乳児湿疹が出ている赤ちゃんのお母さんで、
「乳児湿疹の原因は母乳だから、母乳はやめたほうがいいよ。」
と言われたことがある方もいらっしゃるんではないかと思います。
私も何度か言われました。
賛否両論ある意見かと思いますが、
実際に酷い乳児湿疹を発症して自然治癒した赤ちゃんの母親としての意見をここで記事にさせて下さい。
乳児湿疹の原因は母乳
結論から言うと、
私は「乳児湿疹の原因は母乳」だと思います。
その理由はちゃんと述べますが、その前にどうしても伝えたいことが!!
母乳はやめないで下さい!!
「乳児湿疹の原因は母乳」と思う理由と、「それでも母乳はやめないで欲しい」と思う理由を説明していきます。
「乳児湿疹の原因は母乳」と思う3つの理由
私は酷い乳児湿疹が出た長男を完全母乳で育てました。
離乳食は特にやらず、1歳4ヶ月くらいまで母乳だけです。
そのため慎重になったので、完母で1年4ヶ月という結果です。
1、ナチュロパスドクターに言われた
標準治療の医者には特に母乳について言及はされませんでした。
ナチュロパスドクター(自然療法医)が長男の血液検査をして、
その結果、母親の私がカンジダ症でその毒素が母乳にも含まれているために長男に湿疹が出ている
という診断。
治療方針はもちろん断乳ではなく、
母親の私がカンジダダイエットという食事制限をして、綺麗な母乳にしていこう
というものでした。
という意見があるかもしれませんが、
カンジダ症というのは驚くくらい一般的なもので、現代人のほとんどがカンジダ症に罹っていると言ってもいいくらい。
自覚している人が少ないだけなんです。
2、私が風邪をひいた時の体験から
ナチュロパスドクターに受診する前、カンジダダイエットを始める前、
まだ私が日々悪化する長男の湿疹にオロオロしていた頃のお話です。
ある日私は風邪をひいて寝込みました。
発熱して食欲がなくなり、何も食べずに授乳だけはしていました。
すると、
次の日くらいから、長男の湿疹が綺麗になっていったんです。
そして私の風邪が治り、お腹が空いてきてたくさんご飯を食べたら
長男の湿疹はまた悪化して元に戻りました。
乳児湿疹あるあるなのかな?
子どもが発熱した時も、湿疹が綺麗になりますね。
3、カンジダダイエット実行後、乳児湿疹は劇的に改善
ナチュロパスドクターで受診してから私はカンジダダイエットに励み、
約1ヶ月で目に見える効果が出ました。
顔にはまだ湿疹が出ていますが、頭が綺麗になりました。
以上の経験から、「乳児湿疹の原因は母乳」と考えるようになりました。
でも、
母乳育児をされているお母さん、
母乳はやめないで下さい!
断乳はしない方がいい3つの理由
乳児湿疹の原因は母乳だからと、断乳してしまうのは長い目で見て良くないと思います。
周りの人、医者、自分は置いておいて、赤ちゃんにとって一番いい選択が大切です。
1、断乳では根本的な原因が解決できない
例えば、今断乳したとして粉ミルクに切り替えれば、
粉ミルクにはカンジダの毒素は入っていないはずなので、湿疹は改善すると思います。
ただそれでは一時的に湿疹が引くだけで、結局母親が食生活を変えて自分の努力で改善させたという体験をしないと、このまま同じような食生活を続けてしまう可能性が高いです。
食生活が変わらなければ、原因もそのままなので将来アトピーや他の症状で再発してしまうかも…
一緒に暮らす家族なので、母親の食生活はモロに子どもに影響します。
乳児期に湿疹が出る子というのは多かれ少なかれ生まれつき敏感な子で、食べ物や生活からの毒を数年溜め込んでから病気を発症するのではなく、早い段階でサインを出しているんですね。
今現在の乳児湿疹だけを考えるか、お子さんの将来も一緒に考えるかで方針は決まってくると思います。
2、母乳のメリットが多すぎる
母乳は、
・栄養のバランスが良く、消化に良い
・子どもの情緒安定
・母親の情緒安定
・乳がんの発生率が低下する
・IQが高くなる
・子どもの肥満防止
・乳幼児突然死症候群(SIDS)防止
・母親の更年期障害の症状軽減
など、挙げ出したらきりがないくらい…
やめてしまうのは、もったいないです!!
3、牛乳アレルギーの心配
繰り返しになりますが、乳児湿疹が出る子は生まれつき敏感な子が多いと思います。
2歳の頃には病院のアレルギー検査で牛乳が引っかかり、
4歳くらいまでは実際に牛乳が入っているものを食べると、気分が悪くなったり嘔吐することもありました。
人工粉ミルクは牛乳から作られています。
「アレルギーを引き起こすアレルゲンを月齢の低いうちに与えない」というのは、離乳食やアレルギー治療の定説です。
敏感な赤ちゃんに牛乳を与えるリスクも考慮したいですね。
まとめ
乳児湿疹の原因一つは母乳。
他には、赤ちゃんが生まれつき敏感だからというのも原因の一つ。
それでも母乳育児はやめないで下さい、という結論でした。
参考になれば幸いです。