睡眠は重力から解放される時間!横になり6〜8時間寝ることの重要性

健康

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忙しい現代。

自分の時間を作ることが難しくなり、熟睡できれば睡眠時間が3〜4時間でも大丈夫とする短眠に注目が集まっていますが、適切な長さの睡眠を取ることは非常に重要です。

 

睡眠時間6時間以下の短眠による体への障害はいくつも報告されており、特に多いのは血液疾患です。

 

大人の場合、睡眠時間は1日に6〜8時間が適当と言われ、熟睡しているかにかかわらず、横になる時間をとっているかが大切なようです。

 

眠りの質が大切という考え方が多い中、質よりも時間が大切という考え方には、人間が二足歩行で生活していることと重力が関わってきます。

 

 

この記事では、睡眠時間を十分に取ることの重要性、立ったまま、座ったまま寝るよりも、横になって寝ることの重要性を重力の影響から考え、説明しています。

 

 

こんな人に読んでもらいたい
●睡眠時間が短い人
●短眠を考えている人
●貧血の人
●立ったまま、座ったまま寝ることが多い人

 

 

睡眠は重力からの解放

 

 

 

 

 

 

 

睡眠についての研究はたくさんありますが、無重力の宇宙で宇宙飛行士の睡眠時間が地球にいるときよりも明らかに短かったこと(約3時間)から、睡眠は重力に関係しているという仮説が打ち出されました。

 

地球上では無重力の環境を作ることが難しくこの仮説を裏付ける研究結果はまだ少ないのが現状ですが、フランスの科学者の研究により、水を使い重力を減らした環境に置かれた猫が、レム睡眠を経験しなかったことを発見しました。

 

レム睡眠とは?

レム睡眠は睡眠中の状態のひとつで、身体は骨格筋が弛緩して休息状態にあるが、脳が活動して覚醒状態にある。レム睡眠時には視床での情報伝達が遮断され、脊髄のレベルで筋肉への情報伝達が遮断されて、運動機能が制止されている。大脳皮質は覚醒時よりもむしろ強く活動しており、運動機能を遮断しておかないと身体が寝ながらにして激しく動いてしまうことになる。ただし眼球だけが急速に運動している。レム睡眠時には脳の強い活動の反映として夢を見る。

 

レム睡眠 - Wikipedia

 

 

馬や象など体が大きくて目立つ動物は立ったままでも眠ることができますが、レム睡眠を取っているのは横になった時だけということです。

 

人間も立ったまま、または座ったまま寝ることはできますが、その姿勢でレム睡眠を取ることは難しいようです。

 

 

 

鳥もレム睡眠中は、頭と心臓を水平に保とうとします。

 

 

 

 

脳が小さく、水中で暮らす魚は、レム睡眠がはっきりしていません。

 

 

 


ちょっと話が逸れますが、

 

スコットランドで仏教の修行をする僧は、4年間の修行中、寝る間も惜しんで瞑想するため睡眠時間は1日5時間以下、そして直立または座位姿勢で寝るとのことです。

 

僧や軍人など、訓練されている人は少ないレム睡眠でも健康に影響は及ぼさない、

もしくは、下記の参考記事では「自称短眠の人でも、実は結構眠っている。」という報告もあります。

 

 

 

 

 


 

話を戻すと、どうやら重力がない世界では、レム睡眠は必要なくなるようです。

 

では、重力のある世界では、レム睡眠は体にどういう影響を及ぼしているのでしょう?

