超レア「オメガ7脂肪酸」含有量ナンバー1のスーパーフルーツ「サジー」の効能

サジー 栄養

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モンゴル・ロシア・北ヨーロッパで、主に皮膚疾患の伝統薬として使われてきた果物「サジー」。

 

栄養価が高く、スーパーフルーツミラクルベリーと呼ばれますが、注目すべき点は何と言ってもオメガ7脂肪酸の含有量がズバ抜けて高いことです。

 

 

他の食品にはあまり含まれていないこの「オメガ7脂肪酸」。

どういった脂肪酸なのでしょうか?

 

 

この記事では、サジーとは? 栄養素、効能、摂取方法、副作用など、前半でサジーについて、後半からは、サジーに含まれるオメガ7脂肪酸の効能、オメガ7脂肪酸を含む食品について説明しています。

 

こんな人に読んでもらいたい
・カンジダ症の人
・腸内環境の問題がある人
・アトピー性皮膚炎の人
・糖尿病の人
・高血圧の人
・免疫を高めたい人
・妊娠中の人
・授乳中の人
・オメガ7脂肪酸について知りたい人

 

 

サジー

 

 

サジー

 

 

 

約7千年前から生育している太古の植物「サジー」。

 

−40℃の寒さ、乾燥に耐えられる、強い植物です。

 

品種もさまざまで、生息地域によって形や色、大きさ、呼び名も異なります。

 

サジーの別名

●シーベリー(sea berry)

●シーバックソーン(sea buckthorn)

●シーバックホーン(sea buckhorn)

●サンドソーン(sand thorn)

●サロウソーン(sallow thorn)

●ヒッポファエ(hippophae)

●クロウメモドキ

●チャチャルガン

 

サジーを漢字(中国語)で書くと、こうなるようです。

「沙棘」

 

サジーは、甘みが少なく、とても酸っぱい味が特徴です。

 

果実は、ジュース、ジャム、ピューレ、ゼリー、ソース、などに使われたり、オイルや抽出液を搾り取られたりもします。

 

種や葉は、オイルや抽出液を搾り取ることに使われます。

 

 

サジーの栄養素

 

 

サジー

 

 

スーパーフルーツと呼ばれるほど、栄養価が高いサジー。

 

サジーに含まれる栄養素は、以下の通りです。

 

ビタミン

●ビタミンE

●ビタミンA

●ビタミンC

●ビタミンB1

●ビタミンB2

●ビタミンB5

●ビタミンD

●ビタミンP

●ビタミンK

 

ミネラル

●カリウム

●カルシウム

●マグネシウム

●鉄

●マンガン

●銅

●亜鉛

●クロム

●セレン

 

オメガ脂肪酸

●オメガ3脂肪酸

●オメガ6脂肪酸

●オメガ7脂肪酸(パルミトレイン酸)

●オメガ9脂肪酸

 

その他

●フィトステロール

●ポリフェノール

●フラボノイド

●カロテノイド

●食物繊維

 

 

 

 

 

サジーの効能

 

 

サジー

 

 

心機能の促進

サジーの抗酸化作用が、血圧を下げ、血管障害を予防、コレステロール値を下げるため、心臓病の予防につながります。

 

狭心症の発作を軽減するため、サジーを使う代替治療もあるようです。

 

血糖値の改善

サジーには、インスリン感受性を改善する作用もあるようです。

 

健康で標準体重のボランティアに、糖質の高い食事をしてもらったところ、サジーを一緒に摂取することで血糖値スパイクが抑えられたという研究結果があるようですが、「サジーが糖尿病に有効」と断定するには、更なる研究が必要とのことです。

 

 

 

肌のトラブルの改善

サジーを食べる、またはジュースで飲むことは、サジーのオメガ7脂肪酸とオメガ3脂肪酸の抗炎症作用が、腸内の炎症を抑え、アレルギー症状を改善することにつながります。

 

また、サジーのオイルを直接肌に塗ることで、紫外線から肌を守ることもできます。

 

サジーは、

●アンチエイジング

●アトピー性皮膚炎

●ニキビ

●火傷

●乾燥肌

●妊娠線

●粘膜の保護

にも使われます。

 

 

ロシアでは、宇宙飛行士の放射線による火傷を防止するため、サジーが使われるそうです。

免疫機能の促進

サジーには、ポリフェノールの一種であるフラボノイドが含まれています。

 

