過敏性腸症候群(IBS)の改善が期待できるプロバイオティクス

プロバイオティクス

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過敏性腸症候群(IBS)は、消化器系の問題で便秘・下痢・腹痛などが起こる症状のことを言います。

 

 

 

 

プロバイオティクスとは、乳酸菌サプリのことで、腸に生きた善玉菌を届けるサプリメントです。

 

IBSの人の腸内は、乳酸菌とビフィズス菌が少ない傾向にあると言われています。

 

 

 

 

 

 

 

プロバイオティクスが効果を示すには、

 

●そのプロバイオティクスに含まれる菌株・菌株の組み合わせ・CFU(菌数)・配合の割合

●そのプロバイオティクスの添加物

●元から腸にいる細菌叢の状態

●食生活

●プロバイオティクス摂取の期間

 

などが関わってきます。

 

そのため人によって、効くプロバイオティクスと効かないプロバイオティクスが異なります。

 

 

どのプロバイオティクスを選ぶかは難しい問題ですが、IBSに精通しているオーストラリアの栄養士ジョー・リーチ先生のサイトが有益なので、それを参考にオススメのプロバイオティクスを紹介したいと思います。

 

 

この記事では、過敏性腸症候群(IBS)の改善が期待できる菌株と、過敏性腸症候群(IBS)にオススメのプロバイオティクスの商品を紹介しています。

 

 

こんな人に読んでもらいたい
・過敏性腸症候群(IBS)の人
・消化の問題がある人

過敏性腸症候群(IBS)を改善させる可能性がある菌

プロバイオティクスは、8〜10週間にわたってプラセボ服用と比較して、全体的なIBS(IBS-D、IBS-C、IBS-M)の症状の改善と生活の質の改善に役立つという研究結果があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

IBS改善を期待できる菌は以下の通りです。

効果の程度をAランク、Bランク、Cランクで表しています。

Aランクに相当する菌株はありません。

Bランク

Bifidobacterium infantis B5626

●VSL33(8種類の菌株の配合)

 -Bifidobacterium(B. longgum, B. finfantis, B. breve)
-ビフィズス菌(B. ロンガム、B. フィンファンティス、B. ブレブ)

Lactobacillus(L. acidophilus, L. casei, L.bulgaricus, L.plantarum)
-乳酸菌(L. アシドフィルス、L. カゼイ、L. ブルガリクス、L. プランタラム)

 -Streptococcus salivarius subspecies thermopiles
-ストレプトコッカス・サーモフィルス

 

 

Cランク

Bifidobacterium animalis(lactis)
ビフィドバクテリウム・アニマリス(ラクティス)

Lactobacillus plantarum 299V
ラクトバチルス・プランタラム
・299V

 

 

出典:A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled Trial: The Efficacy of Multispecies Probiotic Supplementation in Alleviating Symptoms of Irritable Bowel Syndrome Associated with Constipation

 

 

 

 

 

IBS-Cを改善させる可能性がある菌

下痢が主な症状であるIBS-Dの研究結果はたくさんあるのに対し、便秘が問題のIBS-Cについての研究結果は少ない傾向にあります。

 

上記の「過敏性腸症候群(IBS)を改善させる可能性がある菌」で紹介した菌も、被験者のほとんどがIBS-D患者のため、IBS-C患者に限った場合の研究結果も気になるところです。

 

 

↑こちらの研究は、IBS-C患者122人を対象に90日間の臨床試験を行ったものです。

 

 

Lactobacillus acidophilus
ラクトバチルス・アシドフィルス

Lactobacillus reuteri
ラクトバチルス・ロイテリ

Lactobacillus plantarum
ラクトバチルス・プランタラム

Lactobacillus rhamnosus
ラクトバチルス・ラムノサス

Bifidobacterium animalis subsp. lactis.
ビフィドバクテリウム・アニマリス・亜種・ラクティス

 

 

以上の菌株の混合プロバイオティクスとプラセボをIBS-C患者に投与したところ、プロバイオティクス投与グループで症状が66-90%改善、プラセボ投与グループで6〜36%改善の結果が得られました。

 

 

出典:A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled Trial: The Efficacy of Multispecies Probiotic Supplementation in Alleviating Symptoms of Irritable Bowel Syndrome Associated with Constipation

 

 

F_1 は、
L. アシドフィルス (凍結乾燥 30 mg )
L. ロイテリ (凍結乾燥 30 mg),
イヌリン 330 mg
シリカ 5 mg
タルク 5 mg

