鉄分強化食品がミネラルバランスを崩し、肥満や代謝性疾患を悪化させている可能性が…

栄養

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鉄は人間にとって不可欠な元素であり、鉄なしでは生きていけません。
しかし過剰摂取は有害となる可能性があります。

元アメリカ海軍士官、ビジネスマンのリチャード・ニコリーは、自身のブログ「Free The Animal」で、健康やライフスタイルに関する情報を発信しています。
この記事では、リチャード・ニコリー「Free The Animal」の「穀物、小麦、スパーフード、栄養強化食品と全ての食事理論(Grains: Wheat, Superfoods, Food Enrichment, and The Dietary Theory of Everything)」という記事から、現代の食文化における鉄分の過剰摂取、特に穀物や加工食品に添加される鉄分(鉄分強化)が、肥満、糖尿病、心臓病などの代謝性疾患の増加に関連しているという「鉄分強化仮説」について取り上げたいと思います。

鉄分強化仮説の概要

鉄分強化仮説とは、鉄不足・貧血の解決策として、食品に人工的に鉄分を添加する「鉄分強化」が必須栄養素のバランスを崩し、健康に悪影響を及ぼしているとする説です。
鉄分強化は、20世紀初頭に貧血対策として導入されました。
特にアメリカでは、1940年代から小麦粉やシリアルなどの加工食品に鉄分が添加されるようになりました。
しかし、この政策が現代人の鉄分過剰状態を引き起こし、代謝異常や炎症の原因となっていると主張します。
鉄分は体内で酸化ストレスを引き起こす可能性があり、特にマンガンや銅などの他の微量栄養素とのバランスが崩れると、毒性が増すとされています。

鉄分強化の始まり

鉄分強化の歴史は、栄養不足が問題だった時代に遡ります。
1900年代初頭、貧血や栄養失調が一般的だったため、食文化に介入する形で鉄分強化が導入されました。
この政策は当時の科学的知見に基づいていたものの、現代の食環境では不適切である可能性があります。
現代では、加工食品や動物性食品の消費が増加し、鉄分の摂取量が過剰になっている可能性が高いです。
特に、赤身肉や鉄分強化シリアルの摂取が多い西洋諸国では、鉄分過剰が問題となっています。
さらに、鉄分の吸収を抑制するフィチン酸が豊富な全粒穀物の消費が減少していることも、鉄分過剰の一因とされています。
フィチン酸は、植物性食品に含まれる成分で、鉄や他のミネラルの吸収を抑える役割を持ちますが、現代の食文化では精製された穀物が主流であり、フィチン酸の摂取が減っています。

世界の鉄分強化状況

アメリカ、イギリス、カナダの3カ国は、精白小麦粉、白パン、パスタ、米、シリアルへの鉄分強化を義務付けています。

デンマークは、1987年まで鉄分強化を行っていましたが、健康への懸念と生体内利用能の低さから鉄分強化を取りやめ、禁止強化食品輸入を禁止。

スウェーデンとフィンランドは自主的に鉄分強化を行っていましたが、1995年に取りやめ。

デンマーク、スウェーデン、フィンランドでは、鉄分強化を行っていた期間とその後で鉄欠乏性貧血の発症率にほとんど変化が見られなかったため、鉄分強化が貧血の予防に役立っていなかったことがわかります。

興味深いことに、スウェーデンでは、小麦粉への鉄分強化を中止してから1年以内の1996年にグルテン過敏症の流行が終息しました。
鉄分強化された小麦粉が出回っていないオランダやフランスでは、グルテン過敏症は非常にまれです。

日本ではアメリカやカナダなどとは異なり、穀物(小麦粉やシリアル)への鉄分強化が義務化されておらず、鉄分強化食品の普及は比較的限定的です。
アメリカでは穀物に鉄分が広く添加されているのに対し、日本では乳製品や飲料を中心に鉄分強化が行われる傾向があります。

 

鉄分と健康問題

鉄分過剰が酸化ストレスや炎症を引き起こし、肥満や代謝性疾患のリスクを高める可能性があります。
どういうことかと言うと、鉄はとても酸化しやすいため、体内でフリーラジカルを生成し、細胞や組織にダメージを与える可能性があります。

特に、肝臓や脳に鉄が蓄積すると、神経炎症や代謝異常を引き起こす可能性が指摘されています。

リチャード・ニコリーに言わせると、”食品に添加される鉄は、ほとんどの場合ただの「金属片」であり、有害な重金属。”
これが腸内細菌叢に悪影響を及ぼします。
発展途上国では、鉄剤の摂取は感染症の発生率や死亡率の上昇につながりました。
鉄分強化食品の鉄は、ごく一部しか吸収されず、残りは大腸粘膜の脂質過酸化を促進します。

