銀イオンには抗菌効果があるため、最近は日用品でも「銀イオン入り」や「Ag+」という表示を見かけるようになりました。
ばい菌が金属イオンの中で生きられない特性を食器洗浄・台所用品・バス用品などに使用しています。
コロイダルシルバーは、銀を人体に無害になるレベルまで細かい粒子にし、蒸留水に拡散させたもので、その強い抗菌作用がカンジダ菌など健康に悪影響を与える菌にも効きます。
この記事では、コロイダルシルバーの効能、効果を示す症状、使用例、副作用、避けた方がいいケース、選び方について説明しています。
コロイダルシルバーとは?
古代ギリシャやローマの人は、銀でできた器に水を保管しておくことで、その抗菌作用に気づいたようです。
川の水を飲料水にする際に、銀を使って殺菌する工夫をしていました。
”古代ローマでは、銀製の食器、スプーン、フォークなどが使われ、牛乳に銀貨を入れておくと酸っぱくならないということを知っていた。
現在の研究では、銀イオンは650株の微生物に効果を示す結果が出ています。”#コロイダルシルバーhttps://t.co/mNax8Piv7t
— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) May 18, 2020
コロイダルシルバーは無味無臭の水のような液体で、黄色ブドウ球菌を24時間以内にほぼ死滅させる能力があります。
一般的な抗生物質は、飲むたびに耐性菌ができてだんだん効かなくなりますが、コロイダルシルバーは耐性菌の心配がありません。
発がん性誘発物質も含まず、生殖機能に影響を与えることもありません。
カンジダ菌に対して、カンジダ症に使われる一般的な抗真菌薬「フルコナゾール」以上の効果を示したという研究結果があります。
コロイド銀と銀イオンの違い
コロイダルシルバーには、コロイド銀と銀イオンが含まれます。
コロイド銀と銀イオンの違いは、ややこしいのですが理解しておく必要があります。
コロイド銀とは、非常に小さい銀の粒子(平均粒子サイズが10nm未満)のことを言います。
特徴は安定していて、他の物質と反応して化合物を形成するということもありません。
銀イオンとは、銀の粒子から電子が取り除かれた原子のことを言います。
粒子以上に小さく、安定していません。
そのため、水道水の塩素や、体内の塩化物などと反応しやすく、塩化銀や硫化銀などの化合物を作ります。
コロイダルシルバーとして販売されている水は、コロイド銀と銀イオンが両方入っています。
銀イオンのみを含む水は、時間の経過によって銀イオンが化合物を作ってしまうため、抗菌作用も低下していくと言えます。
コロイド銀を含む水は、コロイド銀が常に銀イオンを放出するため、時間の経過とともに効果が薄れていくということを避けられます。
コロイド銀の含有量(濃度)は 「ppm」 で表記されます。
コロイダルシルバーの効能
●抗菌作用
●抗真菌作用
●抗ウイルス作用
●抗炎症作用
●抗寄生虫作用
●防腐作用
コロイダルシルバーがどのようにして抗菌作用を示すかについての公的な研究結果はないのですが、銀イオンが病原体の細胞膜に存在するタンパク質と反応して病原体を不活性化すると言われています。
ハーブ以外のバイオフィルム阻害剤
オゾン
キトサン
NAC
ラクトフェリン
EDTA
亜鉛
アイアン
マンガン
マグネシウム
モノラウリン
コロイダルシルバー
ゼオライト(Acidithiobacillus thiooxidans)
L. ロイテリ
クエン酸塩(クエン酸カルシウム、クエン酸マグネシウム)
ノルスペルミジン— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) May 12, 2020
コロイダルシルバーが効果を示す症状
●カンジダ症
●膀胱炎
●感染症
●メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
●風邪
●百日咳
●インフルエンザ
●帯状疱疹
●口内炎
●結膜炎
●中耳炎
●鼻炎
●メニエール病
●湿疹
●水虫
●痔
●虫刺され
●傷
●ニキビ
●イボ
●ワキガ
●口臭
コロイダルシルバー使用例
服用
スプレータイプのものは、口の中に適量噴射することを1日2〜3回、
液体のものは、小さじ半分〜1杯を舌の下に垂らし、しばらく置いてから飲み込みます。(舌下は体の中でも特に経皮吸収しやすい部位です。飲み込んで胃や腸から吸収される前に、舌下で吸収された分が先に血流に入ります。)
