVC)、#6(PS)、#7(ポリカーボネートやその他)は、BPAや代替ビスフェノールを含む可能性が高いです。
プラスチック製品を安全に使うポイント
プラスチック製品を使うのであれば、高温での使用(電子レンジ、熱い飲料)は避け、傷ついたり劣化した容器は廃棄する、長期間の保管はガラスやステンレス製容器に変更などの工夫が必要です。
水分や油分をあまり含まない乾燥食品(米、豆類、パスタ、シリアル、ナッツ、ドライフルーツ、砂糖、塩、乾燥スパイスなど)や、皮付きバナナ、皮付きミカンなど、食品が直接プラスチックに接触しない場合は、使用しても健康リスクは低くなります。
安全な代替容器
プラスチックは使い勝手が良く便利ですが、健康への影響を考えると代替容器をメインで使っていくことをオススメします。
ガラス
ガラス容器は一般的に安全ですが、一部の種類には有毒な物質が含まれている可能性があります。
特に、鉛ガラス(クリスタルガラス)は食品容器に使用すると鉛が溶け出す可能性があるため注意が必要です。
また、安価なガラスや強化ガラスには、鉛やカドミウムが含まれている場合があり、これらが食品に溶け出すリスクも指摘されています。
こう言っちゃ何だけど、ダイソーの食器は鉛やカドミウム等の重金属が含まれてる可能性があるんだよね。普通の食器でも結構多いらしいけど…。
それに加え、添加物てんこ盛りのコンビニ惣菜で更に毒増し増し…。
難病療養中だったら、もっと食べ物について考えた方が良いと思う。治るものも治らないよ。 https://t.co/PVYrZsOFMM— Miracle Splash (@miracle_358) August 11, 2020
ガラスのタッパーも蓋はプラスチックのものが多いのですが、食品に触れないようにすれば問題ないです。
ステンレス
ステンレス製容器も一般的に安全ですが、一部の安価なステンレス容器は内側がプラスチックでコーティングされていることがあるため、そういうものは避けてください。
これらの金属は、敏感な人に皮膚炎やアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
これらは耐腐食性が高く、食品との接触において安全とされています。
セラミック
まとめ
お弁当箱や水筒、保存容器などのプラスチック製品に含まれ、ホルモン撹乱作用のあるBPA(ビスフェノールA)。
特に成長期の子どもが影響を受けやすいため、子どもに持たせるお弁当箱や水筒には注意が必要です。
少量でも長期間の曝露で影響が出る、3世代にわたって影響が出る可能性があるというのが怖いところですが、日本での規制は「少量ならOK」というもの…
BPAフリーの表記があるプラスチック製品であっても他のビスフェノール類が使われていれば、有害であることに変わりはなく、BPA以上に有害な場合もあるということです。
ペットボトルなど元からビスフェノールフリーのプラスチックであっても、マイクロプラスチックやフタル酸エステルなどが飲み物に移行する問題があるため、残念ながら安全なプラスチックは存在しません。
プラスチック容器を使用するのであれば、乾燥食品などの保管にとどめておきましょう。
乾燥食品以外の食品の保管には、ガラス、ステンレス、セラミック製の容器がオススメです。
プラスチックのように匂いがつかないし、油も洗えばきれいに落ちるので、一度使えばもうプラスチック容器には戻れません。
”ペットボトルの水は以前に考えられた以上のプラスチックの粒子を含みます。”
1Lのミネラルウォーターに数十万個のプラスチック粒子が含まれ、それは吸収されて血流に入る…
マイクロプラスチックは、生殖能力、腸内環境、ホルモン、認知、気分の問題に関連する化学物質が含まれています。 https://t.co/huRELlMFyH pic.twitter.com/0CrrxEO7J6— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) January 11, 2024
”BPAやマイクロプラスチックが心配ですか?
発酵食品をたくさん食べましょう。– ヨーグルトに含まれるラクトバチルスアシドフィルスは、BPAレベルを82%削減します。
– ケフィアのプロバイオティクスは、酸化ダメージから保護します。
-… https://t.co/mWIZvz7sRY— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) November 3, 2024



