2024年の統計によると、日本全国には約6万6千軒の歯科医院があり、これはコンビニの約5万5千軒を上回る数ということです。
そんなに歯科医院が多いにもかかわらず、多くの人の歯の悩みは尽きません。
歯医者に行けば行くほど虫歯が悪化していくことに気づいている人も増えており、「歯は自分で守る」というフェーズに入ってきていると感じます。
なぜ歯医者で虫歯を治療すると悪化するのか?🤔
歯の中にも血液、リンパ、DFT(象牙質内液体移送システム)などの液体が通っていて、栄養を運んだり、老廃物を排出したりしている。… pic.twitter.com/NIeFdHYjsL
— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) April 23, 2026
以前に「歯医者に行かずに自分で虫歯を治す方法」という記事を投稿しましたが、アメリカ人のダグ・シモンズという人が虫歯知らずの先住民から教わった歯のケア方法を紹介しました。
このダグ・シモンズの動画を見た際に、一番心に残った部分が「歯は圧が好き。」というところです。
歯軋りや食いしばりの弊害については耳にしても、「歯は圧が好き。」というのは初めて聞きました。
それ以来、通常の歯磨きに加え、時間があればミスワクという枝で歯磨きをするようになりましたが、この記事で紹介する中医学の「叩歯(こうし)」も、歯に圧を加える点で共通している方法であります。
叩歯は誰にでもできるとても簡単な方法です。
この記事では、叩歯とはどういう方法か、効能、やり方、注意点などを説明しています。
叩歯(こうし)とは?
叩歯とは、口を閉じて上下の歯をカチカチと軽く噛み合わせる中国の健康法です。
さらに仙人を目指す修行法「仙道」では、上下の歯をカチカチと噛み合わせることに加え、口を閉じ顔の皮膚の上から4本の指先で歯ぐき部分を軽く叩くということも行います。
叩歯(こうし)の効能
叩歯には、以下の効果が期待できます。
- 歯を丈夫にする
- 虫歯予防
- 歯周病予防
- 唾液分泌促進
- 消化を助ける
- 腎機能を助ける
- 耳鳴りを防ぐ
- 美肌と美髪
歯髄や歯槽骨を振動させ、歯と歯周組織を強化し、歯の神経、細胞、血管を活性化させ、歯体および歯周組織の血液循環を促進し、歯への栄養供給を改善し、歯周組織の病気に対する抵抗力と再生能力を高め、歯の自浄作用を増強する。
出典:百度百科「叩歯」
叩歯により、歯根、歯茎、歯の気の流れと血行が促進され、毒素の排出と栄養素の供給が改善されます。
出典:気功中国健康法「気のエネルギーヒーリング:叩歯」
叩歯(こうし)のやり方
朝起きた時に、口を閉じて上下の歯をリズミカルにカチカチと軽く噛み合わせます。
江戸時代の儒学者・貝原益軒(かいばら・えきけん)の健康にまつわる自著『養生訓』に「毎日、時々、歯を叩くこと三十六度すべし。歯かたくなり、虫くはず、歯の病なし」との記述があることから、36回ほどやるといいそうです。
それ以上できるようなら回数が多ければ多いほどいいです。
動画の男性は(分かりやすくするためか?)口を開けてカチカチ噛んでいますが、口は閉じて行ってください。
カチカチ噛んでいる時は、唾液は飲み込まないで溜めておいてください。
叩歯を行ったあと、舌で歯をなぞります。
これを咽津法(いんしんほう)と呼びます。
上の歯の裏側から始め、反時計回りに下の歯の裏側をなぞり、上の歯に戻ってきたら今度は表側をなぞり、下の歯の表側、上の歯の表側に戻ります。
溜めておいた唾液を、3回に分けて飲み込みます。
この唾液は腎臓まで運ばれ、栄養補給し、腎機能を改善し、疲労を和らげます。
この舌で歯をなぞる動作は、アルカリ性の高い唾液の分泌を促します。アルカリ性の高い唾液は、西洋医学でも健康な歯に良いとされています。
出典:気功中国健康法「気のエネルギーヒーリング:叩歯」
さらに、口を閉じ顔の皮膚の上から4本の指先で歯ぐき部分を軽く叩きます。
こちらの動画がわかりやすいです。
叩歯(こうし)の注意点
基本的に朝起きた時に行いますが、できるようでしたら食後や寝る前にも行ってください。
強く噛み締めず、歯根や歯槽骨に振動が伝わるくらいの強さで行ってください。
継続することで効果を発揮します。できるだけ休まず毎日行いましょう。
歯や歯ぐきに痛み、炎症がある場合、歯にひび割れがある場合、歯周病が進行していて歯の動揺(ぐらつき)がある場合、入れ歯が合っていない場合、顎関節症の症状がある場合は行わないでください。
長時間やりすぎないでください。(1回5〜10分程度まで)
歯や根に負担をかけず、無理のない範囲で、日々の健康習慣として継続することが重要です。
まとめ
カチカチと軽く噛むことで圧をかけて歯や歯周組織を丈夫にする「叩歯(こうし)」について、その効能ややり方を説明しました。
同じく歯や歯周組織を丈夫にする方法として、塩水うがいがあります。
塩水を口に含むことで浸透圧がかかるため、叩歯と繋がるところがあります。
体を押したりマッサージすることによって血行やリンパの流れを改善することと同様、歯にも圧をかけて内部の液体の流れを促進する必要があります。
中国では、叩歯を行うとともに、「食事の際は食べ物が液体になるまで嚙め」と言われています。
消化吸収の促進になるほか、その際に出る唾液が虫歯予防効果を持つそうです。
虫歯がある方は、ぜひその唾液を舌で虫歯に塗りつけて再石灰化を促進してください。
脱灰した(虫歯になりかけた)歯質は、唾液に触れることによって再石灰化する(虫歯が治る)。
それなのに、ほとんどの歯磨き粉はグリセリン配合。
グリセリンが歯の表面に膜を作り、歯を唾液からブロックしてしまう。
歯磨き粉を使うから虫歯になる図式。 pic.twitter.com/ZU5EuzEYLp— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) April 18, 2026



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