健康な腸内バランスは、善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌70%と言われています。
砂糖、化学物質、抗生物質、遺伝子組み換え食品、ストレスなどで悪玉菌が増殖しやすくなっている現代では、積極的に生きた善玉菌であるプロバイオティクスを摂取しないと、カンジダ症などの困った症状を発症しやすくなります。
乳酸菌などの体に良い菌は、ヨーグルトを始めとする発酵食品から摂れ、ヨーグルトは実際に様々なメディアで取り上げられています。
しかし、昨今の食生活、生活習慣を考慮すると、ヨーグルトでは善玉菌の補充が足りないようです。
この記事では、プロバイオティクスの効能、プロバイオティクスの効果的な摂取にヨーグルトが向かない5つの理由、プロバオティクスの摂取はサプリメントがオススメということについて説明しています。
プロバイオティクスの効能
・免疫力の強化
・消化管機能の改善
・ホルモンバランスの調整
・食中毒などの毒からの保護
・悪玉菌の増殖の抑制
・ビタミンの産生
・栄養素の吸収
・整腸効果
現代社会以前の生活では、今ほど砂糖や化学薬品が氾濫していなかったため、食事で十分にプロバイオティクスが摂れ、カンジダ菌などが増殖する機会もそこまでありませんでした。
現代社会では、砂糖や化学薬品など善玉菌の成長を阻害するもので溢れかえっているので、体を健康に保つためにプロバオイティクス摂取は必須とも言えます。
カンジダ克服のためのプロバイオティクスの摂取にヨーグルトが向かない理由
それではなぜ乳酸菌などを含むヨーグルトがカンジダ克服に向かないのでしょう?
1、ヨーグルトの糖分
ほとんどのヨーグルトには糖分が加えられています。
糖分はカンジダ菌のエサになるため、カンジダダイエットでは避ける食品になります。
無糖と表記されているヨーグルトにも、少しは糖分が入っています。
発酵の過程で乳糖が乳酸に変わりますが、全ての乳糖が乳酸になるわけではなく、ヨーグルト内に必ず乳糖は残ります。
2、菌数
ヨーグルトに1mlあたり1000万個の乳酸菌または酵母菌が含れるとして、1カプセル100億個のプロバイオティクスサプリメントと同レベルの菌数を摂ろうと思ったら、1リットルのヨーグルトを食べなくてはいけません。
1リットルのヨーグルトを毎日食べるのは、ちょっとしんどそうです。
3、菌種
プロバイオティクスサプリメントは、カンジダ菌に対抗できる種類の乳酸菌、ビフィズス菌を凝縮して入れてあるのに対し、ヨーグルトは有効な菌種が少ないようです。
4、ヨーグルトは牛乳からできている
お店に出回っている牛乳、乳製品のほとんどは遺伝子組み換えのコーン飼料を食べ、抗生物質やホルモン剤が投与された牛から来ています。
当然牛乳にも抗生物質やホルモン剤が混入し、ヨーグルトにも混入します。
腸内の善玉菌をバックアップするためのプロバイオティクスなのに、これでは悪玉菌をバックアップする形になってしまいます。
5、賞味期限が短い
ヨーグルトに含まれる菌は、製造から1〜2日しか生きていないようです。
7日を過ぎると菌数は半減。
サプリメントなら、製品にもよりますが大体冷蔵で1年くらい持つものが多いようです。
事実、毎日ヨーグルトを食べているという人で、よい腸相の持ち主に会ったことがありません。
まとめ
プロバイオティクスの効能、プロバイオティクスの効果的な摂取にヨーグルトが向かない5つの理由、プロバオティクスの摂取はサプリメントがオススメということについて説明しました。
私の長男が酷い乳児湿疹を発症し私がカンジダダイエットに励んでいた頃、プロバイオティクスを食品から摂りたいと考え、ナチュロパスドクターに相談した時に「ヨーグルトでは全然足りない」と言われました。
行きつけのナチュラルストアーの店員さんはナチュロパスドクターくらい知識がある方ですが、その店員さんも同じことを言っていました。
とにかくカンジダ症克服には、サプリメントでのプロバイオティクス摂取がいいようです。
良質の牛乳を手に入れられ、ヨーグルトも手作りできるようでしたら、そのヨーグルト+プロバイオティクスサプリが一番いい方法かもしれません。
・カンジダ症の人
・腸内環境のためにヨーグルトを食べている人