お子さんには量を半分にしてください。
塗布
湿疹、ニキビなど肌の問題には、コロイダルシルバーを直接塗る、またはスプレーします。
出来るだけ長い時間患部に触れていることで効果が出るので、塗布用にジェルタイプのコロイダルシルバーもあります。
20ppmのコロイダルシルバージェル↓
脇汗が臭う場合は、コロイダルシルバーを含ませたタオルなどで汗を拭くことで、嫌な臭いを抑えられます。
カンジダ膣炎は膣に、痔は肛門に、直接スプレーします。
鼻うがい
鼻炎の場合は、コロイダルシルバーを水に数滴入れたもので鼻うがいをします。
コロイダルシルバーも中耳炎に使えます。
顔を横にして耳の中にスポイトでコロイダルシルバーを2滴入れ、2〜3分そのままに。
コロイダルシルバーで喉の奥を洗うようにうがいをすることも、耳の奥の炎症に効果があるようです。https://t.co/ZVRykJNrW9
— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) April 18, 2020
日用品の消毒
歯ブラシや入れ歯など、雑菌が湧いて嫌な臭いがするときは、コロイダルシルバーに浸けます。
キッチンやお風呂場の抗菌には、直接スプレーします。
ペットにも
ペットの感染症などにも、人間が使うものと同じコロイダルシルバーを使用できます。
犬や猫の飲み水に混ぜたり、直接口の中に入れてあげます。
ソブリンシルバー社の「バイオアクティブシルバーヒドロゾル」というコロイダルシルバーは、銀イオンと0.8 nmという極小の銀の微粒子(業界最小)、医薬品グレードの精製水からできています。
他社製品では、塩、タンパク質、化合物、および安定剤を含むケースもあることに対し、不純物を含まないこちらの製品はその極小粒子の高い電荷比から10ppmであっても強力な効果を示します。↓
楽天やアマゾンよりも、iHerbのほうが安いです。↓
コロイダルシルバーの副作用
コロイダルシルバーは、1999年にFDA(アメリカ食品医薬品局)から「効果を支持する科学的証拠はない」という見解を発表されてから、怪しい民間療法と見なされ、FDAもコロイダルシルバーの効果についての研究に予算を割くことはありませんでした。
一方、FDAはコロイダルシルバーの副作用についての研究結果は発表しており、それが「FDAはコロイダルシルバーよりも既存の薬やサプリメントの会社から資金を得ており、コロイダルシルバーの危険性に警鐘を鳴らしているのではないか?」という意見につながっています。
FDAによるコロイダルシルバーの副作用についての研究結果を考慮しても、過剰摂取をしない限り、コロイダルシルバーは安全と言えます。
コロイダルシルバー摂取による副作用の可能性は以下の通りです。
銀皮症・銀沈着症
コロイダルシルバーの副作用の一つに、長期間継続して摂取することで引き起こされる「銀皮症」「銀沈着症」という症状があります。
この銀皮症になると、皮膚が青、またはシルバーになるそうです。
↓実際に銀皮症になった方の写真が見れます。
この症状はアルギリア(Argyria)と呼ばれ、銀イオンが他の塩化物と反応し、塩化銀を作ることと関係しています。
塩化銀自体は健康効果も毒性もなく、通常腎臓によって尿として体外に排泄されますが、過剰な塩化銀は真皮に沈着していきます。
塩化銀はメラニン色素を生成し、皮膚の日光にさらされた領域(顔や手など)でより顕著に青またはシルバーの変色が見られるようになりますが、実際は体の皮膚全体に沈着します。
注意していただきたいのは、このアルギリアという副作用は、過剰摂取、それもかなりの過剰摂取のケースでのみ現れるということです。
FDAによるコロイダルシルバーの副作用についての研究結果でも、
銀皮症(アルギリア)は、最低でも1年間に900mg相当の銀を摂取した場合に起こる。
とあります。
900mg相当の銀をコロイダルシルバーに換算すると、
10ppmのコロイダルシルバー(250mlのボトル)、380本分、ということです。
これはコロイダルシルバーを1日に小さじ1杯摂取する48倍になります。
銀皮症で皮膚が明らかに変色している人は、たいてい自宅でコロイダルシルバーを生成できる機械を所有していて、日常的に過剰摂取を何年もしていたというケースが多いようです。
