幹細胞移植などの再生医療に期待しても無駄!前提から根本的に間違いが…

健康

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「難病を患っている」
「子どもが自閉症」
「脊椎損傷による麻痺がある」

などなど、一般的に「治らない」とされている症状にお悩みの場合、万能細胞(さまざまな組織や臓器の細胞に分化できる細胞)とも呼ばれる幹細胞が、体の問題がある組織を新しく作り変えてくれる再生医療の存在知り、夢のような治療に希望を持った人は多いと思います。

しかし、この再生医療には根本的な問題があるため、治癒しないことはもちろん、さらなる問題を生む可能性があります。

周りを見回しても完全健康体の人などいない現在。
これは現在主流の標準医療の根本的な考え方が間違っていることも原因の一つだと思います。

そんな標準医療が間違いを正すことなく推し進めようとしている再生医療がうまくいくわけがありません。

この記事では、特に幹細胞移植に注目し、生物学者で医学博士の千島喜久男博士が提唱した「千島学説」を例に挙げながら再生医療を受けるべきではない理由を説明します。
幹細胞移植を希望されている方、幹細胞ドナーや幹細胞バンクでの幹細胞保管を検討されている方の参考になれば幸いです。

 

再生医療とは?

怪我や病気などにより機能障害に陥った組織、臓器、細胞などを再生させるために、細胞や遺伝子などを使って身体機能を回復させる医療を「再生医療」と呼びます。

再生医療の治療法は、以下のようなものがあります。

  • 細胞療法
  • 組織工学
  • 遺伝子治療
  • 成長因子・サイトカイン療法
  • エクソソーム・マイクロRNA療法
  • 低強度パルス超音波や物理療法

 

具体的には、以下のような疾患や症状に再生医療が有効な可能性があるとされています。

  • 血管の病気:脳梗塞、心筋梗塞、腎不全初期、認知症初期、糖尿病など
  • 神経の病気:小児麻痺、脳梗塞、認知症、パーキンソン病など
  • 軟骨・骨の病気:変形性関節炎、リウマチなど
  • その他:肝障害、皮膚の損傷治癒促進、自己免疫疾患、脊髄損傷、網膜の病気、歯科疾患、不妊など

疾患の治療だけでなく、美容目的での肌の治療などにも応用されています。

かなり様々な疾患や症状を改善させる期待があるため、夢のような画期的な治療法が出てきたとメディアで持ち上げられています。

 

幹細胞とは?

近年注目されている再生医療で、幹細胞やiPS細胞を使った治療法があります。

幹細胞とは、血液細胞、皮膚細胞、神経細胞など、あらゆる体細胞に分化(変化)できる細胞のことを言います。

幹細胞は、2種類に分けられます。

  • 多能性幹細胞:どのような細胞でも作り出すことができる細胞、【例】ES細胞(胚性幹細胞)、iPS細胞(人工多能性幹細胞)
  • 組織幹細胞:特定の細胞を作り出すことができる細胞、【例】造血幹細胞であれば血液系の細胞のみ、神経幹細胞であれば神経系の細胞のみ作り出すことができる

 

幹細胞治療に使用する幹細胞は、採血手術培養のいずれか、またはこれらの組み合わせによって用意されます。
白血病、リンパ腫、多発性骨髄腫などの造血幹細胞移植(HSCT)用の幹細胞は、血液から採取されます。
造血幹細胞移植用の幹細胞は、骨髄採取の場合もあり、全身または局所麻酔下で、骨盤(腸骨)から骨髄を針で吸引します。
関節炎、自己免疫疾患、組織修復(臨床試験段階)用の場合、脂肪吸引手術で脂肪組織を採取し、脂肪由来間葉系幹細胞を分離します。
採取した幹細胞は、冷凍保存されたり、培養で増殖・分化させ、治療に適した状態に準備されます。
iPS細胞とは、細胞を遺伝子操作した人工的な幹細胞のことです。
これを培養して組織や臓器を作り、移植や検査に使用します。

千島学説とは?

