食品を精製する5つの理由と7つの問題点

食の安全

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「精製された食品はよくない。」ということはよく言われます。

 

砂糖、塩、小麦粉、油などがその代表的な食品です。

 

食品を精製することは、手間をかけて食品の栄養がある部分を取り除いている行為のような気がしますが、食品製造会社はなぜわざわざそのようなことをするのでしょうか?

 

食品を精製加工する理由を知ることは、その精製された食品をいつ、どういったケースで避けるべきかの判断ができるようになります。

 

 

この記事では、食品を精製する利点と問題点について説明しています。

 

 

こんな人に読んでもらいたい
・食品を精製加工する理由を知りたい人
・体に悪い食べ物を避けたい人

 

 

なぜ食品を精製する5つの理由

野菜を切ったり、肉をひき肉にすることは加工と言い、不純物を除去することを精製と言います。

 

精製には、食品を機械的に粉砕したり表皮を取り除く方法と、化学薬品や熱を加える方法があります。

 

食品を精製することは、消費者にとって利益になる部分と不利益になる部分があり、必ずしも「精製は悪」とは言えないようです。

 

食品を精製する5つの理由は、以下の通りです。

1、賞味期限の延長

2、コストを下げる

3、利便性

4、安全性

5、味の改善

 

 

 

 

 

1、賞味期限の延長

食品を精製する一番の目的は、食品を長持ちさせることです。

 

砂糖を例にすると、黒砂糖にはカビが生えますが、不純物が取り除かれた白砂糖には生えません。

 

生もののように数日で腐る食品は、維持や販売にコストがかかります。

 

特に人口が増加を続ける現代では、食品の大量供給の方法の一つとして、食品の精製が行われています。

 

 

2、コストを下げる

少量の食品を精製・販売することは手間になりますが、大量の食品をいっぺんに精製し、世界中に販売できるようになると、精製したほうが利益を上げられるようになります。

 

ほとんどの食品会社の優先事項は利益なため、ここまで精製食品が出回る結果となっています。

 

 

3、利便性

固まりやすい黒砂糖に比べ白砂糖は固まりにくいので、使いやすくなっています。

 

また、ケーキを作る際に、黒砂糖を使えば茶色っぽく仕上がりますが、白砂糖を使えば白く仕上がり見た目が良くなります。

 

マーガリンは冷蔵庫から出したばかりでもガチガチに硬いわけではないので、すぐに使えます。

 

このように、消費者が使いやすい形態になることも、精製の利点です。

 

 

4、安全性

食品から取り除く不純物には、ミネラルなどの栄養素と共に、体に害になるものも取り除かれます。

 

加熱する精製は、食品に混入するかもしれない病原菌を殺菌します。

 

 

5、味の改善

砂糖、塩、小麦粉、油など、精製していない食品は、クセのある味、クセのある匂いがあることがあります。

 

精製することで、クセのある味、クセのある匂いを取り除きます。

 

 

 

 

 

 

食品を精製する7つの問題点

食品を精製する理由、利点を説明しましたが、ここからは食品を精製する問題点、つまり欠点を説明します。

 

食品を精製する8つの問題点は、以下の通りです。

1、血糖値が上がりやすい

2、過剰消費を見込んだ企業の戦略

3、人工的なものが添加されているケースが多い

4、中毒性がある

5、栄養価が低くなる

6、食物繊維が少なくなる

7、トランス脂肪酸

 

 

 

 

1、血糖値が上がりやすい

ミネラルなどの栄養素が取り除かれた食品は、血糖値スパイクを起こしやすくなっています。

これは砂糖だけに限った話ではなく、精製された塩、小麦粉、油にも言えることです。

 

 

2、過剰消費を見込んだ企業の戦略

賞味期限が長い食品を大量生産してコストを下げるという理由は、消費者よりも企業の利益になります。

食品を精製することで、人口増加での飢餓のリスクを回避できたかもしれませんが、それが過剰生産、過剰摂取につながり、消費者の健康を害している事実があります。

 

 

3、人工的なものが添加されているケースが多い

例えば大豆油を抽出する際は、ヘキサンという化学物質を使います。

抽出後に高温で脱臭する際に、ヘキサンは蒸発すると言われていますが、完全の蒸発して亡くなっているかはわかりません。

 

 

4、中毒性がある

精製された食品には、中毒性があります。

 

これは血糖値スパイクとも関係していますが、元々含まれていたミネラルなどの栄養素が取り除かれてしまったためです。

 

 

5、栄養価が低くなる

食品を精製する際、大抵栄養素を豊富に含んだ部分が取り除かれます。

ホールフード、食品をそのまま食べる場合、ビタミンやミネラルはもちろん、それ以外の栄養素もバランス良く含まれますが、人工的に精製することでこのバランスが崩れ、体の不調の原因になります。

 

 

6、食物繊維が少なくなる

食品を精製する際、大抵食物繊維も取り除かれてしまいます。

食物繊維には炭水化物の吸収を遅くし、少ないカロリーで満足感を与えてくれる利点があります。

 

食物繊維が少ない精製された食品は、簡単に消化吸収されるため、食べ過ぎ、肥満の原因になります。

 

7、トランス脂肪酸

トランス脂肪酸は、大豆油など植物油の問題です。

 

精製される際に、油が水素化されトランス脂肪酸に変わります。

 

食べるプラスチックとも言われるトランス脂肪酸は、体に色々な不調をもたらす原因になるため避けるべき食品です。

 

 

 

 

 

 

まとめ

食品、特に砂糖、塩、小麦粉、油などを精製する利点と問題点を説明しました。

 

利点の多くは製造、販売する企業の利点であり、問題点は消費者の健康に影響することです。

 

食べやすい味で使いやすく値段も安いとなると、精製食品を消費者が選んでしまうのも仕方がないのかもしれませんが、消費者は精製食品の健康リスクを理解してから消費すべきであり、企業は利点だけを強調するマーケティングではなく、健康リスクも消費者に知らせていく義務があると思います。

 

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