皮膚の変色はゆっくり進行するため、気づいたときには手遅れだったようです。
ちなみに銀皮症は見た目に影響が出るだけで、健康面に影響はないようです。
ダイオフ症状
コロイダルシルバーの強い抗真菌作用によりカンジダ菌が死滅していく過程で、カンジダ菌が重金属などの毒素を排出し、一時的に体調を崩すことがあります。
ダイオフ症状が出た場合、コロイダルシルバーの摂取を一時的に止めるか、量を減らして様子を見てください。
善玉菌までも死んでしまうリスク
コロイダルシルバーはその強い抗菌作用から、過剰摂取で腸内の善玉菌まで死んでしまうリスクもあるようです。
銀皮症、ダイオフ症状、善玉菌が死んでしまうということを考慮すると、用量を守り、改善したい症状がのためだけに使う方法が推奨されます。
乱れた食生活を続ける免罪符として、生活習慣病の予防で、などの理由で日常的に摂取することは避けたほうがよさそうです。
コロイダルシルバーを避けたほうがいいケース
妊娠中、授乳中、乳児は避けるべきという意見もありますが、これについても色々な意見に分かれます。
↑こちらはアメリカのコロイダルシルバー生成装置販売のサイトなので、立場的にはコロイダルシルバーについて悪いことは書かないのは当然ですが、ちゃんとソースもあり、フェイスブックでも一般の方から意見を聞いて参考にしているようなので、信憑生が高い印象を受けます。
この記事によると、
「妊娠中にコロイダルシルバーを摂取することは、胎児の発達に影響するリスクがある」という意見、逆に「妊娠中のコロイダルシルバーの摂取が、生まれてくる赤ちゃんを健康にし、楽なお産になる傾向がある」という意見をネット上で見つけたが、どちらの意見も信頼出来るソースは見つけられなかった。
コロイダルシルバー生成装置販売を15年間やってきて、赤ちゃんに影響が出たというクレームやコメントは一度もなく、むしろ妊娠中に摂取していた女性が「元気な赤ちゃんが生まれました」と報告してくれることはある。
ちゃんとしたソースがある研究で、妊娠したマウスにチューブでコロイダルシルバーを投与したが、胎児に異常が出たことはなかった。
ということです。
コロイダルシルバーの妊娠中の摂取は自己責任で、ということになります。
コロイダルシルバーの選び方
コロイダルシルバーは濃度10〜40ppmで強い殺菌効果を示すそうです。
もっと濃度が高いものもたくさん販売されていますが、値段も高くなります。
「高濃度でも低濃度でも同じくらいの効果が実験で示されているので、わざわざ高いお金を出して高濃度のものを買う必要はない」という意見もあります。
高濃度のものほど、黄色〜褐色の色があり、低濃度のものはクリアです。
高濃度のものは、1回の使用量を減らして使ってもいいかもしれません。
まとめ
コロイダルシルバーの効能、効果を示す症状、使用例、副作用、避けた方がいいケース、選び方について説明しました。
私の場合、カンジダ症にかかっている私の母乳を飲んだ長男に酷い乳児湿疹が出た時に、サプリメントを購入していたナチュラルストアの店員さんにこのコロイダルシルバーを勧められました。
使用した感想としては、「これは効く!」と思いました。
長男の乳児湿疹がカンジダダイエットによってある程度症状が落ち着いてきた時に、改善のスピードが遅くなったように感じた時期がありました。
その頃に私がコロイダルシルバーの摂取を始めたところ、乳児湿疹がもう一段階改善しました。
嬉しくなり、すぐにジェルも購入しましたが、ジェルは液体ほど目に見える効果が見られず、あまり使わないまま終わりました。
乳児湿疹も自然治癒した今も、風邪や胃腸炎の時に重宝しています。
銀製のコップを使うことで、銀イオン水を作ることができます。
(コロイド銀はできませんが…)
コロイド銀入りのコロイダルシルバーを作る方法は、電流を流して作るようになります。
副作用なしで菌やウイルスを殺せるコロイダルシルバー。
(過剰摂取で銀皮症は、あるかも?)自分で作る場合、
●極力「純銀」のワイヤーを2本
●蒸留水
●電池
●電熱線
●コップを用意し、ワイヤーを水に入れて電気を流すとできるようです。https://t.co/coGH3kn5pn
— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) March 15, 2020
・カンジダ症の人
・感染症の人
・炎症がある人
・天然の抗生物質に興味がある人