千島学説とは、生物学者で医学博士の千島喜久男博士(1899〜1978年)が提唱した学説です。

千島学説の8つの原理は、以下の通りです。

  1. 赤血球は様々な体細胞が分化する母体である【赤血球分化説】
  2. すべての細胞(体細胞、生殖細胞、さらにがん細胞など)は赤血球から分化し、条件により後戻りもする【赤血球の可逆分化説】
  3. 病原体は感染ではなく体内で自然発生する【病原体自然発生説】
  4. 細胞は細胞分裂で増えるのではなく新生する【細胞新生説】
  5. 造血は骨髄ではなく、小腸絨毛で起こる【腸管造血説】
  6. 一生の間に、環境によってはぐくまれた形質(獲得形質)は子孫に遺伝する
  7. 進化は進化論「適者生存」ではなく、同種あるいは異種の生物間の共生現象である
  8. 私の(生命)弁証法は、唯物弁証法と唯心弁証法を止揚し統一したもの

 

生物学、遺伝学、血液学、細菌学などの定説が崩れることになる千島の主張は、標準医学会からは黙殺されましたが、代替医療の分野では根強く支持する声があります。

 

千島学説によると、

食べ物が腸で取り込まれる

それが血液となり全身をめぐる

臓器、骨、肉などの組織を形成する

 

さらにこれの逆の現象も起きます。
空腹時や飢餓状態では、

肉が血に戻る

血が栄養素に戻る

食べなくても生命が維持される(体重は減る)

 

教科書には出てきませんが、私たちも毎日お腹が空いたりご飯を食べたりするので、この現象は当たり前のように思えます。

【食べ物→血→肉】、【肉→血→食べ物】この現象が体の中では絶えず起きています。

 

千島学説とは、生物学者 千島喜久男博士が、1963年から提唱した学説です。千島学説の特徴として、現代医学の常識とは全く異なる学説であります。
そのため、千島喜久男博士の考え方を容認すると、現代医学が成り立たなくなってしまうため、
学会からは黙殺・敬遠・タブーとされてきました。

千島学説の考え方の一例
・血液は小腸の絨毛で造られる説。
(現代医学では、血液は骨髄から造られるという考え)
・細胞は、赤血球が変化したものという説
(現代医学では、細胞は同じ細胞からできるという考え)
・輸血は危ない
(輸血の恐ろしさは、医者が一番良く知っている。どんなに適合性を調べて輸血しても、死亡率50%の溶血反応が起こる可能性がある。また、輸血にまつわる感染もなくなる。)
・骨髄移植は危ない
(移植の際、患者はさまざまな危険な処置をされる。また、移植後、他の病状が出たり再発したりしている。)
・ガンは摘出するべきではない
(ガン細胞は赤血球からできている。摘出しても根本を解決しないと転移する。)
などです。

千島学説は当時も、2011年の今でも、現代医学からは受け入れられておりません。
しかし、東洋医学を学ぶ人間から少しずつ支持されてきています。

なぜ東洋医学を学ぶ人間が支持するのでしょうか?
それは、千島学説の理論が実際の治療とずばり一致しているからです。

出典:千島学説研究会「千島学説とは」

 

千島学説の、赤血球分化説(赤血球が白血球となる)、腸管造血説(血は腸で造られる)、赤血球の可逆分化説(体細胞は赤血球に戻る)、細胞新生説(細胞は分裂増殖するのではない、有機物から形成される)などの説が正しいとすると、標準医療が推し進める幹細胞を使った再生医療はその根本から間違っていることになります。

 

