炎症・酸化ストレスを解消する代替療法「ルートコーズプロトコル(RCP)」

健康

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○○ダイエット、○○療法、○○式といった、食事内容改善を中心とした代替療法を試したことがある方は多いかもしれません。

効果を得られた方、効果は得られたけどまた元に戻ってしまった方、効果を得られなかった方など、色々あると思います。

ルートコーズプロトコル(以下RCP)は、日本語にすると「根本原因療法」といった感じです。

不調の根本原因は細胞レベルでの「炎症」と「酸化ストレス」とし、ミネラルバランスの改善により炎症と酸化ストレスを軽減し、慢性疾患を治癒していくことが目的の療法です。

慢性疾患とは、例えば以下のような症状です。

  • 心血管疾患
  • 糖尿病
  • 高血圧
  • 貧血
  • 神経系疾患
  • アレルギー疾患
  • 内分泌疾患
  • 自己免疫疾患
  • 関節炎
  • がん

 

RCPは、ミネラルの中でも、特に「銅」「鉄」「マグネシウム」に重点を置いています。

 

カンジダダイエットや重金属デトックス、パラサイトクレンズなど、複数の代替療法を行ってきた私ですが、ビタミンDサプリメントの弊害について調べる中、RCPを知り興味を持ちました。

 

元々取り入れていることもありましたが、新しく知ることもあり、現在RCPを意識した生活を心がけています。
ついこの間まで重度のカンジダだった私には、RCPを取り入れてみた体感はかなりいいため、記事に書いて紹介したいと思いました。

 

この記事を読むことで、長年悩まされてきた不調の根本原因解決の糸口がつかめる可能性があります。

 

 

ルートコーズプロトコル(RCP)とは?

元々アメリカの現代主流医療で医療従事者だったモーリー・ロビンスが始めた代替療法で、2009年から始まっています。

Root Cause Protocol | Reverse Inflammation | Morley Robbins
Reverse inflammatory disease and oxidative stress by following the steps of the Root Cause Protocol, created by medical researcher, Morley Robbins.

上記のRCPのホームページから、「ハンドブック」と呼ばれる療法の手順のPDFファイルをダウンロードできます。

この記事ではハンドブックの概要だけ紹介しますが、ハンドブックのPDFファイルはシェアせず、欲しい人はRCPのホームページからダウンロードしてくださいということなので、詳しいことが知りたい方はダウンロードしてみてください。
たまにアップデートがあるようですが、現在51ページあり、詳しい説明があります。

 

ハンドブックに沿って療法を行い、個人的なコンサルティングを希望する人には、RCP認定コンサルタントからのコンサルや毛髪検査・血液検査などを受けることもできるそうです。

RCPは日本ではおそらく全く広まっていない療法なため、日本語でのコンサルは現在はないと思います。

その他には、オンライン講座を定期的に開催し、オンラインのコミュニティーではサポートグループなども形成されているそうです。

 

RCPは、細胞エネルギーを最適化するために、銅、鉄、マグネシウムのバランスの回復に重点を置いています。

酸化しやすい鉄は食事やサプリメントから摂取するものではなく、生体利用可能な銅の存在が体内の鉄利用を可能にするという考え方です。
さらにマグネシウムの摂取とマグネシウムの消耗を抑えることにも重点を置いています。

それにより細胞エネルギーレベルを高め、疾患を予防・治癒させていきます。

現代医療と異なる点は、病原体や毒素など体内に入ってくる異物に注目するのではなく、体の細胞を健康にし異物が入ってきても対処できる状態にしておくという考え方です。

 

RCPハンドブックには、「STOPS」という生活の中で避けるもの、「STARTS」という取り入れるもののリストがあります。

 

STOPS(避けるもの)

STOPS(避けるもの)のリストは、以下の通りです。

  1. 鉄サプリメント、鉄剤、鉄分強化食品、鉄分が添加されているもの全て
  2. ビタミンDサプリメント、ビタミンD添加食品
  3. カルシウムサプリメント
  4. 亜鉛サプリメント
  5. モリブデンサプリメント
  6. マルチビタミンサプリメント、妊婦用サプリメント
  7. 合成ビタミンBサプリメント
  8. 合成アスコルビン酸(ビタミンC)サプリメント、合成クエン酸
  9. 合成甘味料、異性化糖(ブドウ糖果糖液糖。、果糖ブドウ糖液糖)
  10. オメガ6油脂(サラダ油、大豆油、キャノーラ油など)
  11. フッ化物(歯磨き粉、歯科フッ素塗布剤など)
  12. 抗生物質としてのコロイダルシルバーの使用
  13. 低脂肪、高炭水化物、加工食品、精製食品の摂取
  14. 環境毒素への曝露(ブルーライト、電磁波など)

