電線、電子機器、家電、Wi-Fiなどから発生するEMF(電磁波・電磁場)は、体の電気的バランスを崩します。
素肌で大地に触れるアーシングは、大地から体に電子を補充することにより体の電気的バランスを正常化し、機能を回復させる方法です。
日常的にEMFに曝露され、靴を履いて外を歩きほとんど大地に触ることのない現代人は、体内の電子の欠乏により慢性炎症が生じています。
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アーシングの効能については、こちらの記事で詳しく説明しています。
EMFの影響の大きさを数値として知る方法、アーシングにより体の電荷がちゃんと下がっているのかを確認する方法として、デジタルテスターを使う方法があります。
この記事では、デジタルテスターを使い体表電圧を測定しEMFの影響の大きさを知る方法を説明しています。
デジタルテスター
デジタルテスターは、回路計やマルチメーターなどとも呼ばれ、主に電気設備業者などが使う測定機器です。
主に、
●電流
●電圧
●抵抗
などを測定することができます。
機種によっては、
●静電容量
●周波数
●ダイオード
●温度
なども測定できます。
プロでなくても、家庭での修理やDIY、自動車の点検など幅広い用途があります。
値段は機種の性能により1,000円〜50,000円くらいと差がありますが、体の電圧の測定、アーシングの効果の測定という目的でしたら、2,000円〜3,000円前後の機種で十分です。
性能の違いは主に何を測定できるか、どのくらい精密に測定できるかになります。
どのくらい精密に測定できるかは「カウント」で表されます。
数値が大きいほど精密で、小数点以下の桁数が変わってきます。
体表電圧測定用でしたら2000カウントくらいで十分です。
体表電圧測定以外にも使う可能性がある場合は、3000〜4000カウント以上の上位機種を選んでください。
こちらは2000カウント のテスターです。↑
付属品のワニ口クリップは、コンセントのアースに接続する際、コードを長くしたい時に別のコードと接続する際に便利です。
こちらは4000カウントのテスターです。↑
ワニ口クリップも付属。
デジタルテスターで体の電圧を測定する方法
1、テスター棒をテスターに装着
赤い矢印の穴に赤いテスター棒を、黒い矢印の穴に黒いテスター棒を刺します。
ワニ口クリップを使う場合も同じです。
購入時は、テスター棒の両端にカバーが付いているので外します。
私の機種のカバーはちょっと硬かったです。
2、電源を入れる
電源はダイアルを回すと入ります。
「V〜」に合わせます。
「V〜」はオートレンジの交流(AC)の電圧測定です。
機種によってはAC(交流)・DC(直流)を選択するボタンがあるので、その場合はボタンを使います。
ほとんどの機種がオートレンジですが、マニュアルレンジの場合は、20 V、または 20 VAC、 20 ACV を選びます。
3、黒いテスター棒をアース
黒いテスター棒は、アースされた状態でないと体の電圧は測れません。
屋外にいる場合は、土の地面を探し黒いテスター棒を刺します。
屋内にいる場合は、アースがあるコンセントの蓋を開け、ワニ口クリップが中のネジに触れるように接続します。
(北米では、写真のようにほぼ全部のコンセントにアースの穴があります。)
60年代に建てられた家など、まれにコンセントにアースがない家もあるようです。
心配な場合は、アースが機能しているか調べるテスターを使い確認することができます。
2つのオレンジのライトが点灯したら、アースはできています。
コンセントでアースを取れない場合は、金属のワイヤーを窓から出して地面に接地する必要があります。
4、赤いテスター棒を触る
赤いテスター棒の金属の部分を触ります。
人差し指と親指で摘めばOKです。
機種によりますが、体の電圧によって表示が自動的にボルト(V)になったりミリボルト(mV)になったりします。
1V=1000mV です。
念のため…
赤いテスター棒に触れていない時は、数値が上下しますが、これは大気中の電圧というわけではないそうです。
ただちゃんと測定できていない状態です。
体の電圧を測定してみました
田舎、都会、電線の近く、電気が通っていない場所、屋外、屋内などいろいろな場所でデジタルテスターを使い体の電圧を測定してみました。
以下は実際に測定してみて気づいたことです。
しゃがむと電圧が下がる
靴を履いた状態で同じ場所にいても、立っている時は電圧が高く、しゃがむと低くなります。
大気は自然な状態で帯電しており、地表で0V、高くなるにつれ電圧も上がります。
電線に近づくと一気に電圧が上がる
大きい鉄塔や電線に近づくと一気に電圧が高くなりました。
1歩でも遠のくと、少し電圧が下がります。
EMFが発生している場所からは、少しでも離れた方がいいことがわかりました。
携帯電話を充電中に使わないことはもちろん、離れた場所で充電することも害を減らす工夫になります。
木材も多少電気を通す
生きて立っている木に触れればアーシングになりますが、木材はそこまで電気を通さないという認識でした。
実際に裸足で木材に触れてみると、多少は体の電圧が下がりました。
石は電導性があると思っていましたが、砂利は木材ほど効果がありませんでした。
これは湿気にも関係してきそうです。
電気が通っていない僻地はアーシングしなくても電圧は0に近い
電気が通っていない、携帯電話の電波もない、Wi-Fiもない山奥で測定したところ、靴を履いていても体の電圧はほぼ0でした。
アーシングシーツの上に普通のシーツをかぶせても多少は効果を得られる
寝室ではアーシングしていない状態で、体の電圧は約2.2Vでした。
アーシングシーツに触れると、0.2〜0.3V に下がります。
アーシングシーツの上に普通のシーツをかぶせた状態では、0.6V でした。
そこにさらに掛け布団をかけると、2.0V に。
シーツ1枚では多少は効果がありますが、掛け布団となるとほとんどアーシングできていません。
レビューで一番評価が高い「riraku-life(リラクリフェ)」のアーシングシーツ
金属の中でも一番電導性のいい、銀素材の金属繊維を綿に織り込んでいます。
ハーフサイズ↓
フルサイズ↓
まとめ
デジタルテスターを使って体の電圧を測定する方法、私が実際に測定してみて気づいたことについて説明しました。
デジタルテスターは、体内の電流を測るものではなく体の表面の電圧を測るものですが、自分がEMFの影響をどのくらい受けているのかの目安になります。
デジタルテスターを購入する際、「ご主人に最高の誕生部プレゼント!」という記述を見かけましたが、使ってみて確かにこれは男性が好きそうだなぁと思いました。
私自身もいろいろな場所でテスターを使い、かなり楽しんでおります。
2000カウントのテスター↑
4000カウントのテスター↑
参考記事:Groundology “Guide to measuring body voltage”
・環境別によるEMFの影響の大きさを数値で知りたい人
・アーシングによりどのくらいEMFの影響が減らせているのかを知りたい人
・自宅や職場でどのくらいのEMFに曝露されているのかを知りたい人
・室内で使用するアーシングマットやアーシングシーツがちゃんと機能しているかを知りたい人