フラボノイドは、

●白血球への栄養供給に大きな働きをする抗酸化物質

●デトックス作用

●アンチエイジング

●ストレス緩和

●がん抑制

●免疫を整える

●血液サラサラ

などの効果があります。

 

サジーには、大腸菌などに有効な抗菌作用、インフルエンザやHIVウイルスに有効な抗ウイルス作用も期待されていますが、こちらは現在研究段階とのことです。

 

 

肝機能の促進

サジーに含まれる脂肪酸、ビタミンE、カロテノイドは、肝臓の細胞をダメージから守る作用が期待されています。

 

抗がん作用

サジーに含まれるフラボノイドの抗酸化作用には、抗がん作用も期待されています。

 

また、カロテノイドとビタミンEは、がん予防に大切な栄養素です。

 

動物実験では、サジーによるがん細胞の転移を抑制する結果が得られていますが、化学療法の抗がん剤に比べ、効果は落ちるようです。

 

人体実験はまだ行われていないため、サジーの抗がん作用の可能性は、まだわからないということです。

 

 

その他

サジーにはその他にも様々な効能があります。

 

●視力回復

●ドライアイの軽減

●PMSの軽減

●更年期障害の軽減

●消化促進

●逆流性食道炎(GERD)の改善

●風邪予防

●咳止め

●うつ病の予防・改善

●便秘の改善

●ダイエット効果

 

 

 

 

サジーの摂取方法

サジーは、

●ジュース、ジャム、ピューレ、ゼリー、ソースなどにして、食べる・飲む方法

●抽出液(エクストラクト)、オイルをサプリメントとして摂取する方法

●オイルを肌に塗布する方法

があります。

 

食べる・飲む方法

サジーは日本ではあまり生育しておらず、生のフルーツも出回っていないため、ジュースで飲むことが一般的です。

 

最近は、北海道で栽培している地域があるようです。

 

サジージュースを選ぶ際は、混ぜ物が入っていない100%のジュースを選んでください。

砂糖が添加されていると、腸内のカンジダ菌のエサになってしまうため、無糖のジュースの方がいいです。

サジーは果物なので元から少し糖分が含まれますが、これは低糖なのでそこまで心配いらないです。

 

サジージュースは、オリーブのような匂いがあり、甘さはほとんどなく酸っぱい味がします。

 

「不味い」という意見も多く、オレンジジュースなどに混ぜて飲む人もいるようですが、市販のオレンジジュースは砂糖がたくさん入っています。

 

腸内環境を考えると、不味くてもストレートで飲みたいところです。

 

どうしてもあの味が受け付けないようでしたら、スムージーに混ぜて飲むことがオススメです。

 

 

 

 

 

サプリメントで摂取する方法

サジーのオイルを飲み物などに入れて摂取するか、オイルがソフトジェルカプセルに入っているものを摂取するのが一般的です。

 

オイル、またはサプリメントを選ぶ際は、

●CO2抽出法

●超臨界抽出法

という抽出法を取っている製品に、より栄養素が含まれているようです。

 

 

 

 

 

 

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オイルを肌に塗布する方法

サジーのオイルを肌に塗布する場合は、他のオイルなどに混ぜて塗布することが一般的です。

原液を塗布することは、肌に刺激になります。

 

●ココナッツオイル

●アロエジェル

●ローズヒップオイル

など。

 

 

サジーのオイルはサラッとしているため、肌に塗ってもすぐに染み込み、油っぽさはそれほど気になりません。

 

塗布した部分の肌がオレンジ色になることがありますが、時間が経てば消えるので、問題ありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

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サジーの副作用

サジーは、比較的安全ですが、過剰摂取で下痢をするケースがあります。

 

サジーは便通を促進することで、デトックス効果をもたらします。

 

摂取する容量は、製品によって異なるため、パッケージの記載に従ってください。

 

また、サジーは血圧を下げる作用があるため、低血圧の人は専門家に相談した上で摂取するかを決めてください。

 

 

サジー摂取により、尿の色が黄色、またはオレンジ色になることがありますが、これは心配いりません。

 

妊娠中・授乳中

妊娠中・授乳中の方への影響は、まだ安全が確認できた研究結果がないようです。

この場合も、専門家に相談した上で摂取して欲しいのですが、成分を濃縮している抽出液やオイルに比べ、ジュースは飲みすぎない限り安全なようです。

 