 

これらのSTOPSを避けるだけで、体内の生体利用可能な銅にかなりの影響があるということです。

STOPSは期間限定で避けるのではなく、一生避けた方がいいものと言えます。
STOPSのリスト一つ一つ、なぜ避けたほうがいいかの理由は、ハンドブックに書いてあります。

 

 

 

 

 

STARTS(取り入れるもの)

STOPSができたらSTARTSを始めますが、全部を同時に始めるのではなく少しずつで大丈夫です。

STARTS(取り入れるもの)のリストは、以下の通りです。
STARTSは、4段階に分かれています。

 

【段階1】基礎

  1. アドレナルカクテル(※)
  2. マグネシウム経皮吸収
  3. 天然源からのビタミンC摂取
  4. マグネシウム摂取
  5. 牛レバー(グラスフェッド&オーガニック)の摂取

※アドレナルカクテルとは、ビタミンC、ナトリウム、カリウムに焦点を当てたドリンク。お酒は入っていません。オレンジジュース、ココナッツウォーター、天然塩を混ぜて作るか、サプリメントで摂取します。

 

Jigsaw Health, Adrenal Cocktail(アドレナルカクテル)+ホールフードビタミンC、243g(8.57オンス)
created by Rinker
Jigsaw Health(ジグソーヘルス)

 

 

【段階2】栄養サポート

  1. 遺伝的に受け継がれたホールフード(日本人なら日本食)と、ろ過されたミネラルウォーターの摂取
  2. 天然源からのビタミンB群摂取(※)
  3. 食事からのビタミンE摂取
  4. ホウ素摂取
  5. タラ肝油摂取

※ビーポーレン(蜂花粉)やニュートリショナルイーストなど。

 

 

【段階3】上級栄養サポート

  1. タウリン摂取
  2. 珪藻土摂取
  3. 食事からのヨウ素摂取

 

【段階X】ディープサポート

  1. 献血
  2. ヒスタミンレベル、反応の管理
  3. 感情的ストレスの解消
  4. 生体内エネルギーの流れの強化
  5. 日常的な太陽光への曝露
  6. 楽しめる運動

 

 

 

あまり急いでやるとダイオフ症状が出ることもあるので、気をつけてください。

【カンジダダイエット】ダイオフ(Die-Off)症状とは?期間は?対策は?
カンジダダイエットや糖質ダイエットなどの食事療法をすると高い確率で現れる「ダイオフ」という症状。この記事ではダイオフとは何か?ダイオフの期間は?ダイオフの対策は?という疑問を私の体験を交えて説明しています。

 

試した人の声

RCPのウェブサイトから、RCPを試した人の声をいくつか紹介します。

 

●RCPは、自己免疫疾患(虹彩炎、甲状腺炎、関節リウマチ、子宮内膜症)、低血糖、血糖安定性の問題、疲労、代謝の問題に役立ちました。30年も患っていた自己免疫疾患(虹彩炎、リウマチ)、低血糖は、始めて2週間で治りました。甲状腺炎の治癒はもう少しゆっくりです。
シーラ・K

●唾液検査で鉄分濃度が有毒範囲にあることが判明した後、RCPのサイトを見つけました。ほんの数か月間続けてきただけですが、すでに大きな変化をもたらしています。エネルギーの向上など、他のいくつかのプラスの効果に加えて、痛みを伴う筋膜炎が大幅に改善されました。
デイブ・B

●私は良質の肉、野菜、果物を含む非常に健康的な食生活を送っていましたが、フェリチンレベルは低いままで、根本的な疲労に悩まされていました。RCPに出会いジグソーのアドレナルカクテルサプリメント摂取を始めて以来、低フェリチンレベルは過去のものです。マグネシウムが生涯にわたる低フェリチンレベルの解決策であると誰が想像したでしょうか。
ウェンディー・P

●私は10年間パレオダイエットを行ってきましたが、それでもいくつかの問題(主に疲労)がありました。RCPにはそこまで期待していませんでしたが、始めて5〜6週間でエネルギーレベルがこれまでよりもはるかに高くなっていることに気づきました。11年間患っている橋本病も落ち着いています。
サナ・G