現代医学者を笑い飛ばすのは大沼志郎博士(名古屋、ナチュラルメディスン会長)
「骨髄造血なんて、とっくに破綻していますよ。腸管造血に反論一つできない。それでも、かれらは必死でしがみついている。そして、とんでもない悲劇も起こっています。」
出典:STAP細胞の正体「再生医療は幻想だ」復活!千島・森下学説 船瀬俊介

 

幹細胞移植を行うべきではない3つの理由

千島学説の主張に基づき、幹細胞移植を行うべきでない理由を以下に3つ挙げます。

1、幹細胞移植は不自然で身体の調和を乱す

万能細胞とする幹細胞で組織や臓器の修復を図りたい標準医療ですが、もともと体の中は万能細胞だらけ。

赤血球が体内で自然にすべての細胞(組織細胞や幹細胞)に分化できるため、外部からの幹細胞導入は不要かつ不自然です。
身体は全体として調和しており、造血幹細胞移植など局所的な介入はこの調和を乱す可能性があります。

幹細胞移植は、標準医療がドイツ人病理学者ウィルヒョウ(1821〜1902年)の「生命は物質」とする『人体機械論』が根底にあります。
「身体は全体として調和している」ということを否定する理論です。

身体の各組織に繋がりがあるというのは素人でもわかるようなことですが、この人体機械論を根底にする標準医療は、不調のある部位を取り除いたり、入れ替えたりすることを行います。

例えばiPS細胞による再生医療では、患者から採取した体細胞を遺伝子操作してiPS細胞を作製し、それを培養して必要な組織や細胞を作成するプロセスが一般的です。

2025年現在、iPS細胞による再生医療は実用化はされていませんが、iPS細胞はがん化する懸念があります。

 

iPS細胞はガン細胞を増殖させるリスクを秘めている。つまり「発ガンリスクがある。」それは「この道のプロの研究者は、皆、ご存知。」という。丹波医師は、iPS細胞ノーベル賞に、ただ熱狂するだけのメディアにも苦言を呈する。「『常に発ガンの危険が伴いますよ』となぜ初めから言わないのでしょうか」
出典:STAP細胞の正体「再生医療は幻想だ」復活!千島・森下学説 船瀬俊介

 

iPS細胞を増殖させるために、人体に備わっている「R B」と「P53」という増殖抑制酵素を破壊する操作を行っており、これによりiPS細胞は無事増殖しますが、同時にがん細胞も増殖するということです。

 

iPS細胞はノーベル賞を受賞したとはいえ、万能細胞として不備が多い。まず、四つの遺伝子を細胞に注入する。さらに、その核を皮ふ細胞(体細胞)などに移植する。じつに手間がかかる。極めて高度な技術も求められる。それでも万能細胞となる初期化率は、わずか0.2%。加えて、初期化したiPS細胞はガン化しやすい、という重大欠点もある。
出典:STAP細胞の正体「再生医療は幻想だ」復活!千島・森下学説 船瀬俊介

 

2、免疫抑制剤の使用が自然治癒力を損なう

他人からの造血幹細胞を移植する「同種幹細胞移植」では、移植片対宿主病(GVHD)や拒絶反応を防ぐため免疫抑制剤(例:シクロスポリン)が用いられます。

この免疫抑制剤には、腎障害、高血圧、体液貯留、中枢神経系の副作用が報告されているため、体に有害であることがわかります。

それ以前に、輸血でも移植でも拒絶反応が起こるということは、体がそれを異物として判断しているということです。

体が異物を異物と判断できなくなるような薬を使い、異物を体に入れる。
こんな治療で予後が良くなるわけがありません。

「再生医療とは、人が生まれながらにして持っている自然治癒力を利用した治療法」という説明も見かけますが、これはミスリーディングだと思います。

本来の自然治癒力は、異物を排出することで発揮されます。
異物を入れるということは、本末転倒です。

 

