現代人は腸内環境に重要な亜鉛が消耗されすぎて不足している件

亜鉛 栄養

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現代人は圧倒的に亜鉛が不足しているそうです。

 

カンジダ症、リーキーガット症候群などの腸内環境の問題、アレルギー疾患、アトピーなど、亜鉛で改善が期待出来る症状はたくさんあります。

 

この記事では、亜鉛の効能、亜鉛不足の症状、亜鉛不足になった理由、大豆のフィチン酸が亜鉛を排出しているということ、亜鉛の腸内環境への影響、亜鉛摂取のポイントについて説明しています。

 

 

こんな人に読んでもらいたい
・カンジダ症の人
・腸内環境を改善させたい人
・爪が反り返っている人
・抜け毛が多い人
・目が疲れやすい人
・月経不順の人
・精力が衰えた人
・肌荒れが気になる人

 

亜鉛とは?

亜鉛は、たんぱく質の合成や骨の発育などに欠かすことのできない必須ミネラルです。

 

亜鉛

 

亜鉛の効能

●免疫機能の促進
●たんぱく質の合成
●エネルギーの生産
●新陳代謝を高める
●デトックス
●創傷治癒
●精子形成

 

亜鉛が不足すると

子どもでは、

●成長障害
●鉄欠乏性貧血
●皮膚炎

 

大人では、

●貧血
●皮膚炎
●味覚障害
●機能性障害
●脱毛症
●前立腺の障害
●骨粗鬆症

などが挙げられます。

 

現代人が亜鉛不足になった理由

現代人は亜鉛を含むミネラル全般が不足しているそうです。

 

昔と比べ、レトルト食品や外食産業が発達したことにより、現代食はどんどん砂糖過多になっていった傾向があります。

 

亜鉛は糖の代謝にも使われるため、過剰に糖分を摂取することで、亜鉛が消耗され不足します。

 

また、昔は作物を育てる土壌が豊かだったため、野菜からも亜鉛が摂取できましたが、大規模農業が進められ、農薬を使い、土壌を休ませることなく栽培に使ったことにより、土壌から亜鉛を含むミネラルが消えました。

 

フィチン酸が亜鉛を排出

玄米の糠や胚芽、発酵していない大豆に多く含まれているフィチン酸。

デトックス作用もあるフィチン酸ですが、体に必要なミネラルも排出してしまう問題があります。

 

欧米ではベジタリアンがトレンドな雰囲気がありますが、肉の代わりに大豆でできたソイミートばかりを食べていると、肉からの亜鉛摂取の機会を逃し、さらに大豆のフィチン酸が亜鉛を排出し、深刻な貧血状態になります。

この事実を知って、サプリメントなどで積極的に亜鉛やその他ミネラルを補えば大丈夫ですが、ただトレンドに乗ったベジタリアンは、顔色が悪くなり、立ちくらみなど体調不良に悩まされます。

亜鉛の腸内環境への影響

糖分過多の食事で糖を代謝する亜鉛を使い果たしてしまった場合、代謝されなかった糖は腸内のカンジダ菌の餌になり、異常増殖を促進します。

 

また、カンジダ菌増殖で腸壁が損傷している状態では、摂取した亜鉛を吸収しにくくなるという悪循環に陥ります。

 

亜鉛不足 → 亜鉛が摂取できなくなる → 免疫が弱まる → カンジダ症の症状が悪化する

 

亜鉛の摂取

 

亜鉛

 

亜鉛は微量ミネラルといって、量はそこまで摂らなくてもいいけど、体には必要なミネラルに分類されます。

 

微量ミネラル
鉄、銅、亜鉛、マンガン、クロム、セレニウム、ヨウ素、モリブデン、リチウム、バナジウム、コバルト、ニッケルなど
それに対して、比較的多めの量が必要になるミネラルが、多量ミネラルです。
多量ミネラル
カルシウム、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、リンなど

 

亜鉛の摂取量

厚生労働省によると、成人男性で10mg、成人女性で8mgとなっています。

が、カンジダ症など、腸内環境の問題がある人の場合、腸壁の損傷具合にもよりますが、8〜10mg摂取しても吸収されるのはわずかなようです。

 

8〜10mgでは全然足りないということです。

 

