乳児期に酷い乳児湿疹が出ていた長男は、いくつかの食品に対してアレルギーがあり、その中でも一番重症なのがピーナッツアレルギーです。
ピーナッツアレルギーのアナフィラキシーショックは命を落とす可能性もあるため、非常に危険です。
ピーナッツアレルギーの多い欧米では、ピーナッツアレルギーの実験が盛んに行われているようです。
ピーナッツアレルギー患者の親としては、ピーナッツを多量に食べられるようにはならなくていいので、万が一少量食べてしまったとしても、命の危険にさらされないくらいになってもらえたら、と思います。
この記事では、ピーナッツアレルギーが出てしまったら一生治らないのか? ということと、
ピーナッツアレルギー患者に朗報!オーストラリアの研究チームの実験でピーナッツアレルギーに効果を示した結果があるので、その記事を紹介します。
ピーナッツアレルギーは成長と共に改善する?
体の成長と共に消化器官も成長し、だんだんピーナッツに反応しなくなってくる場合もあるそうです。
ただ、私の長男の場合、ピーナッツアレルギーは成長と共に治るということは全くなく、むしろアレルギー反応の回数を重ねるごとに悪化してきている感じがあります。
食べるたびに悪化していく長男の例もあるので、少しずつ慣らそうとしてピーナッツを少量食べるのは危険です。
やめたほうがいいです。
しかも一度治っても、また発症する可能性もあるそうです。
ピーナッツアレルギー治癒の可能性
オーストラリアの研究チームが、ピーナッツアレルギーを持つ子どもたちに「ラクトバチルス・ラムノサス」と呼ばれる乳酸菌をピーナッツのタンパク質と一緒に毎日、18カ月にわたって摂取してもらったところ、80%の子どもがピーナッツへの耐性を維持。
4年後に再び調べた際にも70%がピーナッツを食べてもアレルギー反応が出なかった、とのことです。
当ブログにも頻繁に出てくる「腸内環境」。
善玉菌より悪玉菌が優位な腸内環境だと、アレルギー症状が出やすくなるということは、いろいろなところで言われています。
ピーナッツアレルギーも腸内環境に関係しているため、善玉菌(プロバイオティクス)である乳酸菌の摂取がアレルギー反応の抑制に一部効果を示したということですね。
ピーナッツアレルギーを発症しやすい条件
腸内環境のバランスが崩れているとピーナッツアレルギーを発症しやすいというお話をしましたが、その他に発症しやすくする条件はあるのでしょうか?
年齢
食物アレルギーは、子ども、特に乳児や幼児に最もよく見られます。
年をとるにつれて消化器系は成熟し、体はアレルギーを引き起こす食物に反応する可能性が低くなります。
ピーナッツアレルギー歴
以前にピーナッツにアレルギー反応を起こしたことがある人は、一度治っても再度症状が出る可能性があります。
ピーナッツアレルギー治癒の条件として、腸内環境で善玉菌優位の状態が一定期間保たれることが必要で、一度症状が出なくなったのに再発してしまったケースは、再発時の腸内バランスが崩れていたからでは?と思いました。
だから一生善玉菌優位の腸内環境が保たれれば、一生ピーナッツアレルギー治癒の状態も保てるかも。
以上、勝手な想像でした。
ピーナッツ以外に食物アレルギーがある
ある食物に対してすでにアレルギーがある場合、別の食物に対してアレルギーになるリスクが高くなる可能性があります。
同様に、花粉症などの別のタイプのアレルギーがあると、食物アレルギーのリスクが高まり、ピーナッツにも反応する可能性が高くなります。
家族にアレルギー体質の人がいる
アレルギー体質の家族がいる、特に他の種類の食物アレルギーの場合、ピーナッツアレルギーのリスクが高くなります。
アトピー
アトピー患者もピーナッツアレルギー発症の可能性が高くなります。
まとめ
ピーナッツアレルギーは、治る場合もあるし、治らない場合もある。
そして治った場合でも、また再発する可能性があり、しかもそれは重症化しているかもしれない、ということです。
ただ、ピーナッツアレルギー患者に朗報で、ピーナッツアレルギーについては世界中で研究が進んでおり、オーストラリアの実験では、プロバイオティクスである「乳酸菌」の摂取で一部のピーナッツアレルギーに効果を示したそうです。
・ピーナッツアレルギーの人
・ピーナッツアレルギー患者の家族
・アレルギー体質の人