根管治療はやってはいけない!根管治療が全身の不調を引き起こす理由

健康

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神経まで達する大きい虫歯ができてしまった場合や外傷による歯の破損の場合、程度にもよりますがほとんどの歯科医は抜歯を避け、まずは根管治療で歯を残す方法を取ると思います。

しかしその根管治療後の歯が、全身に与える影響についてはあまり知られていません。

オーストラリアの映画製作者フレーザー・ベイリーが監督した「Root Cause(2019年)」というドキュメンタリー映画では、10年以上謎の不調に悩まされたベイリー監督が、不調の根本原因は根管治療であることまでたどり着き、最終的には不調を克服するに至った経緯と共に、根管治療が有害であることを認識している世界中の歯科医師、医師、専門家のインタビューを紹介しています。

この記事では、映画「Root Cause」から、なぜ根管治療が全身の不調を引き起こすのか?、根管治療をしてしまった歯はどうすればいいのか?について説明しています。

 

映画「Root Cause」あらすじ(ネタバレあり)

「Root Cause」は、映画製作者フレーザー・ベイリーの実話に基づく長編ドキュメンタリー映画です。

高校卒業時に巻き込まれた喧嘩で殴られ、その外傷から前歯を根管治療するハメになったフレーザー・ベイリー。
その後、パニック発作、不安、慢性疲労、吐き気、めまい、興奮、不眠症、EDに悩まされ、様々な療法を試しますが、不調は治りません。

「何が悪いのか?」という自問、治癒を模索し続け約10年、ある日行ったレッヒャーアンテナ(Oリングテストのようなもの?)により、不調の原因は根管治療である事が指摘され、根管治療の危険性を認識している代替歯科医院で問題の歯を抜いてもらいます。

親知らずにキャビテーションという顎骨内の炎症・囊胞も見つかったので、同時に治療。

それにより悩んでいた不調が全て完治。

「辛い10年だったけど、結果的に映画製作を行い根管治療について啓発している現在があることは、意味があったのかもしれない。」という最後の言葉が印象的でした。

 

この映画は2019年にNetflixで放映されましたが、「科学的証拠によって裏付けられていない重大な誤情報が含まれる」として、すぐに米国歯科医師会(ADA)、米国歯内療法士協会(AAE)、米国歯科研究協会(AADR)から強い反論を受け、Netflixは配信を停止しました。

根管治療を行う歯科医にとっては、非常に困る内容だったからということは明らかです。

現在は、YouTubeで全編を無料で視聴できます。

 

 

 

根管治療が引き起こす問題

根管治療について25年間研究した歯科医師のウェストン・プライス博士は、「根管治療済みの歯(失活歯)は、全ての不調の原因である可能性がある。」と述べています。

  • 精神疾患
  • 心疾患
  • 脳血管疾患
  • 神経系疾患
  • がん
  • ホルモン異常
  • 関節炎
  • 自己免疫疾患

など、全ての不調、慢性疾患が根管治療から始まっている可能性が指摘されています。

ウェストン・プライス博士が行った実験では、慢性疾患患者の口腔内から根管治療済みの歯を抜歯し、ウサギの皮膚の下に入れるということを行っています。
この結果、ウサギは患者と同じ疾患を発症します。

さらに映画の中では、「心臓発作の一番の原因は根管治療」と述べています。

 

なぜ根管治療が様々な疾患の原因になるのでしょうか?

 

根管治療が不調を引き起こす理由

「死んだ組織を体内に残したままだと、一生治癒することはない。」

これは映画の冒頭でまず述べられ、映画の途中でも何度も指摘される問題です。

医療において、壊死した組織を残した治療方法を行うのは「歯科」のみです。
神経を抜く「抜髄」で歯を殺し、それをそのまま口の中に放置するということは異常な治療法です。

壊死した組織には掃除屋としての菌が集まってきます。
根管治療により、神経が入っていたメインの根管は充塡物が詰められますが、この根管には無数の細い管もつながっています。