●初めてハンドブックを読んだとき泣きました。 私はここ10年間、鉄サプリメント(肉体的にも精神的にも)に依存してきました。 貧血を改善する良い方法があると聞いて驚きました。重度で頻繁にあった偏頭痛が改善しました。
リサ・A

●先週、定期の首の超音波検査を受けに行ったとき、甲状腺結節は消えていました。 足のクモ状静脈が消えたのでスカートが履けるようになりました。3週間おきに行っていた白髪染めが、4〜5週間おきになるくらい白髪が目立たなくなってきました。
ジーナ・B

●RCPを始めて18か月、体重は12kg 減り、貧血は22年間で初めて解消され、多嚢胞性卵巣症候群も解消されました。
ロズブリッグ・D

●歯科衛生士であり、ホリスティック看護師でもある私は、悩みの歯茎からの出血をあらゆる方法で改善させようとしていました。RCPを始めて約1年。歯茎から出血しなくなり興奮しています。
バーバラ・G.C.B.

●チック症に悩まされていた私の7歳の娘は、グリシン酸マグネシウム摂取を含むRCPを行って3週間、症状が出なくなりました。本当に感謝しています。
ダニエル・H.C.

●私は12歳から水虫を患っていて、足もひどく臭い、どれだけ洗ったり治療したりしてもダメでした。市販薬や処方薬は無駄。本当に全部試してみました。数十年が経ち、私は足の真菌や水虫、そしてこれらすべてが臓器の重度の鉄毒性に関係していることを知りました。ホウ砂の足湯とRCPを行ったら、真菌は治り二度と戻ってきませんでした。水虫の根本原因は、鉄分過剰で有毒な状態でした。
V.S.F.

●30年以上電気技師を務めていた85歳の祖父は、緑内障を患い5回手術を受けましたが視力はどんどん低下。背骨の湾曲、胸焼け、下肢の静脈不全、尿失禁、便秘などに悩まされていました。認知症と診断され、私の家族は介護を始めましたが祖父のニーズに対応できず、介護施設に入居。施設で転倒し極度の骨粗鬆症から右大腿骨の球関節が完全に骨折しました。サポート付きのRCPを開始し、わずか2週間後には記憶力が改善。今は目で物を追えるようになり、処方薬も徐々に断薬できています。
アリシア・S

 

まとめ

RCP(ルートコーズプロトコル)とは、体調不良、慢性疾患の根本原因を解決する代替療法であり、具体的には合成ビタミンや生体利用率の低いミネラルのサプリメントなどを避け、主に食事から必要な栄養素を摂取する方法です。

ミネラルバランスに重点を置き、特に銅、鉄、マグネシウムを重要視していますが、この中でサプリメントで補うことを推奨しているのはマグネシウムのみです。
マグネシウム補給が生体利用可能な銅のレベルを上げ、生体利用可能な銅が体内の鉄のリサイクルを可能にします。

その他には、アドレナルカクテル(サプリで代用可)、タラ肝油、ビーポーレン、ホウ素(ホウ砂)、珪藻土などの摂取が推奨されています。

 

Jigsaw Health, Adrenal Cocktail(アドレナルカクテル)+ホールフードビタミンC、243g(8.57オンス)
created by Rinker
Jigsaw Health(ジグソーヘルス)

 

現在40代半ばの私ですが、特に多くの人が複数回のコロナワクチン接種を受け入れてしまった後くらいから、周りで貧血が勃発。
男性は糖尿病、女性はホルモン異常が本当に増えたと感じています。(もちろんその他の症状も!)

 

10年以上現代病であるカンジダ改善に取り組み、2019年からブログなどで健康情報の発信を行っている私には、RCPのプロトコルは今までの発信の内容を詰め込んだような内容だったので、この記事を書いていても過去に書いた記事の内部リンクが多くなりました。

「STOPSに種子油は入れないのかな?」など、多少疑問に思う点はありますが、悪いものは避け良いものを取り入れるというシンプルなやり方は共感度が高いです。

健康を維持するために、現代医療や主流メディアはもはや信用できません。
かと言って数ある代替療法も微妙なものもあり、何を信じていいのかわからない状態ですが、この記事によりRCPという療法があるということを知っていただき、良し悪しは個人個人で判断していただければと思います。

 

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