【むし歯体質さん必読本!】「世界一やさしいむし歯の教科書」松尾 晋吾(著)の書評

健康

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歯みがきしているのにむし歯になる…
甘いものは避けているのにむし歯になる…
いつも甘いものばかり食べているあの人はむし歯にならないのに、なんで私ばかり…

 

「自分は歯が弱い」と思っているむし歯体質の方の悩みを解決する本に出会いました!

この記事では、2024年10月に発刊された、自然療法歯科「マツオ歯科クリニック」院長・松尾晋吾先生の著作本「世界一やさしいむし歯の教科書」を紹介します。

 

 

現代歯科の常識に習い、毎日砂糖を避けてむし歯菌除去のために一生懸命歯みがきをしていても、次々にむし歯ができる…

これは「むし歯の原因は砂糖とむし歯菌」という現代歯科の認識が間違っているからです。

「世界一やさしいむし歯の教科書」では、この常識と逆の主張をしており、常識に従ってきたのにむし歯ができてしまう経験をされている方には合点がいく内容になっています。

この本を読めば、本当のむし歯の原因がわかり、今までむし歯予防のために良かれと思って行ってきた行動を改め、むし歯体質から脱却することができます。

 

この記事を書く私のスペックは、

  • 2児の子持ち
  • 40代後半の主婦
  • 健康情報発信歴6年目
  • ツイッター(X)フォロワーもうすぐ4.8万人
  • 歯科衛生士資格を持つため、衛生士学校や臨床で現代歯科の間違った認識を叩き込まれている経歴あり

 

臨床では「磨いているのにむし歯になる」という声を頻繁に聞き、違和感を覚えながらも特に追求はせずに働いていました。

下の子がむし歯体質のためむし歯について本気で考え始め、病原菌(むし歯菌)理論懐疑の持論と合致するこの本の内容は鳥肌ものでした。

そんな背景からこの書評を書いています。

 

「世界一やさしいむし歯の教科書」著書のプロフィール

著書の松尾晋吾先生は、現役の歯科医師であり、埼玉県の自費診療・完全予約制自然療法歯科「マツオ歯科クリニック」の院長です。

「世界一やさしいむし歯の教科書」では、原始人食やパレオライフスタイルを倡導する社団法人パレオ協会の代表理事である崎谷博征医師の著書の引用が複数回出てくるため、崎谷博征先生のエネルギー代謝の理論を支持していることがうかがえます。

代替医療師Vanilla先生こと、有馬ようこ先生の名前も出てきます。

 

「世界一やさしいむし歯の教科書」の内容

「世界一やさしいむし歯の教科書」では、むし歯の原因は「砂糖」でも「菌」でもなく、糖のエネルギー代謝が阻害されていることが大きな原因であることを繰り返し主張しています。

糖のエネルギー代謝を阻害するのは、

  • 糖質制限(特に長期の糖質制限)
  • 細胞の低酸素状態
  • プーファ(PUFA・多価不飽和脂肪酸)の摂取、蓄積
  • プーファの酸化の最終形態である猛毒アルデヒド
  • エストロゲン(女性ホルモン)

などと説明されています。

ミトコンドリアが糖を代謝するクリーンなエネルギー代謝の過程と、ミトコンドリアの働きが阻害され糖が発酵(腐敗)しできた乳酸が歯を内側から溶かしてしまう過程は、かなり詳しく、分かりやすく説明されています。

そしてむし歯ができないようにするためには、

  • プーファを避ける
  • 良質の糖を摂取する

この二つが強調されています。

 

「世界一やさしいむし歯の教科書」を読むきっかけ

この本を読むきっかけは、ツイッター(X)で、Honey_appleさんのこのツイートを見たことです。

 

 

虫歯とエストロゲンの関係を指摘する意見はめずらしいため、目にとまりました。

もっと理解を深めたいと思い、この本をポチりました。

 

エストロゲン過剰症・9つの原因とその対処法
昔に比べ、乳がんの数、不妊症の数が増えていること、女性っぽくなる男性が増えていることは、環境ホルモンと言われる異種エストロゲンがいたるところに存在するようになったことと関連していると言われています。エストロゲン過剰症の原因と対策を説明しています。

