ホモジナイズド牛乳の危険性

食の安全

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牛から絞ったままの状態の牛乳(生乳)は乳脂肪の塊である脂肪球が分離するため、お店で売られている一般的な牛乳のほとんどは、ホモジナイズド(均質化)と呼ばれる処理がされています。

牛乳(生乳)は本来体にいいものですが、一般的な牛乳はパスチャライズド(殺菌)とホモジナイズド(均質化)という処理をされているために、毒性のある飲み物に変質してしまっています。

「乳業が牛乳に対して行った最悪のこと」と言われるホモジナイズド。

この記事では、ホモジナイズドの危険性について説明しています。

ホモジナイズド牛乳とは?

ホモジナイズド(均質化)は、牛乳に含まれる乳脂肪の塊である脂肪球を非常に小さい粒子に分散させ分離を防ぎ、舌触りや見た目を良くする方法です。

化学物質を加えるということはなく、通常、機械的に牛乳に圧力を加え、細かいフィルターを通すことで行われます。

牛乳を高温殺菌・低温殺菌する前にホモジナイズドがされていないと、殺菌機に乳脂肪がこびり付き、大量生産の妨げになります。

脂肪球を細かい粒子に変えているだけなので健康に影響はないという意見もありますが、20世紀半ばに牛乳のホモジナイズドを含め食品を高度に加工することが一般的になり、アレルギー疾患や慢性疾患が増加したことを考えると、関連性は否定できません。

ホモジナイズドされた牛乳のタンパク質は、その鎖が切断され構造が変性します。
それにより、人の体にとって処理しにくいものになります。

カゼインは牛乳に含まれるタンパク質で、粘り気があります。
ホモジナイズドで脂肪球が細かい粒子に変えられることにより表面にカゼインが引き付けられ、脂肪球を覆う膜の組成も変化し、牛乳に粘度を持たせます。

ホモジナイズド牛乳の4つの危険性

ホモジナイズド牛乳が消費者の長期的な健康に及ぼす影響について、安全性を証明する十分な研究はありません。

以下は、ホモジナイズド牛乳の健康上の問題点です。

1、乳脂肪のコレステロールが酸化

ホモジナイズド牛乳は脂肪球膜成分の変性と脂肪球の表面積が大きくなることにより、乳脂肪のコレステロールが熱や光に弱くなり酸化しやすくなります。
酸化した牛乳には腐敗菌が集まってきます。
過酸化脂質という有害物質が発生することもあります。

ノンホモの生乳がホモジナイズド牛乳より美味しいのは、乳脂肪の酸化の味・臭いがないことも理由の一つだと思います。※加熱による殺菌も牛乳の風味に影響。
酸化した食品の摂取は、体内の炎症に寄与します。

2、アレルギーのリスク

マウスの実験では、生乳ではアレルギー症状を引き起こさず、ホモジナイズド牛乳のみがアレルギー症状を引き起こしました。

腸は異物を排除するためのフィルター機能を備えますが、ホモジナイズドにより鎖が切断されたタンパク質はフィルターを通り抜け、血流に入ります。
消化されていないタンパク質が血流に入ることで免疫システムは異物が侵入したと判断し、免疫応答を引き起こし、これが炎症などのアレルギー症状につながります。

3、乳糖不耐症のリスク

ホモジナイズドにより脂肪球の中に入っていた乳糖がむき出しになることで、牛乳を飲むとお腹が痛くなるといった乳糖不耐症を発症するケースがあります。

4、心臓病のリスク

日本人の死因第2位を占める心臓病。
現在の心臓病の多さの理由の一つに、牛乳のホモジナイズドが関連しているという意見があります。

コネチカットの心臓専門医であるオスター博士の研究では、牛乳に含まれるキサンテンオキシダーゼ(XO)という酵素は通常消化中に分解されますが、ホモジナイズドにより乳脂肪球の膜の構成が変性するとXOが膜の内側に入り消化されなくなることで血中に入り、心臓や動脈組織まで到達するとプラズマローゲンという必須脂肪成分と相互作用起こし破壊する可能性を示唆しています。

ホモジナイズドにより乳脂肪球が変性し動脈壁の刺激物となると、体はコレステロールを生成し動脈壁を保護しようとします。
これは若年層の心臓病が増加する原因である可能性があります。

牛乳を選ぶなら

パスチャライズド(殺菌)もホモジナイズド(均質化)もされていない生乳は、栄養豊富で大変体に有益な飲み物ですが、

  • 非加熱
  • ノンホモ
  • グラスフェッド
  • オーガニック

の生乳であったとしても、乳牛は通常器具により人工的に妊娠させられています。
自然に妊娠・出産した牛から、赤ちゃん牛への授乳を妨げない程度にいただく牛乳がベストですが、そんな牛乳の入手は大変困難になっています。

牛乳は、常飲するよりたまに生乳、牧場牛乳などをいただく程度がいいと思います。
※日本の食品衛生法では、牛乳の殺菌を義務付けています。

まとめ

牛乳のホモジナイズドは乳脂肪の分離を防ぐために行われますが、乳脂肪球とその膜の組成・形状を変えることが牛乳を消化しにくいものに変え、アレルギーや乳糖不耐症、心臓病の原因になることがわかりました。

牛乳アレルギーがある人、乳糖不耐症がある人でも、生乳なら症状が出ないケースが多いです。

お店で売っている一般的な牛乳はほぼ全てホモジナイズド牛乳なので、避けるか摂取するならごくたまにがいいでしょう。

ちなみに私の住むカナダのスーパーで売っている牛乳は、乳脂肪分3.25%の牛乳にはホモジナイズドと記載があるのですが2%牛乳と1%牛乳には記載がないので、お客様相談室に電話して質問してみました。
その回答によると、2%牛乳と1%牛乳もホモジナイズド、さらに生クリームもホモジナイズドされているとのことです。

牛乳を高度に加工する現代の方法として、ホモジナイズド(均質化)とともに「パスチャライズド(殺菌)」も挙げられます。

パスチャライズド(殺菌)の危険性については、次回取り上げてみたいと思います。

 

 

 

 

 

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