3、赤血球の自然再生能力を無視している

千島学説では、赤血球は体内で必要な細胞に自由に分化でき、病気は血液の質の低下で起こると主張されています。

適切な環境(菜食、断食、ストレス軽減)で血液を浄化すれば、赤血球が組織や臓器を再生してくれるという主張です。
幹細胞移植は、この自然な再生能力を無視し、外部から人工的に細胞を導入する誤ったアプローチになります。
千島学説では、白血病やリンパ腫などの疾患も、血液環境の改善で赤血球が正常な造血機能を回復させるとされ、移植は不要と考えます。
移植に伴う前処置(高用量化学療法)は血液をさらに汚染し、治癒を妨げることにつながります。

 

 

 

幹細胞バンク、臍帯血バンクのスキャンダル

将来子どもやその家族が幹細胞治療が必要になった時のために、幹細胞が豊富に含まれるへその緒の中の血液を有料で冷凍保存してくれる民間臍帯血バンク。

民間臍帯血バンクで臍帯血を保管するには、通常、高額な初期費用と毎年の保管費用がかかります。

高額な費用にも関わらず、民間臍帯血バンクの不祥事が多い印象です。

幹細胞治療の間違いとは直接関係はありませんが、幹細胞保存を検討されている方の参考になると思うのでいくつか紹介します。

 

スイスCryo-Save社の不祥事

Lost Cells
Explore 'Lost Cells,' a podcast delving into private stem cell banking and the challenges faced by European families.

【要約】

一時期はヨーロッパ最大の臍帯血バンクだったスイスのCryo-Save社。

スペイン人のルイ・ダニエルは、自身の白血病発症後、奥さんが妊娠。
奥さんが自分の娘を出産する際に臍帯血をCryo-Save社に保管し、自分の白血病治療に使用するつもりでした。
今すぐにでも治療を開始したいルイ・ダニエルでしたが、散々待たされ、やっと受け取った幹細胞はただの血液でした。

セルビア人のタチアナは、娘を出産する際に将来万が一の時に備え、臍帯血を保管することを決めました。
臍帯血バンクを選ぶ際、スイスという信頼できそうな国にあるCryo-Save社を選びました。
その後、娘が自閉症であることを知り、アメリカ・ノースカロライナ州のデューク大学に自閉症の幹細胞治療の治験を受ける交渉をします。
治験は受けられることになりましたが、出産時に必要な書類にサインしなかったことで、治験の話は白紙に戻されそうになりました。
結局、書類の問題はなんとか解決できましたが、今度は幹細胞の輸送の問題が起きます。
輸送の遅延に次ぐ遅延の末、やっとアメリカに到着した冷凍保存された幹細胞を、税関職員が開封してしまい、温度が上がり解凍されてしまった幹細胞は、使い物にならなくなりました。

両方のケースでCryo-Save社からの謝罪も返金もありませんでした。

Cryo-Save社では、同じような体験をした顧客が他にもたくさんおり、被害者や不安を感じる顧客たちがFacebookでグループを形成。
Cryo-Save社はブラック企業で、従業員への給料の未払い、従業員への脅し、関係者に嘘をつくことが横行し、臍帯血の管理もかなりずさんだったことが明らかになります。
会社が一番力を入れていたのは、マーケティングでした。

顧客の許可なく第三機関に売られた幹細胞もあり、元従業員の証言では、保管された幹細胞は「どうせ誰も使わない」と見込んだ上で管理されていたということです。

被害者の声を聞き、スイスの保健機関がCryo-Save社の捜査に乗り出しましたが、会社は捜査前ギリギリに保管している幹細胞や書類など全てのものをポーランドに移送。
会社自体も別の民間会社に売却されました。

顧客はこの移送のことをずっと後に知らされ、自分の子どもの臍帯血がまだちゃんとあるのか?他の子どものものと混同されていないか?幹細胞はちゃんと使える状態で保管されているか?など、不安な気持ちになります。