 

「世界一やさしいむし歯の教科書」を選んだ理由

歯科関係で働いていたことや、自分の子が虫歯体質なこともあり、元から虫歯情報には大変興味がありました。

常日頃、現代歯科の「砂糖・虫歯菌原因説」はウソだな…と感じていたため、常識と反対の意見であるこの本を選びました。

崎谷博征先生、有馬ようこ先生のブログもよく読んで勉強させていただいていたこともあり、即決でポチりました。

 

何を解決したかったか

コロナ茶番渦で「あなたが病気になる本当の理由」という本を読み、病原菌理論のウソを知りました。

歯科で働いていた頃から、虫歯は歯の表面からではなく、内部からできているような気がしていました。

当ブログでも根管治療や虫歯の自然治癒についての記事を書き、虫歯のでき方についてある程度持論があり、その答え合わせがしたかった気持ちがあります。

 

根管治療はやってはいけない!根管治療が全身の不調を引き起こす理由
壊死した組織を体内に入れたままの治癒はありえません。歯科の根管治療は死んだ歯を口腔内に残すという医療ではありえない治療法です。根管治療済みの歯の中では菌が増殖して化膿します。歯は臓器に繋がっているため菌が産生する毒素が臓器に影響し、慢性疾患やがんなどの不調を引き起こします。

 

歯医者に行かずに自分で虫歯を治す方法
歯医者に行かず自分で虫歯を治す目からウロコの方法をご紹介!主にハーブを使い、体の中から&歯の外から虫歯の再石灰化を促進します。現代歯科の虫歯予防「フッ素塗布」や「歯磨き粉使用の歯磨き」は逆効果。削って詰める虫歯治療も歯の寿命を短くするだけです。

 

読んでわかったこと

虫歯は内部からできるという持論はある程度合っていたことがわかり、すっきりしました。

そしてその機序についてかなり詳しく説明されていたため、期待以上に理解が深まったと思います。

ちなみに、虫歯菌が乳酸を産生して外側からむし歯ができるということも、多少はあるようです。

 

印象に残った文章トップ3

1位

むし歯はむし歯菌が問題なのではなく、私たちの細胞が病的(ミトコンドリアの糖のエネルギー代謝が機能していない)になると糖を”腐敗(発酵)”させてゴミを出してしまい、そのゴミの処理に失敗していることが問題なのです。
6時限目 05 ”ゴミ処理”の失敗でむし歯になる

 

2位

エストロゲンは、代謝を落とす(糖のエネルギー代謝を低下させる)作用があるホルモンです。
6時限目 03 歯髄を歯虫化させる本当の犯人たち

 

3位

むし歯ができやすい人の傾向として、基礎代謝が低いことが挙げられます。手足の冷えや便秘などもあり、はちみつなどの糖は摂っているけれど、まったく運動していないような状態の場合です。
いきなりジョギングとか激しい運動をするのは乳酸を産生して逆にストレスになるので、日光を浴びながらのウォーキングなど、軽めの運動やストレッチといった、とにかく毎日できそうなことからはじめましょう。1日中じっとしていないで、とにかく太陽の下で体を動かして筋肉を使っていかないと代謝は上がっていきません。
ロングホームルーム 02

 

「世界一やさしいむし歯の教科書」を読んで考えたこと

糖代謝について考えさせられました。

私自身が下の子を妊娠中にゆる糖質制限をしてしまったため、それで下の子はむし歯体質になってしまったのか?

一人目を帝王切開で産んだ私は、二人目は自然分娩を希望しており、助産師さんのアドバイスが「糖質制限」でした。

本によると、母親の糖代謝異常が子どもに受け継がれるそうです。

だとすると妊娠中の糖質制限は後悔でしかないです。

 

自分の意見との共通点

「むし歯の原因は砂糖とむし歯菌ではない」という意見が共通点です。

「むし歯は感染症ではない」「むし歯は細胞が病的になっている状態」「むし歯は歯の内部から始まる」というところが共感度が高かったです。

 

自分の意見との相違点

219ページの「歯虫化させる代表選手⑤」のところに、「スパイクタンパク質」とありました。

スパイクタンパク質によって、象牙芽細胞は機能障害を起こします。

これは私には「???」でした。

私はウイルスは存在しないという認識なので、スパイクタンパク質なんてないと思っています。

崎谷博征先生もそのような認識かと思いますが、松尾晋吾先生はその辺の認識は異なるのでしょうか?