F_2 は、
L. プランタラム (凍結乾燥 12 mg)
L. ラムノサス (凍結乾燥 20 mg)
B. アニマリス・亜種・ラクティス (凍結乾燥 60 mg),
イヌリン 298 mg
シリカ 5 mg
タルク 5 mg

F_3は、プラセボ
イヌリン 390 mg
シリカ 5 mg
タルク 5 mg

 

イヌリンは高FODMAPのプレバイオティクスです。

 

用語の説明

responders 改善の反応

bloating 膨満感

abdominal pain 腹痛

constipation 便秘

abdominal cramps 腹部の痙攣

flatulence 鼓腸・ガスが溜まること

 

F_2のグループが摂取したプロバイオティクスの配合で、一番改善された結果になっていることがわかります。

 

 

過敏性腸症候群(IBS)を改善させる可能性があるプロバイオティクス

ジョー・リーチ先生もおっしゃっていますが、同じIBSに悩む人であっても、それぞれ食生活・腸相が異なるため、オススメするプロバイオティクスでも効果が出ないこともあります。

ご了承ください。

 

 

1、VSL#3(オリジナル)

 

 

 

 

VSL#3(ブイエスエルナンバースリー)は、その効果を裏付ける研究結果が圧倒的に多く、消化器系の業界で圧倒的に高評価を得ているプロバイオティクスです。

 

1990年代初頭にClaudio De Simone教授という方の研究でできたプロバイオティクスで、8種類の菌株が凍結乾燥された高用量の製品で、IBSや潰瘍性大腸炎を患う人たちの消化の問題を改善させてきた実績があります。

 

VSL#3は買ってはいけない?

 

↑こちらは「ビズバイオーム」というプロバイオティクスのホームページです。

 

 

これによると、2016年、Claudio De Simone教授は、VSL#3の製造・販売をしていたVSL Pharmaceuticals Inc.という会社との関係を断ち切り、別の会社(ExeGi Pharma LLC)でVSL#3と全く同じ菌株の配合のプロバイオティクスの製造・販売を始めた、とあります。

 

というのも、VSL#3の成分が粗悪なものにすり替えられていたようで、結局VSL Pharmaceuticals Inc.はClaudio De Simone教授に訴えられ、2018年、虚偽広告の罪として有罪になりました。

 

こうした経緯があるため、現在、本物のVSL#3が欲しいのであれば、VISBIOME®(ビズバイオーム)という製品を購入する必要があります。

 

 

 

 

残念ながら、VISBIOME®はアメリカとカナダのみの販売になっており、日本を含めその他の国からは購入できません。

 

現在も販売されているVSL#3は、裁判後に成分が元に戻されたのかはわかりませんが、購入は避けたほうがよさそうです。

 

VSL#3も日本からの購入は個人輸入という形になり、諸費用を含め6万円くらいかかるようなので、間違えても購入しないでください。

 

 

2、VISBIOME®(ビズバイオーム)

 

 

こちらが元のVSL#3と成分が全く同じプロバイオティクス「VISBIOME®(ビズバイオーム)」です。

 

繰り返しになりますが、日本からは購入できません。

 

アメリカ・カナダ内は冷蔵で配送されます。

 

 

含まれる菌株

Bifidobacterium breve DSM24732
ビフィドバクテリウム・ブレブ

Bifidobacterium infantis DSM24737
ビフィドバクテリウム・インファティス

Bifidobacterium longum DSM24736
ビフィドバクテリウム・ロンガム

Lactobacillus acidophilus DSM24735
ラクトバチルス・アシドフィルス

Lactobacillus plantarum DSM24730
ラクトバチルス・プランタラム

Lactobacillus paracasei DSM24733
ラクトバチルス・パラカゼイ

Lactobacillus bulgaricus DSM24734
ラクトバチルス・ブルガリクス

Streptococcus thermophilus DSM24731
ストレプトコッカス・サーモフィルス

 

 

 

粉末は、450 billion CFU

カプセルは、112.5 billion CFU

アレルゲン

乳製品(少量の乳糖を含む可能性あり)

グルテンフリー

non-GMO

 

 

添加物

カプセル

微結晶セルロース(増粘安定剤)

ステアリン酸(乳化剤)

ステアリン酸マグネシウム(界面活性剤)

二酸化ケイ素(乾燥剤)

ベジタブルカプセル(ヒドロキシプロピルメチルセルロース)

 

粉末

コーンスターチ

 

 


 

以上がIBSにオススメのプロバイオティクスになりますが、日本で購入できないという大きな欠点があるため、似た成分のプロバイオティクスを紹介します。

 

 

3、Nature’s Way・プリマドフィルスオプティマ

 

 