諦められないルイ・ダニエルは、ポーランドまで自分の娘の幹細胞を探しに行き、最終的に見つけることができました。
しかし張り切って白血病の幹細胞治療を受けに行った先の医師に、「娘さんの幹細胞は使えない。これを移植したらあなたは10〜20%の確率で死ぬ。他人の幹細胞を使った方がいい。」と言われ、振り出しに戻ります。

デューク大学で幹細胞移植を行うカーツバーグ医師は、民間臍帯血バンクが顧客に正しい情報を与えず、過度に期待をもたせていることを懸念しています。

アメリカでは、FDA(アメリカ食品医薬品局)が幹細胞バンクの規制を作る際、ロビー活動があったため、規制は公立幹細胞バンクのみに適用になりました。

Cryo-Save社は最終的に破産しましたが、顧客の支払った高額費用がどこに消えたかはまだわかっていません。

 

カナダCCBR社の不祥事

Alberta couple raises contamination concerns as Health Canada cracks down on cord blood clinic | CBC News
Hundreds of umbilical cord blood specimens at an Edmonton repository remain in regulatory limbo as Health Canada continu...

【要約】

セリグマン夫妻は、(2024年時点で)12歳と9歳になる2人の子どもの臍帯血を、カナダ・アルバータ州エドモントンにある民間幹細胞バンク、カナダ臍帯血バイオリポジトリ(CCBR)に保管するために、3,900ドル以上を費やしました。

その間、カナダ保健省は、一般市民からの報告を受け、CCBRの施設に調査に入っています。
カナダ保健省は、CCBR施設では不衛生な環境で血液の処理、検査、保管を行っており、保管されている臍帯血が感染症の蔓延や汚染など、深刻な健康リスクをもたらす可能性があると警告。
また、保管施設では、処理中の温度、湿度の管理、汚染を監視するための対策が不十分でした。

問題が発覚してから約1年が経過した現在も、安全性が十分でなく不衛生な環境について警告を発し続けており、数百点に及ぶ臍帯血サンプルの生存能力については疑問が残ります。
また、資格を有する人員の不足、校正されていない機器、記録管理の不備についても懸念があり、CCBRでは自己血使用のための血液の保管のみが許可されているにも関わらず、臍帯血がドナー以外の人によって使用できる可能性があることを宣伝していました。

カナダ保健省は、CCBRの保管施設が命令どおりに是正措置計画を提出していないと述べています。
同施設は新規サンプルの受け入れを禁止されています。

CCBRは、サンプル1つにつき約900ドルの処理費用と、その後は年間約110ドルの年会費を請求しています。

セリグマン夫妻はニュースでこのことを知り、その後、CCBRからの年会費の請求書を受け取りました。
安全基準について不安に思った夫妻はCCBRに問い合わせると、返ってきた回答はこのようなものでした。

「カナダ保健省の検査官は知識不足で、報告書に誤った情報があった。」
「規制の観点から、施設に欠陥はない。」
「施設に保管されているサンプルは、遺伝子操作をしない移植には使用できない。」
「遺伝子操作をしない幹細胞移植は、もはや時代遅れの医療。」

現在セリグマン夫妻は、子どもたちの臍帯血サンプルをどうするか迷っています。

「費用はかかりますが、それ以上に、もっと大きなものに投資しているんです」とカーリー・セリグマンは言います。
「臍帯血は、一度きりのチャンスですから。」

 

ニューヨークタイムスの調査(2024年)

Promised Cures, Tainted Cells: How Cord Blood Banks Mislead Parents
Families pay thousands of dollars to store their children’s stem cells with the hope of a healthier future. But the cell...

