《健康にいい油と悪い油のリスト》酸化しやすい油はとにかく避ける

食の安全

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オリーブオイルやココナッツオイル、キャノーラ油などの植物性の油。
バターやギー、ラードなどの動物性の油。

食用の油はたくさん種類があり情報もあふれているため、どれを選べばいいかわからないという方も多いと思います。

【栄養士監修】と謳う情報や、大手メディアの情報では、体にいい油として「亜麻仁油」や「オリーブオイル」が推奨している傾向があり、常温で固体の飽和脂肪酸(主に動物性油脂)は動脈硬化を引き起こしやすい油としています。

この記事では、そんなメインストリームの情報とは違った視点で、「体の酸化を引き起こしやすいか」を基準に、健康にいい油と悪い油のリストを作ってみました。

「余計な説明はいらないので、とにかくいい油と悪い油だけを知りたい!」という方は、【食用油のPUFA含有量】に飛んでください。

 

脂質の分類

脂質の90%を占め、脂肪を構成する要素である「脂肪酸」。

脂肪酸は、骨格となる炭素がすべて飽和結合で満たされた「飽和脂肪酸」と、一部に二重結合(不飽和結合)を持つ「不飽和脂肪酸」に分類できます。

 

飽和脂肪酸

パルミチン酸、ステアリン酸などがあり、常温で固体。
乳製品や肉などの動物性脂肪に多く含まれます。

飽和脂肪酸は加熱調理にも強く、健康的な油です。

 

 

不飽和脂肪酸

常温では液状で、植物油に多く含まれます。

不飽和脂肪酸は、二重結合を1個だけ持つものを「一価不飽和脂肪酸」、2個以上持つものを「多価不飽和脂肪酸(PUFA)」と呼びます。

 

一価不飽和脂肪酸

オレイン酸などがあり、オメガ9脂肪酸とも呼ばれます。

 

多価不飽和脂肪酸(PUFA)

リノール酸、ドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコペンタエン酸(EPA)などがあり、オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸に分類できます。

オメガ3脂肪酸は健康にいいとされていますが、非常に酸化しやすい油であり、亜麻仁油などは店頭に並べられる時点ですでに酸化が進んでいると言われています。
本来は健康にいい油でも、酸化している油は逆に健康に害になります。

一般にPUFAは熱に弱く、劣化しやすい油です。
PUFAは加熱や酸化により、有毒な過酸化脂質、発がん物質、突然変異誘発物質に変わります。
体内の炎症を誘発する大きな原因になります。

 

 

PUFAは様々なもの(特に加工食品)に含まれています。

 

食用油のPUFA含有量

PUFA含有量が高ければ高いほど、健康には有害な油と言えます。

以下は、各食用油のPUFA含有量を示す表です。

PUFA含有量
紅花油 75%
グレープシード油 71%
ひまわり油 65%
コーン油 59%
大豆油 58%
ウォールナッツ油 55〜63%
綿実油 50%
ごま油 44%
キャノーラ油 30〜37%
米油 34%
ピーナッツ油 29〜32%
亜麻仁油 28%
アーモンドオイル 17%
アヒルの脂 13%
ラード 12%
アボカドオイル 10%
グースの脂 10%
パーム油 8%
オリーブオイル 8%
バター 4%
ギー 4%
牛脂 3%
ココアバター 3%
ココナッツオイル 2〜3%
パーム核油 2%

 

 

 

 

精製されていてPUFA含有量が高い油は、有毒な油です。
上記の表で、亜麻仁油より上に記載されている油は、すべて避けた方がいいでしょう。

ただしパーム油はPUFA含有量が低いのですが、熱帯雨林破壊という環境問題が関わってくることと、安価なパーム油は高度に精製されているため発がん性化合物が生成される可能性があります。
パーム油はできるだけ避けたい油になります。

オリーブオイルとアボカドオイルも、粗悪品が出回っているので注意が必要です。

 

 

 

コレステロールに対する間違った認識

「コレステロール値が高いと心疾患のリスクが上がるため、動物性脂肪の摂取を控える」

これは1940年代にアメリカから始まった間違った認識で、現在では食事からのコレステロールは体内のコレステロール値にほとんど影響を与えないことがわかっています。

コレステロールは肝臓によって生成される脂肪物質で、細胞膜、神経鞘、脳の構築など、体の機能に欠かせないため、コレステロールを悪者にする認識は間違っています。
ホルモンの生成に不可欠であり、特にビタミンA、D、E、Kなどのすべての脂溶性ビタミンを代謝します。
コレステロールがなければ生きていけません。

最近の研究では、「コレステロール値が高いと心臓病や罹患率が高まるわけではない」ということが示されています。

植物油から作られた安価な粗悪品であるショートニングを販売したい企業の資金による研究が、「コレステロール=悪」の認識を広め、メディアが加担してサラダ油、マーガリン、ショートニングなどに健康的なイメージが植えつけられたと思われます。

 

 

この間違った認識は80年以上経つ今も多くの人の認識となっており、これが油の選ぶ際に混乱が生じる原因になっています。

 

 

まとめ

多価不飽和脂肪酸(PUFA)含有量の低い油は健康にいい油であり、PUFA含有量が高い油は避けた方がいい油であることを説明しました。

これはオーガニックか非オーガニックかに関係なく言えることです。

PUFA摂取をやめることで体質が劇的に改善したエピソードはたくさんあり、私自身も経験しました。

 

油についてツイートすると、ほぼ毎回来る質問として「米油はどうですか?」という質問があります。
米油もPUFA含有量が高いと同時に、溶剤を使って抽出しているので高度に精製された油です。
したがって避けたほうがいい油になります。

あともう一つ、ほぼ毎回来る質問として「何の油を使っていますか?」という質問。
私は加熱調理にはココナッツオイルを使い、サラダドレッシングなどにはオリーブオイル、たまにお菓子を焼くときはバターを使っています。
あと、牛肉や豚肉の脂身は切って小分けにして冷凍しておき、炒め物などに使うこともあります。

 

透明なプラスチックのボトルに種子油を入れて直射日光の当たる場所に置いておくと、どんどん劣化していきます。
想像してみてください、種子油を摂取し日に当たっている自分が同じように劣化していく姿を…

今すぐ健康的な油に変え、本来の健康な自分を取り戻しましょう。

 

 

 

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