腸内のカンジダ菌が増殖することで困った症状が出る、カンジダ症。
治療と予防にはカンジダ菌を除菌する食事制限、カンジダダイエットが有効になります。

カンジダダイエットと並行して、天然の抗菌剤の摂取をすることで除菌のプロセスを促進します。
天然の抗菌剤(ココナッツオイル・オレガノオイル・ニンニク・グレープフルーツシードエクストラクト・アロエ)については、別の記事で詳しく説明しています。





天然の抗菌剤でもう一つ、忘れてはいけないのがブラックウォールナッツです。
強力な抗菌作用があるブラックウォールナッツには、抗菌作用の他にも様々な作用があります。
この記事では、ブラックウォールナッツの効能、適応症、使用例、カンジダ症に対する効果、ブラックウォールナッツを避けたほうがいいケースについて説明しています。
ブラックウォールナッツとは?
ブラックウォールナッツとは、黒グルミ(黒胡桃)のことです。
一般的なクルミは茶色ですが、ブラックウォールナッツの見た目はそれが黒くなっただけです。
しかし、栄養素ではブラックウォールナッツの方が茶色のクルミをはるかに上回るそうです。
北米では、自然派の医療で何世紀にも渡って注目されてきました。
木の樹皮、殻、葉など、異なる部位で異なる効能があります。
ブラックウォールナッツの効能
・抗菌作用
・抗真菌作用
・抗ウィルス作用
・抗炎症作用
・抗寄生虫作用
・防腐作用
適応症
・心機能不全
・降圧(血圧を下げる)
・アレルギー疾患
・免疫系疾患
・甲状腺疾患
・下痢
・便秘
・喉の痛み
・ナンキンムシやダニの抑止
・歯痛
・寄生虫
使用例
・慢性便秘の治療薬
抽出液(チンキ剤)の服用、サプリメントの服用、ブラックウォールナッツを食べる。
腸内の排毒もしてくれるので、デトックスにも使えます。
タンニンをどれだけ摂取すると便秘が引き起こされるかは個人差があり、敏感な人は少量でも便秘にな流ようですが、通常ある程度の量までは影響がないそうです。
そのため、ブラックウォールナッツはタンニンに敏感な人には向きませんが、そうでない人には便秘薬としての効果があるようです。
・ギョウ虫などの虫下し
抽出液(チンキ剤)の服用、サプリメントの服用、ブラックウォールナッツを食べる。
体内の寄生虫を取り除きます。
・白癬や水虫
足湯に抽出液(チンキ剤)を数滴垂らし、足を20分間浸けます。
・ニキビやイボ、ヘルペス
ブラックウォールナッツの殻を砕いて粉状にし、少量のココナッツオイルと混ぜてペーストを作り、患部に塗布。
または抽出液(チンキ剤)の服用。
・ベッドバグ(南京虫)
ベッドバグが確認された部屋にブラックウォールナッツの殻を砕いた粉をふりかけます。
ベッドバグ避けとして、ブラックウォールナッツの枝と葉をベッドの下に置く方法もあります。
ブラックウォールナッツはカンジダに効く
ブラックウォールナッツの外皮に強力な抗真菌作用があり、カンジダ菌の除菌をしてくれます。
普段酵母の形態のカンジダ菌は、砂糖や化学調味料過多の食生活や、抗生物質の服用によって腸内で増殖、真菌の形態に変形しバイオフィルムという膜を形成しようとします。
ブラックウォールナッツのジュグロンと呼ばれる有効成分は、カンジダ菌の特定の酵素を阻害することができ、増殖とバイオフィルム形成を阻害します。
もう一つのカンジダに効くブラックウォールナッツの成分が、タンニンです。
タンニンには、寄生虫、酵母、真菌を破壊できる効能があると言われています。
カンジダにも、ブラックウォールナッツのサプリメント、または抽出液(チンキ剤)、ブラックウォールナッツのお茶を服用します。
ブラックウォールナッツの抽出液(チンキ剤)はアルコール入り
チンキ剤(ティンクチャー)は、抽出のプロセスでアルコールを溶剤として使います。
アルコールはカンジダダイエットで避けるべきものですが、チンキ剤に含まれるアルコールは少量のため、そこまで気にしなくてもいいようです。
ブラックウォールナッツを避けたほうがいいケース
・妊婦
・肝臓または腎臓に損傷がある人
ブラックウォールナッツの高レベルで含まれるタンニンに注意が必要です。
・カンジダ以外の胃腸疾患がある人
・血圧の薬を服用している人
・ブラックウォールナッツにアレルギーがある人
・ナッツにアレルギーがある人
まとめ
ブラックウォールナッツの効能、適応症、使用例、カンジダ症に対する効果、ブラックウォールナッツを避けたほうがいいケースについて説明しました。
カンジダ症には、他の天然の抗菌剤(ココナッツオイル・オレガノオイル・ニンニク・グレープフルーツシードエクストラクト・アロエなど)と併用することでより効果を示します。
そして、天然の抗菌剤は同じものを長期間使用するより、ローテーションで色々な種類を使うことでカンジダ菌が耐性を持つことを防ぎます。
私は、一度泊まったホテルでベッドバグがうじゃうじゃ歩いている衝撃の光景を目撃したことがあるので、旅行の際はブラックウォールナッツの粉は必需品です。
また、ブラックウォールナッツの木を植える場合、そのジュグロンのせいで一緒に栽培することができない植物が幾つかあります。
ガーデニングの際は気をつけてください。
・カンジダ症の人
・慢性の便秘の人
・ニキビや肌荒れに悩む人
・寄生虫がいる人
・衛生状態が悪い場所に泊まる予定がある人