普段から腸内に住んでいるカンジダ菌。
疲れた時、風邪をひいた時、寝不足の時、ストレスが溜まっている時、抗生物質を服用した時、ステロイド剤を内服した時など、体の免疫が低下した時に増殖し、困った症状を引き起こします。
このカンジダ菌が大好きな餌が「砂糖」です。
砂糖はよく「百害あって一利なし」と言われますが、この記事ではカンジダ克服の視点から、なぜ砂糖が良くないのか、意外と砂糖含有量が多い気をつけたほうがいい食品、原材料の紛らわしい表記について説明しています。
カンジダ菌は砂糖が大好き
もともとは酵母型(丸い形)のカンジダ菌は、砂糖を食べて菌糸型(丸い形から糸が出ている状態)に変わりその病原性を発揮します。
さらに砂糖を食べ続けると、バイオフィルムという保護膜のようなものを形成し、体の免疫や抗真菌薬の攻撃から身を守るようになります。
この状態での健康被害の例は、
・肥満・体重増加
・糖尿病
・ガンのリスク
・うつ病
この状態になると治療が困難になってくるので、こうなる前に手を打ちたいところです。
気をつけたほうがいい砂糖いっぱいの食品
甘い食品に砂糖が含まれていることは簡単に想像がつきますが、どのくらいの量の砂糖が入っているのでしょう?
・ジュース 6%
・飴 5%
・はちみつ 4%
・ヨーグルト 3%
・シリアル 3%
・パン 2%
・サラダドレッシング
・クラッカー
・ケチャップ
・缶詰のスープ
・レトルトの和食(煮物・すき焼き・佃煮など)
・めんつゆ
紛らわしい砂糖表記
添加される砂糖には50以上の名称があるって知っていましたか?
・黒糖
・粗糖
・糖蜜
・ブラウンライスシロップ
・麦芽糖
・デメララ
・フロリダクリスタル
・ムスコバド糖
・ハイフルクトースコーンシロップ(別名HFCS、異性化糖、ぶどう糖果糖液糖、コーンシュガー)
「シロップ」や「シュガー」、「糖」という字が入っていればなんとなく砂糖だと分かりますが、他は分かりにくいですね〜
なんでこのように分かりにくい表示になっているかというと、原材料に数種類の砂糖に分けて表記することで、砂糖が原材料で1番先に来ないようにする、つまり砂糖が一番たくさん入っているということを分かりにくくするためなんです。
どうしても砂糖を使い時は…
砂糖の代用品として、ステビアを使います。
ステビアは甘い味がありますが、カンジダ菌のエサにはなりません。
まとめ
カンジダダイエットや低糖ダイエット、糖質制限ダイエットを実践中で、できるだけ自炊していても、お出かけや旅行などでたまに出来合いのもを買ってしまう、外食してしまう機会はあると思います。
そんな時も完全に砂糖を避けられればいいのですが、これが意外と難しいんです。
「せめて低糖のものを」と思って買った食品に意外と糖分が入っていて、知らないうちにカンジダ菌に餌を与えていたら・・・
普段から原材料をチェックする癖をつけておきたいですね。