根管治療はメインの根管内はきれいにしますが、そこにつながる無数の細い管までは処置しません。

無数の細い管は空洞となり、暖かい環境であるため、菌の繁殖に最適の場所となります。

そのため歯の中では菌が繁殖し、菌は毒素を産生します。
この毒素は菌の死骸である場合もありますが、通常は菌の排泄物「硫化水素」です。

硫化水素は、ボツリヌス毒素と同等の毒性があるそうです。

 

全ての歯には神経が通り、血管で全身とつながっています。
歯は臓器とも繋がってるため、特定の歯の根管治療が特定の臓器に影響を与える場合があります。

 

それぞれの歯が全身のどの臓器や器官につながっているtのか、どういう疾患の原因になるのかをまとめました。(ソース:dentagama.com「Meridian tooth chart. Teeth to organs relationship」

 

 

 

根管治療が原因の不調の例

前歯の根管治療をした19歳の女性。

治療後、繰り返し患う尿路感染症に悩まされるようになりました。
医療機関にかかり抗生物質を服用しますが、治りません。

映画に出てくる根管治療の害に詳しい医師にかかった際、根管治療済みの失活歯の抜歯を勧められましたが、根管治療が尿路感染症の原因であることに納得ができず、抜歯をせずに様子を見る選択をしました。

それでももちろん症状は治ることはなく、もう一度この医師の元を訪れます。
最終的に抜歯をしたら、尿路感染症に罹らなくなりました。

前歯は腎臓や膀胱など、尿路に繋がっています。

 

別の例では、咽喉がんの患者が根管治療済みの歯を抜歯したらがんが治ったケースもありました。

映画では、がん患者の96%が口腔内に根管治療済みの歯があったという結果も紹介しています。

乳がん患者の90%以上は、乳がんと同じ側に根管治療済みの歯があるそうです。

慢性疾患の原因は複合原因であるとは思いますが、映画では根管治療が大きな原因になっていると述べています。

 

不調の原因が根管治療であることはあまり知られていない

映画に出てくる医師は、自分のところに来る患者で不調の原因が根管治療であることに気づいている人はほぼいないと述べています。

これは神経が抜かれている歯は痛みがないためということが大きいのではないか?という意見です。

根管治療済みの歯のレントゲン(2D)を撮っても、囊胞が映らない場合は多く、知識がない歯科医師は見落とします。
囊胞を見つけるには、3Dで映るコーンビームというスキャナーを使う必要があるそうです。

そして現代歯科では、歯が全身の臓器とつながっていることを無視する傾向があり、歯は歯としてしか見ていません。
さらに歯も血が通って生きているのに、歯はただの石ころであるかのように見ていることも根管治療をやめない原因になっているとのことです。

特にアメリカでは、昔は「歯がない=貧乏」という風潮が強かったため、歯を保存する治療が人気になりました。
患者の要望も手伝い、根管治療という誤った治療法が続けられている背景があります。

 

根管治療済みの歯は抜歯すべき

口の中に根管治療した歯がある人にとっては聞きたくない言葉だと思いますが、この映画に出てくる専門家たちは口を揃えて「根管治療済みの歯は抜くべき」と述べています。

根管治療済みの歯は化膿して囊胞を作り、全身の不調の原因になっているからという理由です。

 

ただ抜くだけではダメ

「わかりました、では根管治療済みの歯は抜歯します。」と近所の歯科医院に行き抜歯をしても、不調は治らない可能性があります。

根管治療済みの歯の根の奥の歯槽骨には囊胞ができていることが多く、抜歯とともにこの囊胞と歯根膜組織を全部取り除くことが必要です。

知識がない歯科医や囊胞がちゃんと映せるレントゲン設備を持たない歯科医院に施術を任せると、取り残しが発生する可能性があります。

さらに知識がある歯科医は、抜歯後の栄養療法などもサポートしてくれます。

 

抜歯後はどうするか

抜歯後、歯がなくなった所はどうすればいいのか?
この問題も映画ではちゃんとカバーしています。

選択肢は4つ。

  1. 放置、何も入れない
  2. ブリッジ
  3. インプラント
  4. 入れ歯

どれを選択するかは、失った歯の本数、部位、患者の年齢、予算、どれだけ外見を重視するかなどで変わってきます。

 

