「カエルの子はカエル」
ではありませんが、親が太っている場合、その子どもも太っているという例は多く、その原因は遺伝によるところが大きいと考えられてきました。
ところが最近腸内環境が注目を集め、「肥満の原因は遺伝よりも腸内環境が大きく関係している」という説が有力になってきています。
この記事では、「肥満の原因は遺伝よりも腸内環境が大きく関係している」という研究結果と、太りにくい腸内環境に変えるやり方について説明しています。
肥満の原因は腸内環境
腸内環境が肥満に影響を与えるという研究結果
2016年後半のデンマークの研究で、腸内環境が肥満に影響を与えるという結果が出ています。
普通の体重の子ども16人と肥満の子ども16人の腸内フローラから菌のサンプルを採取しました。
そのサンプルを特別飼育で腸内が無菌状態のマウス64匹に移植し、全部のマウスに同じ食事を与えて体重や代謝の変化を観察しました。
結果、肥満の子どもの腸内細菌を移植されたマウスは太りやすい傾向に、普通の体重の子どもの腸内細菌を移植されたマウスは太りにくい傾向があることが分かりました。
肥満の子どもの腸内環境では、消化しにくい食物繊維を消化してエネルギーに変えるため、普通の子どもに比べ、エネルギー摂取量(カロリー)が多くなるようです。
普通の子どもの消化器官では、食物繊維はあまり消化されませんが、便となって排出されます。
“ダイエットで体重を落とすことは難しく、落とせたとしてもリバウンドは付き物です。
太りやすい体質は、遺伝子、基礎代謝率というより、腸内環境・腸内細菌という要因が大きいようです。
太りやすい人の腸内環境は、エネルギーをたくさん吸収し、蓄積。” pic.twitter.com/YIW4Cq3NgN
— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) April 14, 2020
“更に太りやすい体質の人は特定のウイルスに感染している傾向があり、そのウイルスによってエネルギーシステムを改変されてしまっている。
このウイルスが流行する地域は肥満が増える…”
これはダイエットの常識を覆しますね… pic.twitter.com/7nFN8ClgCV
— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) April 14, 2020
なんで太るのか?は、過食ではなく、遺伝でもなく、抗生物質が腸内細菌のバランスを崩しているから、ということです。
その抗生物質は多くの食肉に含まれています。
特に外食が多い場合、かなりの抗生物質を摂取していると思っていいのではないでしょうか。 pic.twitter.com/C7FzG4cofO
— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) April 17, 2020
腸内環境の変え方
太りにくい腸内環境に変えていくためには、腸内の善玉菌の成長を促進し、悪玉菌の成長を阻害する食生活に変えていくことが大切です。
カンジダダイエット
カンジダダイエットは、カンジダ症の原因になるカンジダ菌を除菌するための食事制限ですが、腸内環境を改善する作用があります。
オーガニックの食材、緑の野菜、ハーブ、抗生物質やホルモン剤が投与されていない肉、重金属に汚染されていない魚などを中心にし、
砂糖、グルテン、化学調味料、添加物、アルコール、カフェイン、抗生物質などを避ける食生活です。
プロバイオティクス
カンジダダイエットと並行して、プロバイオティクスの摂取も重要です。
プロバイオティクスは発酵食品からも摂取できますが、より多くの善玉菌が凝縮されたサプリメントで摂取することが効果的です。
太りやすい体質の人の腸相と太りにくい体質の人の腸相は、菌の多様性が明らかに違う。
太りにくい体質の人の腸にいる腸内細菌が好きなエサは、
「食物繊維」
ということです。
— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) April 14, 2020
天然の抗菌剤
カンジダダイエットとプロバイオティクスの摂取に加え、天然の抗菌剤を摂取することで、腸内環境改善のプロセスを促進できます。
天然の抗菌剤には、
ココナッツオイル
オレガノオイル
ニンニク
グレープフルーツシードエクストラクト(GSE)
アロエ
ブラックウォールナッツ
コロイダルシルバー
など、この他にも色々な種類があります。
カンジダダイエット、プロバイオティクスの摂取、天然の抗菌剤の摂取により、死んでいく悪玉菌から毒素が放出され「ダイオフ」という症状が出ることがあります。
ダイオフ症状が出た場合は、プロバイオティクスや天然の抗菌剤の摂取量を減らす、または一時的に止めて様子を見ます。
まとめ
「肥満の原因は遺伝よりも腸内環境が大きく関係している」という研究結果と、太りにくい腸内環境に変えるやり方について説明しました。
親が肥満なため「自分は太りやすい体質なんだ」とあきらめている方も、この説によると腸内環境を改善することで、痩せられるということです。
腸内環境を改善することは、痩せる以外にも様々な困った症状(アレルギー症状、糖尿病、精神疾患、虫歯、歯周病、水虫など)の原因になっているカンジダ症の予防など、たくさんの利点があります。
カンジダダイエットで腸内環境を改善した後は、また元の状態に戻ってしまわないように、毎日の食生活を見直すことが大切です。
・痩せたい人
・太りやすい体質の人
・親が肥満の人