【禁煙のメリット】禁煙を始めた1時間後から20年後までのタイムライン

健康

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毎年世界中で700万人が喫煙の影響で亡くなり、100万人が副流煙の影響で亡くなっています。

 

喫煙が体に悪いことは喫煙される方もわかっている事実かと思いますが、禁煙は多くの喫煙者が苦戦する課題です。

 

「2018年全国たばこ喫煙者率調査」によると、日本人成人男性の平均喫煙率は27.8%、日本人成人女性の平均喫煙率は8.7%と、日本の成人男性の喫煙率は以前に比べ下がってはきているものの、今も男性喫煙者は多いようです。

 

アメリカ人のイケメン医師、Dr. Josh Axeが禁煙のメリットを、禁煙を始めた1時間後から20年後まで、タイムラインにまとめられているので、それを紹介したいと思います。

 

 

 

こんな人に読んでもらいたい
・喫煙する人
・禁煙したい人
・周りに喫煙する人がいる人

【禁煙のメリット】禁煙を始めた1時間後から20年後までのタイムライン

タバコを吸い終わり、そのまましばらくすると次のタバコが吸いたくなります。

それを我慢すると、最初の数時間は気分が悪くなったりの症状が出ることもありますが、体はタバコから受けた害から回復する方向に向かうそうです。

 

どういう回復の道をたどるのか、タイムラインがこちらです。

 

禁煙

 

1時間

心拍数と血圧が低下し、循環器系が改善し始めます。

 

12時間

タバコからの一酸化炭素が体から排出され、酸素レベルが増加します。

 

24時間

心臓発作のリスクが減少し始めます。
そして、体の動きが軽くなります。

 

48時間

神経が治癒し始め、嗅覚と味覚が戻ってきます。

 

72時間

ニコチンレベルが低下してきます。
これは、身体的にタバコが吸いたい欲求がピークに達するときでもあります。

 

30日

喫煙の影響を受けていた肺が治癒し始め、体の運動機能に持久力がついてきます。

 

9ヶ月

肺が治癒し、繊毛(肺の小さな毛)が回復します。

 

1年

冠状動脈性心臓病のリスクは50%減少します。

 

5年

動脈と血管が広がり始め、脳卒中のリスクが低下します。

 

10年

肺がんの発症、肺がんで死亡する可能性が半分になります。
口、喉、膵臓癌の可能性も大幅に減少します。

 

15年

冠動脈性心疾患を発症する可能性は、非喫煙者と同等です。

 

20年

肺疾患と癌による死亡のリスクは、一度も喫煙したことのない人のレベルまで下がります。

 

その他、禁煙によるメリット

・肌が綺麗になる
・髪が強くなり、光沢を増す
・爪が自然な色に戻り、もろくなる
・口臭がなくなる
・歯が白くなる
・免疫機能が向上する

 

喫煙の害

喫煙は体全体に影響を及ぼし、肺がん、肺気腫、心臓病を含む多くの生命に関わる病気のリスクを高めます。

 

特にここ数年は、喫煙が消化器系と腸内環境に与える影響が注目され、研究が進んでいます。

 

消化器系とは?

消化器系は消化管と肝臓、膵臓、胆嚢で構成されています。

 

消化管は、口、食道、胃、小腸、大腸(結腸と直腸を含む)、および肛門で構成されています。

 

肝臓の働き

ブドウ糖の代謝
アミノ酸とたんぱく質合成
脂肪の代謝
胆汁の生成
解毒機能

膵臓の働き

食物の消化
ホルモン分泌

胆嚢の働き

肝臓から分泌された消化を助ける胆汁を、一旦胆嚢の中に濃縮して貯蔵します。

食事で十二指腸に入ってきた食べ物の内容物によって、胆汁の量が調節されて排出し、消化を助けます。

 

喫煙が消化器系と腸内環境に及ぼす影響

がんのリスク

喫煙は、口、食道、胃、膵臓など、消化器系のがんのリスクを高めることがわかっています。

 

喫煙によるがんのリスクを懸念されているのは、肝臓、結腸、直腸で、こちらはまだ研究段階にあるようです。

 

がんの他には、胸焼けや胃食道逆流症(GERD)、消化性潰瘍、一部の肝疾患など、消化器系の多く問題の原因となります。

 

喫煙の影響が懸念されているのは、クローン病、大腸ポリープ、膵炎、胆石のリスクです。

 

 

 

活性酸素

タバコを吸うと、体内では「活性酸素」と呼ばれる物質が大量に発生します。活性酸素とは、全細胞の働きを悪くする物質であり、さまざまな病気の原因として考えられているものです。簡単にいうと、活性酸素は「細胞の老化を促す物質」といえます。

喫煙によって大量に発生した活性酸素は、他の細胞と同じように腸も老化させることになります。そして、活性酸素によって腸の働きが悪くなると、排便が起こりにくくなるため、腸内に便が溜まって腸内環境が悪くなります。

また、活性酸素によって腸内環境が乱れると、腸内に悪玉菌が多く生息するようになります。こうして増殖した悪玉菌は、活性酸素を生み出す働きを持っています。

つまり、活性酸素による腸内環境の悪化は、悪玉菌の増殖を招き、さらに体内の活性酸素を増やすことにつながります。

こうしたことから、タバコによって体内で活性酸素が多く作られると、「タバコを吸う → 活性酸素が大量に発生 → 腸内環境の悪化 → 悪玉菌が増殖 → 活性酸素が大量に発生 → 腸内環境の悪化……」というように、悪循環に陥ってしまうことがわかります。

このように、タバコは腸内環境を乱す大きな原因の1つになります。

 

 

まとめ

禁煙のメリットを、禁煙を始めた1時間後から20年後までのタイムラインで、喫煙の害を主に消化器官と腸内環境への影響に焦点を当てて説明しました。

 

ここからわかるように、タバコは「百害あって一利なし」ということのようです。

 

それでもタバコをやめることで、健康状態はある程度まで回復可能なことがわかっています。

 

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