一つ一つについて、映画内で説明されていたメリット・デメリットを紹介します。

1、放置

予算がない場合、噛むことに支障がない場合、見た目を気にしない場合は、何も入れないという選択肢もあります。

後ろの歯が傾いてくる、噛み合う歯が上がってくる(下がってくる)などのデメリットはありますが、体への負担は小さいです。

 

2、ブリッジ

患者にとっての使用感はいいブリッジ。
映画では、従来のブリッジと接着性ブリッジの2種類を紹介しています。

●従来のブリッジは、欠損歯の両隣の歯を削って支台歯に形成しブリッジをかけます。
この方法は、健康な歯を削ることで支台歯の寿命を短くするため、映画では「あまりオススメできない方法」と言っていました。

●接着性ブリッジは歯を削らないブリッジで、隣の歯へのダメージを軽減することができます。
デメリットは強度が低く、取れやすいこと。
取れたら歯科医院でまた接着してもらいます。

 

3、インプラント

Infographic of human in structure of the dental implant illustration

歯がなくなった部位の骨に、外科手術で穴を開けて土台となるネジを埋め込むインプラント。
映画では、素材の異なる2種類のインプラントについて話しています。

●チタン
従来のインプラントはチタンという金属でできており、現在もチタンが主流です。
映画ではチタンの金属イオンが自己免疫疾患を引き起こすことを指摘しており、オススメしていません。
しかもチタンのインプラントは一度入れたら、手術で取り除いたとしても不調が治らないリスクもあるということです。
人体は電子機器のように電気の流れで動いていますが、金属を体に入れるということは電気的な流れを阻害するデメリットもあります。
不調を避けるために根管治療済みの歯を抜いても、チタンインプラントを入れてしまっては意味がないということです。

●ジルコニア
チタンに比べ拒絶反応のリスクが低いジルコニアというセラミック。
映画では、こちらのジルコニアインプラントをオススメしています。
デメリットは値段が高いことです。

 

4、入れ歯

使用感があまり良くないために患者に敬遠される傾向がある入れ歯(部分入れ歯)。
体や他の歯への負担が一番小さい方法なので、検討する価値はあると思います。
しかし映画ではほとんど言及されていませんでした。

 

まとめ

ドキュメンタリー映画「Root Cause」から、根管治療が全身の様々な不調の原因になることについて説明しました。

死んだ組織を体から取り除かない限り、治癒は望めません。
歯も同じで、神経を抜かれ死んだ歯には菌が集まってきます。

それらの菌の排泄物が、歯と繋がっている臓器に不調をもたらします。

特に心臓は根管治療の影響を受けることが多い臓器で、他には尿路、神経系なども影響を受けやすいそうです。

がん患者は根管治療済みの歯がある人が多く、その歯を抜歯することでがんが治った症例はたくさんあるそうです。

映画では「根管治療はしてはいけない」「根管治療済みの歯は抜歯すべき」という見解です。
そして抜歯後の補綴処置は、ジルコニアインプラントを勧めている印象でした。

 

私の個人的な意見は、「自分だったらインプラントは選択しない」です。
素材が金属でもセラミックでも、です。
理由は、歯槽骨に穴を開けてネジを埋め込むという、抜歯以上に体にはトラウマになる処置だからです。

死んだ歯という異物を取り除いたのに、インプラントでまた異物を入れる。
かなり違和感を覚えます。
セラミックでも金属でも異物は異物です。
輸血ですら異物と考える私には、インプラントは完全選択肢外になります。

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イーロン・マスクのニューラリンクが脳にインプラントを埋めこもうとしていますが、私にとっては歯科のインプラントも同類です。

自分だったら、入れ歯がかなり有力選択肢です。
1本義歯という手もあります。

 

ここまで、すでに根管治療済みの歯がある人向けの内容になっていますが、現在虫歯や外傷で根管治療をする予定がある人はどうすればいいのか?

これは映画では触れられていない部分でしたが、根管治療を避けるためにできることがあります。

これは次回の記事に書きたいと思います。

 

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