野菜や果物の種って食べる際につい捨ててしまいますが、実は本当に栄養があるのは果肉の部分よりも種なんだそうです。
グレープフルーツの種にもカンジダ症の人には嬉しい、凄い効能があります。
グレープフルーツの種から抽出したエキスをグレープフルーツシードエクストラクト、略してGSEと呼びます。
この記事では、GSEの効能、用途、選び方、GSEが危険という噂の理由、GSEを避けた方がいいケースについて説明しています。
GSEの効能
非常に強い抗菌作用あるようです。
オレガノオイルやニンニクも強い抗菌作用がありますが、強すぎるために摂りすぎると善玉菌まで殺してしまう可能性が。
GSEは、耐性菌を作る心配がなく、善玉菌を殺してしまう心配もないそうです。
その他、
・抗カビ作用
・抗ウイルス作用
・抗寄生虫作用
・抗酸化作用
も。
800種類以上の細菌およびウイルス、100種類以上の真菌を殺すことができ、寄生虫の成長も阻害するようです。
GSEに細胞を破壊する作用があるためと考えられています。
GSEのカンジダ菌に対する効能
2001年、ポーランドの研究では、濃度33%のGSEを直接カンジダ菌にかけることで非常に強力な抗真菌作用が示されました。
元々酵母として腸内に在住するカンジダ菌は、糖分やアルコール、添加物や抗生物質の摂取にバックアップされ真菌に変形、バイオフィルムという膜を作ります。
腸内にバイオフィルムを作られると、除去が困難になり、体にもカンジダ症の症状が現れますが、GSEはこのバイオフィルムにも有効とのことです。
このビタミンやミネラルは、免疫を高めることと、カンジダダイエットによるデトックスのプロセスでダイオフ症状が出た場合に損傷を受けた肝細胞の修復を助けます。
そのため本来酸性の胃や腸などの消化器官のpHを調整してくれ、カンジダ菌増殖を阻害します。
GSEの用途
・カンジダ菌の除菌
・虫歯・歯周病予防(マウスウォッシュ)
・風邪予防(うがい)
・歯ブラシの殺菌(原液を歯ブラシにかける)
・加湿器の殺菌
・洗濯機の殺菌(水で薄めたものをスプレー)
・まな板の殺菌(水で薄めたものをスプレー)
・風呂掃除(水で薄めたものをスプレー)
・手作り化粧品の保存料
・手作り石鹸の酸化防止剤
・水虫(原液を1日2〜3回塗布)
GSEは元々食品のカビ汚染を防ぐ目的で、農業業界で使用されていたそうです。
その後、手術器具の消毒剤として医療でも使われるようになりました。
現在でもカンジダ症、尿路感染症、水虫などの病気に使われています。
GSEの選び方
GSEは液体のものと、カプセルに入ったサプリメントのものがあります。
手作り化粧品や手作り石鹸には粉状のものを使うときもあります。
サプリメントタイプは、外出時にも便利です。
GSEはその抽出方法から危険と言われている?
GSEはグレープフルーツの種をグリセリンと混ぜ、塩化アンモニウムとビタミンCを加えて加熱して抽出します。
その抽出の仕方から、GSEを「天然やナチュラルと呼べないのではないか?」という意見もあります。
抽出の仕方はメーカーによって微妙に異なり、塩化ベンザルコニウム(界面活性剤の一種)やトリクロサン(洗剤・脱臭剤・消毒薬に使われる抗菌剤で、健康リスクがあるためアメリカでは販売を禁止されている)を混ぜて作られた粗悪品もあるため、「GSEは危険」「GSEの抗菌作用は添加物による作用」という情報がネットで出回っています。
GSEを選ぶ際は、内容物に塩化ベンザルコニウムやトリクロサンなどが入っていないことを確認する必要があります。
安価なGSEには、危険な添加物が入っている可能性が高いようです。
Nuribiotic社の液体GSEは、塩化ベンザルコニウムやトリクロサンなどの添加物、パラベンなどの保存料を使用していません。
Allergy Research Group社のサプリメントタイプのGSEは塩化ベンザルコニウムやトリクロサンなどの添加物、パラベンなどの保存料を使用していません。
GSEを避けるケース
・妊娠中
・授乳中
重篤な健康状態をお持ちの方は、医師に相談してから使用してください。
GSEは薬物相互作用が多いようです。
薬を服用中の方は、医師または薬剤師に相談してから使用してください。
まとめ
グレープフルーツシードエクストラクト(GSE)は、カンジダ菌に有効な抗真菌作用があり、抗菌剤として掃除などにも使用できるということを説明しました。
注意点として、健康に害を与える可能性がある添加物を使用して抽出した粗悪品も出回っているので、GSE購入の際は気をつけてください。
私自身が使用した感想は、苦い味も慣れれば癖になり、ダイオフ症状が出たり、カンジダ症の症状の改善から、効果は実感できました。
また、旅行用歯ブラシが濡れたままの状態でケースに入れられると、雑菌を育てているような気がしていたので、体に安全なGSEで殺菌できることが嬉しく、重宝しています。
これは知恵袋の英語版のようなサイトなので権威性に欠けますが、興味深い記述です。
パウダルコとニンニクは悪玉菌と共に善玉菌も殺す可能性があり、グレープフルーツシードエクストラクト(GSE)は善玉菌を殺さなかったという研究結果があるようです。#天然の抗菌剤https://t.co/MwQZY2so4d
— ユー子@カンジダダイエット (@yuko_candida) December 22, 2019
・カンジダ症の人
・お風呂場やキッチンで使える天然のカビ防止剤に興味がある人
・GSEが危険と言われる理由を知りたい人