食品メーカーは、吸収の悪い強化鉄の吸収を高めるために、ビタミンC(アスコルビン酸)やHFCS(高果糖コーンシロップ)を製品に添加します。

過剰な鉄摂取は、代謝異常を引き起こします。
  • 鉄分の過剰蓄積は、2型糖尿病とその合併症(心血管疾患、腎症、神経障害)のリスクを高める可能性がある。
  • 鉄は酸化ストレスと炎症を誘発し、インスリン抵抗性やβ細胞障害を引き起こす。
  • 疫学研究では、高フェリチン値が糖尿病リスクと関連。
  • ヘモクロマトーシス患者でも鉄過剰が糖尿病を悪化させる。
  • 鉄過剰は動脈硬化、腎機能低下、神経障害を促進。
  • 献血や鉄キレート療法、ヘム鉄摂取の制限が有効な可能性があるが、因果関係の証明や長期効果の検証が必要。
  • 鉄代謝管理は糖尿病予防・管理に重要。

合成ビタミンCも高果糖コーンシロップも、代謝障害を引き起こすことで知られています。
過剰な鉄分と合成ビタミンC、高果糖コーンシロップの組み合わせが、相乗効果で代謝への悪影響になっているとしたら、恐ろしいことです。

 

食品への鉄分強化が行われている国は、肥満、代謝障害、慢性疾患の発症率が高い国であることも見逃せません。

肥満率世界一の島国であるナウルは、鉄過剰を促進する食生活の良い例と言えるでしょう。
ナウルは肉類の摂取量が非常に多く、貿易相手国から鉄分強化食品を輸入しています。

南アフリカは発展途上国ですが、肉の摂取量が少ないにもかかわらずアメリカからの鉄分強化小麦粉が出回っており、深刻な肥満問題を抱えています。
鉄分を強化していない近隣諸国は、こうした問題とは無縁です。

 

貧血は鉄欠乏ではない

現代医学の常識では、「貧血の原因は鉄欠乏」とされていますが、これは少し間違っている可能性があります。

リチャード・ニコリーの主張では、「貧血の原因は銅欠乏」。
銅は鉄の吸収に不可欠です。

これは現代医療の病名のラベル付けからおかしいこともあり、「貧血の原因は⚪︎⚪︎」と一言で言うのです難しいのですが、「貧血は血液が汚れて機能不全に陥っている状態」とも言えると思います。

血液の汚れの原因は、有毒な食品の摂取であり、ミネラル不足であり、ホルモンバランスの乱れであり、色々です。

血液が汚れている状態を、鉄分強化や鉄剤などのサプリメント補給では解決できないだけでなく、余計汚してしまう可能性は、もっと注目されるべきです。

 

まとめ

鉄欠乏の解決策としての食品への鉄分強化が、鉄欠乏は改善せず、逆に健康へのリスクになっている可能性について説明しました。

幸い日本は食品の鉄分強化を義務化しておらず、鉄分強化食品を選ぶか選ばないかは消費者に委ねられる形になっています。

が、鉄分強化の健康リスクはメディアなどでは取り上げられないため、健康にいいと思って選ぶ食品が実は健康を害しているといったことが起きる可能性はあります。

日本では一部の乳製品だけでなく、アメリカやカナダから輸入しているシリアルや穀物の加工食品、ミロ(ネスレ)など飲料に混ぜる製品なども強化されている場合が多いため、避ける必要があります。

 

鉄以外の強化食品も要注意です!

 

 

 

日本も肥満は増えてきていると思いますが、アメリカやカナダの肥満は日本と比になりません。
体重200キロ超え、歩けないくらい太ってしまう肥満の原因は、主食の穀物に変なものが添加されているからなのか?
気になります。

 

私は大量失血して緊急手術後、ワクチン接種者からの血液を自分に輸血するのが嫌で、代わりに鉄剤を点滴しましたが、今となってはそれも後悔しています。

詳しくは、コチラの記事で。

輸血は危険!大量失血ののち、無輸血手術を受けて助かった私の経緯
救命措置と思われている輸血には、様々な害が伴います。この記事を読むことで、なぜ輸血は避けたほうがいいのか?輸血の代わりにできることがわかります。エホバの証人ではない私が、大量失血ののちに無輸血手術を受けた経緯についても書いています。

 

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