Nature’s Way, プリマドフィルスオプティマ、 全年齢用、 60植物性カプセル
created by Rinker
ネイチャーズウェイ

 

 

 

VISBIOME®(ビズバイオーム)に含まれる8種の菌株は全て配合されており、プラス6種が入っています。

添加物が多いところが難点です。

 

 

含まれる菌株

Lactobacillus plantarum
ラクトバチルス・プランタラム

Lactobacillus casei
ラクトバチルス・カゼイ

Lactobacillus paracasei
ラクトバチルス・パラカゼイ

Lactobacillus rhamnosus
ラクトバチルス・ラムノサス – 111

Lactobacillus rhamnosus
ラクトバチルス・ラムノサス- 114

Lactobacillus acidophilus
ラクトバチルス・アシドフィルス

Lactobacillus salivarius
ラクトバチルス・サリバリウス

Lactobacillus helveticus
ラクトバチルス・ヘルベティカス

Lactobacillus subsp. bulgaricus
ラクトバチルス・亜種・ブルガリクス

Bifidobacterium longum
ビフィドバクテリウム・ロンガム

Bifidobacterium bifidum
ビフィドバクテリウム・ビフィダム

Bifidobacterium infantis
ビフィドバクテリウム・インファンティス

Bifidobacterium
ビフィドバクテリウム・ブレブ

Streptococcus thermophilus
ストレプトコッカス・サーモフィルス

 

350 billion CFU

 

 

アレルゲン

牛乳

大豆

 

添加物

ジャガイモデンプン

植物由来カプセル(ヒプロメロース・カプセルの材料・大量摂取で毒性のリスクあり)

水性腸溶コーティング(ヒプロメロース)

ステアリン酸マグネシウム(界面活性剤)

エチルセルロース(乳化剤)

アルギン酸ナトリウム(増粘剤)

アスコルビン酸(ビタミンC・酸化防止剤)

中鎖トリグリセライド(潤滑油)

オレイン酸(被膜剤)

ステアリン酸(乳化剤)

 

 

 

4、ハイパー・バイオティクス・PRO-15

Hyperbiotics, PRO-15、アドバンストストレングス、150億 CFU、徐放性錠剤30錠

 

 

 

 

 

 

Hyperbiotics, PRO-15、アドバンスドストレングス、150億 CFU、徐放性錠剤30錠
created by Rinker
ハイパーバイオティックス

 

 

VISBIOME®(ビズバイオーム)に含まれる菌株は1種類(L. ブルガリクス)を除いて全て配合されており、プラス7種が入っています。

 

添加物も「Nature’s Way・プリマドフィルスオプティマ」に比べて少ないです。

 

 

含まれる菌株

Bifidobacterium breve
ビフィドバクテリウム・ブレブ

Bifidobacterium infantis
ビフィドバクテリウム・インファティス

Bifidobacterium longum
ビフィドバクテリウム・ロンガム

Bifidobacterium lactis
ビフィドバクテリウム・ラクティス

Bifidobacterium bifidum
ビフィドバクテリウム・ビフィダム

Lactobacillus acidophilus
ラクトバチルス・アシドフィルス

Lactobacillus casei
ラクトバチルス・カゼイ

Lactobacillus plantarum
ラクトバチルス・プランタラム

Lactobacillus rhamnosus
ラクトバチルス・ラムノサス

Lactobacillus salivarius
ラクトバチルス・サリバリウス

Lactobacillus reuteri
ラクトバチルス・ロイテリ

Lactobacillus paracasei
ラクトバチルス・パラカゼイ

Lactobacillus gasseri
ラクトバチルス・ガセリ

Lactococcus fermentum
ラクトバチルス・ファーメンタム

Streptococcus thermophilus
ストレプトコッカス・サーモフィルス

 

 

アレルゲン

乳製品、大豆、グルテン、小麦、ナッツ、防腐剤、砂糖、人工着色料、人工甘味料、イースト、不使用。

Non-GMO
ベジタリアン

 

添加物

微結晶セルロース(増粘安定剤)

ヒドロキシプロピル(結合剤・コーティング剤)

メチルセルロース(増粘・乳化剤)

ペクチン(ゲル化剤)

炭酸ナトリウム(膨張剤)

ステアリン酸(乳化剤)

グアーガム(増粘剤)

ターメリック(天然着色料)

 

 

 

5、アドバンスト・オーソモレキュラー・リサーチ(AOR)・プロバイオティック3

AOR, Probiotic 3, Digestive Aid for a Healthy Gastrointestinal Tract, Gut Flora and Immune Response, Dietary Supplement, 45 Servings (90 Capsules)

 

