ミスワクという歯磨きスティックをご存知でしょうか?
イスラムでは伝統的に歯磨きに使われている木の棒で、ナイロン製の歯ブラシを避けたい自然派の人の間でも人気の歯ブラシの代替品です。
先日ツイッターでミスワクのことを知り、すぐにアマゾンで購入してみました。
この記事では、ミスワクの効果、使い方、その使用感について説明しています。
”ミスワクの枝は、何千年もの間使用されてきた天然の歯ブラシです。
研究によると、プラスチック製の歯ブラシやフッ化物歯磨き粉よりも効果的である可能性があります…”
ミスワク…✍️ https://t.co/AHmBm3njs9— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) May 8, 2024
ミスワクとは?
ミスワクは、アラブ諸国、インド、パキスタン、アフリカなどの地域で伝統的に歯磨きに使われている木の枝(根)です。
この枝は、アラビア半島やアジアの一部に生息するピール、アラック、またはサルバドーラペルシカの木の根から採取されます。
ミスワクに含まれる天然成分は、以下の通りです。
- シリカ
- タンニン
- 樹脂
- 炭酸水素ナトリウム
- フラボノイド
- エッセンシャルオイル
- ビタミンC
- カルシウム
- フッ化物
ミスワクに含まれるフッ化物は、歯磨き粉などに添加される有害なフッ化物とは異なり、天然の無害なフッ化物です。
水道水や歯磨き粉に添加されているフッ素は、
ヘキサフルオロケイ酸、フッ化ナトリウム、フルオロケイ酸ナトリウムなどの有毒なフッ化物。天然塩などに含まれるフッ素は、通常フッ化カルシウムなどの無害なフッ化物。
産業廃棄物のフッ化物と自然界のフッ化物は別物です。https://t.co/BcDeZu9h1S pic.twitter.com/s1JXXyXObS
— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) January 3, 2023
ミスワクの効能
ミスワクの効能は、以下の通りです。
- 虫歯予防
- 虫歯の再石灰化促進
- 歯周病予防
- 口臭予防
- ホワイトニング
- 細菌増殖の抑制
- 酸性の口腔内をアルカリ性に傾ける
2014年のアメリカでの実験では、歯ブラシ使用とミスワク使用の2つのグループに分け、使用前後の歯垢、歯肉の状態、歯の状態が検査されました。
結果、ミスワク使用者の口腔状態は、歯ブラシ使用者と同等かそれ以上に衛生的であることが示されました。
また、ミスワク使用者の唾液には、カルシウム、ナトリウム、リン酸などの歯の再石灰化を促進するミネラルが多く含まれていることがわかりました。
拾い物ですが、このような画像も見つけたので、日本語訳をつけてみました。
口腔内の利点だけでなく、全身の健康にも利点があるようです。
イスラムでは、アッラーによって礼拝前のミスワクでの歯磨きが推奨されているんですね。
ミスワクの使い方
ミスワクは、ナチュラルストア、インド・アラブ系のお店、アマゾン、楽天、ヤフーショッピングなどで購入できます。
ミスワクの使った歯磨きの仕方です。
- ミスワクの棒の先端1cmほどの樹皮を噛んで、またはナイフで取り除く。樹皮は柔らかいので簡単に取り除けます。中の繊維がむき出しになります。
- 繊維を噛んで柔らかくする。使用前に短時間、水に浸けておくことも可。
- 歯磨き粉はつけず、ミスワクを上下に動かし歯をこする。歯の表、裏、歯と歯の間の面、噛み合わせの面、すべてをこすって下さい。
- 毛先が摩耗してきたらハサミか包丁で切り落とし、1cmほど樹皮を剥いて棒がなくなるまで使用できます。
ミスワクでの歯磨きを、1回10分ほど、1日に2〜3回行います。
ミスワクの注意点
ミスワクに含まれるシリカは研磨剤の働きをします。
ミスワクの使いすぎは、エナメル質を摩耗させてしまうリスクがあるため、注意してください。
また、ザクロの根や竹は毒性があるため、ミスワク代わりに使用しないで下さいということです。
生のたけのこには毒が含まれるためアク抜きをしますが、竹にも毒が含まれるのでしょうか?
種類によっては猫に毒な竹もあるそうですが、人に毒な竹は調べてもよくわかりませんでした。
ミスワク使用の感想
私も早速ミスワクを使ってみました。
1本1本個別にパッケージされていました。
パッケージを開けると、ミスワクの独特な匂いが。
この匂いをなんと説明したらいいかわかりませんが、昔、祖父母の家の納屋に入った時を思い出す匂いでした。(誰にわからないような説明で申し訳ないです。)
虫歯に効きそうなハーブの匂いではあります。
味も無味ではなく、この匂いの味がします。
子どもは好きではない味かもしれませんが、私はそこまで気になりませんでした。
樹皮の上から噛んでみたら、簡単に樹皮が剥がせました。
ボロボロしているので、口の中から樹皮を全部取り除くのに多少手間取ります。
私は樹皮を取りすぎ、出てきた繊維の部分が長くなってしまい磨きにくかったので、1度繊維の先端を切ってやり直しました。
ミスワクの毛先は柔らかくナイロンの歯ブラシとは全然使用感が違いますが、慣れて来るとナイロン歯ブラシに戻りたい気持ちも消えてきます。
歯の裏を舌で舐めると、歯垢が付いている場合ザラザラしますが、ミスワクでこすった部位はツルツルになります。
初めて使う前までは、ミスワクを咥えている黒人の方の写真を見た印象から、咥える、または噛んでいれば勝手に歯が綺麗になるのかなぁ?と思っていましたが、それはなかったです。
鏡を見ながらしっかり磨けているかチェックしながらやらないとダメでした。
ミスワクの匂いについてややネガティブなコメントも見かけますが、私は好きです。
ハマります。
パッケージを開けた時点でミスワクスティックが多少濡れていたので、直で持つことをためらいパッケージに入れたまま持って使いました。
⬆︎
こちらの記事では、「歯は圧力が好き」という事実が出てきました。
棒で歯に圧力をかけながら擦ってあげると、歯の中の血液や歯液の循環の促進になるそうです。
ミスワクで歯磨きすることも、歯に圧力がかかるので歯の健康促進にいいと思います。
まとめ
イスラムで伝統的に使われている歯磨きスティック、「ミスワク」。
虫歯や歯周病予防など口腔内の利点だけでなく、脳や消化などに利点がある素晴らしい天然歯ブラシです。
毛がナイロン製の歯ブラシの使用はマイクロプラスチックの影響なども気になりますが、ミスワクはその問題をクリアする代替品としてオススメです!
安価で1本が長持ちするので、是非一度試してみてください。