亜鉛療法でアトピーが治った事例も紹介している、皮膚科の有沢祥子先生のブログによると、

50mgくらいの摂取は安全

 

安全な摂取量が50mgで、重症なアトピーなどの症状がある方は、90mgくらいは必要と解釈しました。

 

亜鉛の過剰摂取

亜鉛20g以上の摂取で、めまいや吐き気などの急性中毒の症状が出ることがあるようです。

20mgではなく、20gです。

 

20gはかなりの量です。

1カプセル50mg亜鉛のサプリメントを一辺に400個摂取してやっと過剰になる量です。

1ボトルに120カプセル入っているとして、3ボトルを一気に摂取しても過剰ではないということです。

 

亜鉛の過剰摂取はそこまで心配しなくても良さそうです。

 

 

亜鉛の副作用

亜鉛は過剰摂取の心配もそれほどなく安全ですが、空腹時に亜鉛を摂取すると、亜鉛が直接胃の粘膜に付着して刺激することがあるため、胃部不快感を伴うことがあるようです。

サプリメントで亜鉛を摂取する場合は、食後に摂取しましょう。

 

亜鉛のサプリメント

亜鉛のサプリメントを選ぶ際に、「キレート加工」という言葉が出てきます。

キレート加工とは、吸収率を上げるためにサプリメントに施された加工のことで、グルコン酸、クエン酸、アミノ酸、ピコリン酸などを使ってコーティングしています。

 

キレート加工に使う「○○○酸」の種類がいくつもあって、どれが1番いいのか、わかりにくいと思います。

 

 

 

腸内の問題についても取り上げるこちら↑のアメリカ大手健康サイトによると、

ピコリン酸を使ったピコリネートキレート加工の亜鉛が、一番吸収率が高かったという研究結果を紹介しています。

 

ただ、日本ではグルコン酸でのキレート加工が主流のようなので、ピコリネート加工の亜鉛は海外のものを選ぶようになります。

 

 

 

 

Now Foods, ジンクピコリネート、亜鉛,50 mg、植物性カプセル 120粒
created by Rinker
ナウフーズ

 

 


亜鉛は体に必須ですが、体が必要としているのは亜鉛だけではありません。

 

 

↓こちらのマルチミネラルのサプリメントは、亜鉛含む、カルシウム、マグネシウム、ヨウ素、セレニウム、ナトリウム、鉄、、銅、マンガン、クロミウム、カリウム、グルタミン酸、ビタミンD3など、必要なミネラルとミネラル吸収に役立つビタミンが配合されています。

 

 

 

 

 

亜鉛を含む、必要なマルチミネラルに加え、必要なビタミンも全て配合されているサプリメントがこちら↓

Country Life, Multi-100,マルチビタミン,マルチミネラル, 90錠
created by Rinker
カントリーライフ

 

 

ベジタリアンなど、亜鉛欠乏の症状が出やすい食生活の方は、マルチミネラルではなく、亜鉛単品のサプリメントをオススメします。

亜鉛が豊富な食べ物

 

●牡蠣(カキ)

●うなぎ

●牛肉(もも肉)

●チーズ

●レバー(豚・鶏)

●卵黄

●大豆製品(納豆など、発酵されている大豆がオススメ)

●そば

●ゴマ

●緑茶

●抹茶

●カシューナッツ

●アーモンド

●黒米

●赤米

 

 

 

大豆は亜鉛が豊富ですが、発酵されていない大豆は亜鉛を排出してしまうフィチン酸も含まれているため、発酵されていない大豆の食べ過ぎに注意してください。

 

 

まとめ

現代人のほとんどが亜鉛不足であり、亜鉛が不足していることによってカンジダ症などの腸内環境の問題で悪循環が生じている、その場合、摂取した亜鉛がわずかしか吸収されないため、推奨摂取量の倍以上の亜鉛摂取が必要、過剰摂取は心配ないということについて説明しました。

 

今回はカンジダ症に焦点を当てて亜鉛の大切さを説明しましたが、カンジダ症とも関係のある「アトピー」にも亜鉛が大活躍するそうです。

 

奥が深いので、アトピーと亜鉛の記事は、別に書こうと考えています。

 

 

 

 

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