 

 

 

 

Advanced Orthomolecular Research AOR, プロバイオティック3、植物性カプセル90粒
created by Rinker
アドバンスト オルトモレキュラー リサーチ

 

 

AOR・プロバイオティクス 3は、これまで紹介したプロバイオティクスとは菌の配合が全く異なる製品で、CFUが19.2 billion、3種類の菌株という数値的には少なく感じる製品ですが、IBSなど消化器系の問題に定評があります。

 

 

含まれる菌株

Enterococcus faecium T-100
エンテロコッカス・フェシウム

Clostridium butyric TO-A
クロストリジウム・ブチリカム(酪酸菌)

Bacillus subtitles TO-A
バチルス・サブティリス(枯草菌)

 

 

Enterococcus faecium(エンテロコッカス・フェシウム)とは?

エンテロコッカス・フェシウムは、人間を含む哺乳動物の、胃腸管および皮膚に存在します。

 

乳酸を生成するため乳酸菌グループに入りますが、ラクトバチルスではありません。

 

エンテロコッカス・フェシウムは動物の健康を維持するため、抗生物質の代わりに家畜やペットの餌に使われています。

 

また、チーズの発酵にエンテロコッカス・フェシウムを使うことで、リステリア菌の増殖のリスクを低減するために使われることもあります。

 

エンテロコッカス・フェシウムにもいくつか異なる種があり、種によっては病原性がある場合があります。

 

プロバイオティクスに使われているエンテロコッカス・フェシウムは、もちろん体に有益な種なので、ご心配なく。

 

 

 

 

Clostridium butyric(クロストリジウム・ブチリカム、酪酸菌)とは?

1020%の人の腸管内に常在している菌で、その中でもMIYAIRI株は1933年に千葉医科大学衛生学教室(現 千葉大学医学部)宮入近治博士により、人腸管内より、腐敗菌に対して強い拮抗作用がある酪酸菌として報告されました。

 

この菌は腐敗菌をはじめとした種々の消化管病原体に対して拮抗作用を有し、BifidobacteriaLactobacillus等のいわゆる腸内有益菌と共生することにより、整腸効果を発揮します。

 

さらに、本菌は芽胞形成細菌であることから、製剤中における安定性および胃酸に対する抵抗性が乳酸菌群と比較し高いことが報告されています。

 

日本を代表する整腸剤「みやりさん」に含まれる菌が、クロストリジウム・ブチリカムです。

 

 

 

1933年に宮入近治博士の便から発見されたMIYAIRI株の、588番目のMIYAIRI株「CBM 588」は、長野の土壌サンプルから分離されました。

 

 

 

 

Bacillus subtitles(バチルス・サブティリス、枯草菌)とは?

バチルス・サブティリスは、土壌、枯草、塵埃、下水中など、自然界に広く存在している菌で、味噌・醬油のもろみに多数存在。

納豆菌もこの一種で、糸をひく腐敗は枯草菌によるものが多いということです。

 

枯草菌には病原性があるものも存在しますが、プロバイオティクスに入っている枯草菌は、

●腸内バランスをとる

●胃腸で生存可能

●熱に強い

●光に強い

●病原菌と戦う

●酵素生産をサポート

など、素晴らしい効能がたくさんあります。

 

 

 

 

アレルゲン

乳製品(乳糖)

 

小麦, グルテン, トウモロコシ, ナッツ類, ピーナッツ, ゴマ, 亜硫酸塩, マスタード, 大豆, 卵, 魚、甲殻類は不使用

 

 

添加物

カプセル(ヒプロメロース、精製水)

乳糖

ジャガイモデンプン

ポリビニルアルコール(安定化成分・比較的安全な添加物)

ポリビニルピロリドン(結合材・比較的安全な添加物)

 

 

まとめ

過敏性腸症候群(IBS)の改善が期待できる菌株と、過敏性腸症候群(IBS)にオススメのプロバイオティクスの商品を紹介しました。

 

VSL#3はもともと高品質のプロバイオティクスでしたが、現在は品質が下げられてしまったので、もともとのVSL#3と全く同じ製品で名前だけが違うビズバイオームがオススメ。

 

とはいえ、ビズバイオームは日本から購入できないため、菌の配合が似ているNature’s Way・プリマドフィルスオプティマハイパー・バイオティクス・PRO-15がオススメです。

 

上記のプロバイオティクスが効かない、合わないと感じたら、全く違う菌を配合しているAOR・プロバイオティクス 3を試してみるのもいいかもしれません。

 

「プロバイオティクスが効いているか?」見極めは、↓こちらの記事を参考にしてください。

 

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