 

【和訳】

ここ数年、出産を控えている妊婦の多くは、「臍帯血を冷凍保存するべきです。将来必要になるかもしれません。」というアドバイスを受けます。

臍帯血バンクのパンフレットには、臍帯血で80種類以上の病気を治癒させることができる、例えばがん、自己免疫疾患、代謝障害など、と記載されていますが、ニューヨークタイムスが調べたところ、これはミスリーディングな可能性があります。

臍帯血は、赤ちゃんと胎盤をつなぐへその緒の中にある血液です。
臍帯血は、万能細胞である幹細胞を含み、この幹細胞は免疫細胞にも造血細胞にもなれます。

臍帯血を保管するには、通常、初期費用が1,000〜3,000ドルかかります。
それに加え、年間の保管料が100〜400ドルかかります。

1990年代から2000年代半ばにかけて、臍帯血移植の件数が急増しました。
幹細胞バンク、臍帯血バンクも、この時期に増えました。

2008〜2010年頃から、医療は別の幹細胞入手方法を発見。
患者はドナーと型が適合する必要がなくなり、臍帯血移植の件数は減っていきます。

臍帯血の需要が減ったにも関わらず、臍帯血バンク産業は衰えていません。

かなりの数のサンプルが保管されていますが、これは臍帯血バンク産業が患者と医師に「1度しかないチャンス」とマーケティングを行ったことの成果です。

親が治療のために保管していた臍帯血を使用しようとしても、半数以上の場合で使用できません。
サンプルに十分な量の幹細胞が入っていない、またはサンプルが菌で汚染されていることが多いためです。

多くの臍帯血バンクは、サンプルを受け取ると汚染検査を行いますが、検査結果は患者には伝えません。
患者は何年も保管した後に、サンプルが使用不可であることを知ることもあります。

出産には不安や期待が付きまとうため、どうしても勧誘に引っかかりやすくなります。
臍帯血バンクの元営業をしていた人物ですら、「患者の不安につけ込む手法に罪悪感を抱いていた」とコメントしています。

 

 

まとめ

体には赤血球という万能細胞を作り出せる血球がすでに備わっているにも関わらず、現代の標準医療では、他人から採った幹細胞を移植したり、遺伝子操作した幹細胞で臓器を作ったりということをやり始めています。

細胞のでき方、増え方すら正しく理解していない標準医学が、間違いを認めずに新しい治療法を開発しても、上手くいくわけがありません。

この記事で何度か引用した船瀬俊介さんの『STAP細胞の正体「再生医療は幻想だ」復活!千島・森下学説』でも指摘されていますが、今までも抗生物質、抗がん剤、向精神薬、ワクチンなど、標準医療が自信を持って推し進めてきたものが素晴らしい特効薬だったためしがありません。

そして標準医学は間違いを認めて正す、謝罪するということは行いません。

 

 

 

医学は、「細菌やウイルスが病気を引き起こす」という『病原菌理論』、「生命は物質」とする『人体機械論』の間違いを認めない限り、進歩はないでしょう。

病原菌理論については、こちらの記事に詳しく書いています。

あなたが病気になる本当の理由・第3章「病原菌理論の虚偽」
ドーン・レスター、デビット・パーカー著「What really makes you ill?(あなたが病気になる本当の理由)」という本の第3章「病原菌理論の虚偽」の内容を要約して紹介しています。医薬品、ワクチンのベースになっている考えである病原菌理論は間違っているということを説明しています。

 

再生医療も、これからどれだけ進歩したとしても、根本を見直さない限り夢の治療法にはなりません。

したがって、幹細胞治療を希望したり、臍帯血バンク、幹細胞バンクへの登録やドナーになることは避けた方がいいでしょう。

 

 

 

再生医療の推進には多額のお金、税金が使われているので、これから今まで以上に再生医療バブルに火がつくことが予想されます。

健康という人の弱みにつけ込み、耳障りのいい言葉を巧みに使って誘ってくると思われますが、騙されないように気をつけてください。

 

ほとんどの不調の原因は、以下の3つです。

  1. 栄養不足
  2. ストレス

 

 

不調を改善させるには、まずこの3つの原因を取り除くことが重要です。
外来の細胞を体に入れることではありません。

 

 

 

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