本の始めの方で病原体仮説(germ theory)について触れられていただけに、ちょっと残念でした。

 

まだ読んでいない人に伝えたいこと

今までの常識に従っていたら、いつまでたってもむし歯はでき続けます。

この本で提言されている、プーファを摂らない、糖を摂取し糖代謝を上げる、ということを実践すれば、むし歯の問題から解放され、全身の健康も改善すると思います。

この本はすごい情報量なので、繰り返し読んで内容をしっかりと落とし込むことが大切と思います。

今現在あるむし歯の治療をどうしたらいいか?などについては書かれていませんが、むし歯の予防についてはかなり詳しくわかりやすく書かれています。

 

ちなみに本には「良質の糖」としか書かれていませんでしたが、糖を摂取すると言っても人工甘味料は避けましょう。
はちみつやメープルシロップ、黒糖や果物などの糖がいいですね。
安いはちみつは加熱殺菌されているし、遺伝子組み換えトウモロコシからできたコーンシロップでカサ増しされている場合が多いので、避けましょう。

 

蜂蜜を加熱すると発生する毒素・HMF(ヒドロキシメチルフルフラール)とは?
蜂蜜を加熱するとHMF(ヒドロキシメチルフルフラール)という有機物が発生し、摂取すると体に代謝されてスルホキシメチルフルフラール(SMF)という発がん性が懸念される毒素に変換されます。HMFの形成のされ方、生成を促進する条件、含有する食品について説明しています。

 

そしてプーファも、調理の油を気をつければいいだけでなく加工食品や外食の油にも含まれるため、それらも避ける必要があります。
市販のマヨネーズは食べられないし、オーガニックの加工食品でもかなりの割合でプーファを含みます。
要注意です。

 

まとめ

ブログやツイッターにむし歯について書くようになってから、むし歯の悩みの相談メールが増えました。

多くの人の問題なのだと実感しています。

私自身はカンジダ体質ですが、なぜか子どもの頃からあんまり歯みがきしていないのにむし歯は少なく生きてきました。

ところが下の子がむし歯体質で、私の悩みのタネになります。

現在11歳なのですが、本にあった「11歳のお子さんに大きなむし歯ができた」というお話と共通点が多くて驚きました。

お母さんにはプーファが蓄積、環境遺伝的にお母さんの体質を受け継いだお子さん。

まさに私たち親子のようではありませんか!

8歳以降、6才臼歯に大きなむし歯ができるのは、歯の成長のプロセスからよくあることのようです。

私の下の子は現在、歯科医院には連れて行かず、様子を見ています。

代謝が低い子なのですが、ホウ砂を入れたお風呂に入るようになってから、代謝もむし歯もゆっくりと改善してきたように思います。
ホウ砂はエストロゲン過剰の問題も改善するので、重宝しています。

 

ホウ砂(ボラックス)を飲んでホウ素補給!関節炎や様々な問題を改善!
現代人が抱える多くの健康問題は、ホウ素欠乏が原因である可能性があります。天然のホウ素化合物であるホウ砂は、摂取すると関節炎、骨粗鬆症、ホルモン異常、カンジダ症などが改善してしまうため、製薬や政府によって危険性だけを強調されている側面があります。ホウ素は過剰摂取に気をつければ大変安全で有益なミネラルです。

 

これからは今まで以上にプーファに気をつけ、生はちみつの摂取も増やしていこうと思います。

 

《健康にいい油と悪い油のリスト》酸化しやすい油はとにかく避ける
体にいい油は酸化しにくい飽和脂肪酸含有量が高い油で、バター、ラード、ココナッツオイルなどです。体に悪い油は酸化しやすい多価不飽和脂肪酸(PUFA)含有量の高い油で、大豆油、キャノーラ油、紅花油、コーン油、グレープシードオイルなどです。コレステロール含有量の高い動物性油脂が心疾患の原因になるという仮説は、既得権益により広められた認識です。

 

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