 

 

睡眠中は、血圧を低く保ちエネルギーを造血に回す

二足歩行で生活する人間は、起きている間は血圧を高く保ち、体じゅうに酸素を運ぶための血液を送らなければいけません。

 

立位の状態で心臓が体じゅうに血液を送ることと、横になっている状態で心臓が血液を送ること、どちらが大変かは想像がつきます。

 

そして、横にならないとレム睡眠を取ることができません。

 

 

正常な人の血圧には、パターンがあります。

 

通常寝ている間は血圧が低く保たれ、起きる1〜2時間前からだんだん上がり始めます。

起床後もそのまま上がり続け、午後15時頃にピークを迎えます。

そして夕方くらいから少しずつ下がっていきます。

 

 

 

1日の血圧のパターンと合わせて横になることで、低い血圧でも体じゅうに血液を送りやすくする状態を作れます。

 

血圧が下がってくる夜になっても立位の姿勢でいることは、体じゅうに血液が送られにくい状態を作り出し、特に脳に十分な酸素が届かない可能性も出てきます。

 

 

また、横になって低い血圧で心臓を稼働させることで、エネルギーを骨髄での造血に回すことができます。

 

睡眠不足が続くと貧血の症状が出るのは、このためです。

 

短眠の実践のため血圧が上下するサイクルに合わせて眠らない状態は、高血圧や低血圧の問題にもつながります。

 

 

睡眠中は、筋肉が休める

 

 

 

 

長時間立ちっぱなしは、筋肉が疲労します。

座っている状態でも同じです。

 

レム睡眠とノンレム睡眠の周期は、その日の活動でどこの筋肉をどれだけ使ったかで決まります。

 

起きている間に使われ続け緊張状態の中にいた筋肉が、弛緩し休めるのはレム睡眠中だけです。

 

睡眠中は、レム睡眠とノンレム睡眠が交互に訪れ、6〜8時間の睡眠でそれを3〜5回繰り返します。

 

レム睡眠とノンレム睡眠の平均的な1セットが90分と言われているので、睡眠時間が短い、または立位や座位で睡眠を取ると、筋肉が休める時間がなくなります。

 

 

 

睡眠中は、脳が休める

 

 

 

 

レム睡眠の説明で、

 

身体は骨格筋が弛緩して休息状態にあるが、脳が活動して覚醒状態にある。レム睡眠時には視床での情報伝達が遮断され、脊髄のレベルで筋肉への情報伝達が遮断されて、運動機能が制止されている。

 

とあるように、レム睡眠中の脳は覚醒状態にありますが、視覚や筋肉への情報伝達、体じゅうに血液を送る情報伝達など、休んでいる部分がいくつかあります。

 

起きている間はフル稼働の脳も、レム睡眠によって半分だけ稼働という状態にして休息を取るといった感じです。

 

ノンレム睡眠時の脳は覚醒していないため、さらに休息を取っている状態にあります。

 

レム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返し、できるだけ脳を休めることで脳の機能が保たれています。

 

 

まとめ

重力との関係に焦点を当てて、睡眠の大切さを説明しました。

 

私たちは重力のある世界で生活するため、

●レム睡眠は横になった時に取れる

●心臓、筋肉、脳などを休めるためにレム睡眠が必要

●血圧のサイクルは、6〜8時間の睡眠に合わせたサイクル

●6〜8時間の睡眠で3〜5回のレム睡眠を取れる

 

このような理由から、短眠よりも6〜8時間の睡眠、立ったまま、座ったままで寝るよりも、横になって寝ることが大切ということでした。

 

 

ちゃんとした研究結果はないようですが、もし地球以上に重力がかかる場所で生活する場合は、もっと睡眠時間が必要になりそうということです。

 

 

私も時間欲しさに短眠に挑戦したことがありましたが、ただでさえ腸内環境が悪いのに、貧血になってパフォーマンスが落ち、逆効果になりました。

 

 

睡眠時間をしっかり取り作業効率を上げたほうが時間短縮になるという勉強になったため、現在は毎日7〜8時間寝ています。

 

 


睡眠の質を上げるためには、ビタミンDが重要性の研究が進められています。

 

脳の睡眠をつかさどる部分にビタミンD受容体が見つかり、ビタミンDレベルを上げた被験者に睡眠と神経症状の改善が見られました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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