化学調味料(MSG)の体への影響を実際の体験と製造方法から検証

食の安全

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食品の原材料のところで「調味料(アミノ酸等)」という表記を見たことがありますか?

これは「化学調味料」のことです。

この「化学調味料」は、他にも色々言い方があり、

・グルタミン酸ナトリウム
・うま味調味料
・味の素
・MSG
・monosodium glutamate

欧米では「MSG」という呼び方が一般的で、原材料の表記は「monosodium glutamate」と書いてあります。

この化学調味料(以下MSG)の体への影響を、私の実体験を交えこのブログでお伝えしたいと思います。

MSG

MSGとは?

見た目は白い粉で、それだけでは味はないのですが料理に入れることで隠し味になり美味しくなります。

以前海外のユーチューバーがMSG入りの料理とMSGの入っていない料理を食べ比べていたユーチューブビデオを見たのですが、MSGなしを先に食べて「うん、美味しい」とコメント。

その後にMSG入りを食べたら、「え〜!?すっごい美味しい!」と驚いていました。

そのビデオの関連動画で出ていた別の白人ユーチューバーのビデオでは、「MSGは自然界にも存在しているものだし、体への影響は科学的には証明されていない。」と言っていました。

これは完全な勘違いです。

MSGの製造方法

MSGは、さとうきびから砂糖を絞り取った後のカスに、遺伝子組み換えで作られた菌を加え発酵させます。

発酵過程でグルタミン酸生産を活性化する添加剤や、窒素源(硫酸アンモニウム、抗生物質、界面活性剤など)、発泡を調整する薬剤、添加剤が加えます。

硫酸アンモニウム → 消化剤・保冷剤・スキー場のスノーセメントとして使われるもの
抗生物質 → 善玉菌・悪玉菌関係なく、体内の菌を殺すもの
界面活性剤 → 洗剤などに水と油の分離防止で使われるもの

この説明の中に出てくる名詞を見ただけで「ヤバイやつ」って感じがしますね。

さとうきびを除いて、ゴリゴリのケミカルです。

「調味料(アミノ酸等)」の表記にもあるように、「アミノ酸」という一見体に良さそうな名詞が入っているために、体に悪いという認識が持ちにくい罠になっています。

MSGの体への影響

頭痛、歯痛、顔面の紅潮、体の痺れ、疲労感などの症状が報告されています。

ラットによる実験でも視床下部などへの悪影響が指摘され、緑内障の原因になる可能性を疑われています。

実際にMSGが欧米に比べて広く使われているアジアでは、緑内障が多いようです。

中華料理店症候群

MSGに良い印象がない欧米では、「チャイニーズレストランシンドローム(中華料理店症候群)」という言葉があります。

これはMSGを食べたことで出る体調不良の症状のことで、欧米では「中華料理=MSGがたくさん入っている」という概念があるため、そこから来ています。

私はカナダの中華料理店で働いた経験があるのですが、白人のお客さんからはたまに「ノーMSGで!」という注文がありました。

でもたくさんあるメニューの中からノーMSGにできるのは、白いご飯しかないんです。

他はお肉、魚、スープ、ソースなど、仕入れの段階や仕込みの段階でMSGを使っているので、取り除けない状況でした。

そのことを説明すると、「ノーMSGで!」と注文するお客さんも、自分から入った中華料理店で「MSGなし」という方が無理な話か、と皆さん諦めてMSG入り料理を食べていました。

欧米人の勘違い

私はカナダの日本食料理店でも働いたことがあるんです。

その時は覚えている限り一度も「ノーMSGで!」という注文を受けたことがありません。

ステレオタイプな欧米人は中華料理のMSGは警戒するのに、日本食はノーマークなんです。

でも中華料理店と日本食料理店両方で働いた経験がある私から言わせると、日本食にも相当MSG入ってますよ。

欧米で大人気の寿司、寿司酢にMSG、カリフォルニアロールのマヨネーズにMSG、メキシコ人が大好きなポン酢にもMSG。

さらに言うと、味噌汁にMSG、天ぷらのめんつゆにMSG、ラーメンにMSG、サラダドレッシングにMSG、照り焼きソースにMSG・・・

私の中華料理店症候群体験談

私も中華料理店症候群になったことがあるんです。

日本で一人暮らしをしていた学生時代、毎日1食はコンビニ弁当を食べていた私ですが、長男出産後に長男に酷い乳児湿疹が出たため、カンジダダイエットという食事制限を始めました。
このカンジダダイエットではMSGは厳禁です。

そしてMSGを食べなくなって数年。

私は主人をカナダにおいて、長女と長男と日本に帰省していました。

カナダに戻る五日前から実家を出て東京に滞在し、外食続きの五日間を終え飛行機に乗りました。

空港に着いたあたりからお腹が痛かったのですが、飛行機の予定を変えるとなると大変です。

「我慢すれば済むこと」と思い、腹痛のことは誰にも言いませんでした。

夜の便だったので、子ども達は乗ってすぐに寝たのですが、3人で3席あるうちの3席を子ども2人に占領され、私は空気椅子に座っているような状態が続きました。

腹痛は治るどころかどんどん悪化し、トイレに行った後に機内で倒れ意識がなくなりました。

CAの方々が私を空いている席に運んでくれ、着陸直前には歩けるようになったので、子ども達は私がいなくなったことも気付かないままカナダに着きました。

これがMSGのせいかは検査をしたわけでもないので断定はできませんが、東京滞在中は横浜中華街まで足を伸ばし中華料理のコースを食べたり、フードコートのラーメンを食べたり、それまでの食事制限があっての突然の暴食。心当たりはMSGしかありません。

中華料理店症候群とエコノミー症候群の合併症のようなものだったのでしょうか?

私の中ではトラウマです。

グルテンフリー

MSG入り食品の例

・本だし
・コンソメ
・インスタント食品
・スナック菓子
・ポカリスエット
・だし醤油
・漬物
・カレー粉

など。

和食・洋食関係なく、挙げだしたらキリがないくらい色々な食品に入っています。

MSGが入っていない食品の例

・「無添加」の表示があるもの
・ベビーフード
・ブルドックソース(これは意外にも無添加!)

 

 

まとめ

断言します。

化学調味料(MSG)は体に悪い。

それなのにかなりの日本の食品に使われているのが現状です。

食べ続けることで体は慣れてしまい、直接の体調不良の原因としては認識しにくいかもしれませんが、今不調がなくても数年後に出てくるかもしれません。

特に成長段階にあるお子様には食べて欲しくないものです。

お買い物の際には、原材料に「調味料(アミノ酸等)」があるか、チェックしてみてください。

 

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