サジーには、妊娠中にとても重要な鉄分、そして鉄分を吸収しやすくしてくれるビタミンCカルシウム果実酸が豊富です

鉄分の吸収に役立つカルシウムの吸収を促進してくれる、ビタミンDも含まれ、バランスが取れています。

 

特に、サジーの葉から抽出したエクストラクトは、妊娠中・授乳中の方への安全性が確認されていないようなので避け、ジュースを摂取量に気をつけて飲むことは、赤ちゃんにとって有益になると言えます。

 

 

 

 

 

 

 

オメガ7脂肪酸

サジーについて説明してきました。

 

ここからは、サジーに含まれるオメガ7脂肪酸について説明していきます。

 

オメガ7脂肪酸は、オメガ3やオメガ6、オメガ9と同じ「不飽和脂肪酸」の一つです。

ここ数年で注目を集めるようになりました。

 

「パルミトレイン酸」、「バクセン酸」、「マルガロレイン酸」がオメガ7脂肪酸になりますが、この中で今一番注目されているのが「パルミトレイン酸」です。

 

パルミトレイン酸は、飽和脂肪酸であるパルミチン酸から体内で生成されるので、必須脂肪酸には区分されません。

 

オメガ7脂肪酸を豊富に含む食品が少ないため、オメガ7脂肪酸はレアな脂肪酸と言われています。

 

オメガ7脂肪酸の効能

●抗炎症作用

●中性脂肪を分解する

●肝機能の促進

●血糖値の調節

●肌の健康を保つ

 

同じく注目されているオメガ3脂肪酸の効能とほぼ同じですが、オメガ3脂肪酸が酸化されやすいことに対し、オメガ7脂肪酸は熱に強く、酸化されにくいようです。

 

抗炎症作用では、オメガ3よりもオメガ7の方が、強力な作用を持つそうです。

 

 

 

 

オメガ7脂肪酸の注目すべき点は、過剰摂取で心臓に有害な作用をもたらす脂肪酸の1つであるパルミチン酸から、健康に有益なオメガ7であるパルミトレイン酸に体内で変換されることです。

 

パルミチン酸は、パーム油、ラード、牛乳、バター、魚介類に含まれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカの健康情報トーク番組「The Dr. Oz Show」では、コロンビア大学心臓外科教授のマホメット・オズ医師がサジージュースとオメガ7脂肪酸について取り上げています。(英語)

 

 

オズ医師によると、オメガ7脂肪酸に粘膜を保護し潤滑剤になる作用があるため、ドライマウスやドライアイに効果を示し、腸壁を潤滑にするため、便通が良くなると説明しています。

 

 

 

オメガ7脂肪酸を含む食品

オメガ7脂肪酸含有量がダントツに高いのは、サジーです。

 

 

その他の食品では、

●マカデミアナッツ

●マカデミア油

●アボカド油

●マグロ

●イワシ

●サーモン

など。

 

含有量は少ないのですが、オリーブオイルにもオメガ7脂肪酸が含まれているそうです。

 

 

サジーに含まれる脂肪酸のうち、約30〜35%がオメガ7脂肪酸。
マカデミアナッツは、約17%ということです。

 

 

まとめ

サジーとは? 栄養素、効能、摂取方法、副作用など、後半からは、サジーに含まれるオメガ7脂肪酸の効能、オメガ7脂肪酸を含む食品について説明しました。

 

現在出回っているフルーツは、何度も品種改良をされ、糖度は高く美味しいのですが、栄養価は落ち昔ほど健康に有益とは言えない質のものがほとんどです。

 

そんな中、サジーは太古の果実が現代も昔と同じ栄養価のまま食べられるという、珍しい果物です。

 

さらに、レアな脂肪酸であるオメガ7脂肪酸が豊富ということで、付加価値が高まります。

 

 

普段から、プロバイオティクス、マルチビタミン&ミネラル、消化酵素、オメガ3脂肪酸など、いろいろなサプリメントを摂取している私は、カプセルや錠剤に添加物が入っていることが多いため、カプセルや錠剤以外の摂取オプションがある場合、断然そちらを選びます。

 

サジーは、私のようなカンジダ症で、腸内環境のバランスが崩れている者にとって必要な栄養素が豊富で、しかもジュースで摂取できるためカプセルを1種類減らせるメリットがあり、重宝しています。

 

 

 

 

 

 

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