家庭用洗剤、掃除用洗剤から化粧品、食品の風味や口当たりを良くする添加物、農薬、水、空気など、現代社会ではいたるところに有毒物質が存在するため、気をつけていても多少の有毒物質が体内に入ってきてしまうことは避けられません。
ほとんどの慢性疾患や不調の原因はこの有毒物質であるため、定期的にデトックスやクレンズを行うことは健康を維持するために重要です。
当ブログでも、以下のデトックス方法を紹介しています。
バインダーは、デトックスやクレンズの際に有害な毒素を結合し、体に再吸収させずに安全に排泄させる役割を持つ重要な吸着剤・結合剤です。
この記事では、バインダーの種類とそれぞれの特徴について説明しています。
異なるバインダーはそれぞれ異なる毒素を結合し、効果の高さ、長期的な摂取の向き不向きも異なるため、この記事を読むことでバインダーを選ぶ基準がわかります。
バインダーとは?
デトックスやクレンズは、カンジダ菌、寄生虫が死ぬ際に放出する毒素、バイオフィルムが崩壊する際に放出する毒素、組織に蓄積されていた毒素などを、安全に体外に排出することが重要です。
バインダーとは、これらの毒素と結合し、消化器官などに毒素を再吸収させず、便や尿を介して安全に排泄させる吸着剤・結合剤のことを言います。
バインダーの役割
デトックスの際に毒素が体に再吸収されてしまうと、ダイオフ症状が出たり、新たな不調の原因になります。
主要な解毒器官である肝臓は、通常、有毒な化学物質を自然に除去することができます。
肝臓は、肝臓から腸を流れる消化液である胆汁を生成、脂肪を分解し、消化と吸収を助けます。
多くの毒素は脂溶性であるため、胆汁に入ります。
通常、毒素は胆汁とともに腸を通って移動し、便を介して体外に排出されます。
様々なものを吸収しやすい性質がある腸の内層は、これらの毒素を吸収し、静脈と神経に再循環させてしまう場合があります。
毒素を吸着・結合する性質があるバインダーは、消化管からの毒素の再吸収を阻害するため、体の解毒器官への負担を大幅に軽減します。
バインダー摂取が推奨されるケース
バインダー摂取が推奨されるケースは、以下の通りです。
- デトックス
- クレンズ
- アマルガム除去
- ライム病
- ワクチン後遺症
- 食中毒
- カビ毒
- ガスや膨満感
など。
バインダーが吸着・結合する毒素の例
バインダーが吸着・結合する毒素の例は、以下の通りです。
- アルミニウム、水銀、鉛などの重金属
- カビ毒・マイコトキシン
- 寄生虫感染による生物毒素
- カンジダ菌感染による生物毒素
- マイクロプラスチック
- 農薬
- 除草剤
- 放射能
- 揮発性有機化合物 (VOC)
など。
バインダーには数種類あり、それぞれのバインダーにより吸着する毒素や特徴が異なります。
バインダーの種類と特徴
オススメのバインダーとその特徴を紹介します。
クロレラ
藍藻類であるクロレラは、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、オメガ3脂肪酸が豊富です。
また、重金属、殺虫剤、除草剤、カビ、マイコトキシン、揮発性有機化合物(VOC)にも結合します。
効果が高すぎてミネラルまで排出してしまうバインダーもある中、クロレラは毒素にのみ結合し必須ミネラルを排出しないため、栄養欠乏になるリスクを抑え長期間使用できる利点があります。
クロレラは安全性が高く豊富な栄養素を含んでいるため、ビタミン・ミネラル補給としても機能します。
少量摂取から始め、様子を見ながら徐々に摂取量を増やしてみてください。
クロレラはパクチーと相性が良く、相乗効果が得られます。
活性炭(アクティベートチャコール)
高温で加熱された炭である活性炭は、効果が強力で様々な種類の毒素を吸着する性質があるため、バインダーとして人気です。
急性食中毒、毒キノコ、ヘビ咬傷、ワクチン接種後24時間以内のデトックスなどにも使われます。
欠点としては、効果が強力すぎるため、体に必要なミネラルまで吸着・排出させてしまう場合があります。
そのため活性炭は長期では使用せず、使用は最長3日間、その後は最低でも2週間あけてから摂取してください。
より毒素吸着力が強い、ココナッツの殻、竹、麻の素材の活性炭がオススメです。
炭の毒素吸着力は強力!🧲
毒ヘビや毒キノコの害にも使用されます。
ただ毒素吸着力が強い分、体に必要なミネラルも吸着してしまい、ミネラルは炭と共に体外に排出されます。
そのため炭は長期で摂取するべきではありません。
中毒症状の時やデトックスの時のみでお願いします。#活性炭 pic.twitter.com/i4hNBs2zSE— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) May 7, 2024
ベントナイトクレイ
クロレラの毒素吸着力が「低」、活性炭が「高」とすると、ベントナイトクレイの毒素吸着力はその中間に位置する「中」と言えます。
有益なミネラルも多少は吸着しますが、活性炭ほどではありません。
クレイ自体がマイナスに帯電しているため、プラスに帯電した毒素(重金属、ビスフェノールA、農薬など)を吸着します。
ベントナイトクレイは水に混ぜて飲みますが、吸水するまで時間がかかるため、水に混ぜて5分ほど置いて飲んでください。
ベントナイトクレイは泥パックとして肌からのデトックスにも使えます。
脇の匂い対策にオススメです。
ゼオライト
ゼオライトもベントナイトクレイと同じく、クレイ(粘土)でありマイナスに帯電しています。
毒素吸着力もベントナイトクレイと同じくらいと言えます。
アマルガム除去後には、ゼオライトとクロレラの摂取が推奨されます。
ゼオライトのサプリメントは、カプセルと液体があります。
カプセルの場合はコップ1杯の水で飲み、液体の場合は舌下に数滴垂らします。
Mg、Ca、亜鉛などの必須ミネラルも正の電荷を帯びるためゼオライトに吸着されます。
それでも重金属の方が必須ミネラル以上にゼオライトに引きつけられる性質があり、先に吸着していた必須ミネラルと置き換わります。
そのため、重要なミネラルが欠乏しにくくなるようにできています。
— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) June 28, 2020
フルーツペクチン
フルーツペクチンは、果物に含まれる食物繊維です。
様々な毒素を吸着しますが、毒素吸着力は活性炭やベントナイトクレイよりもやや劣ります。
強力なバインダーに対して敏感な人や小さいお子様にオススメです。
便秘を誘発しがちなバインダーが多い中、フルーツペクチンは便秘を引き起こしにくいという利点があります。
フミン酸とフルボ酸
フミン酸とフルボ酸は、落ち葉や枯れ枝などを菌が分解した最終的な代謝物です。
腐植物質と呼ばれます。
マイナスに帯電した原子で構成されるフミン酸とフルボ酸は、重金属、環境毒素、その他の有害な化学物質、特に除草剤・グリホサートの除去に優れています。
フミン酸とフルボ酸の摂取は、アーユルヴェーダで長年使われてきたシラジットがオススメです。
シラジットは、カプセルか粉末が一般的です。
シリカ(ケイ素)
シリカは特にアルミニウムを強力に吸着しますが、他の重金属にも有効です。
ビタミンやミネラルとの結合生は比較的弱いため、活性炭のように重要な栄養素まで排出してしまう心配も低いです。
リビングシリカという液体サプリメントは生体利用率が他のシリカ水よりも断然高く、体の細胞を若く保つ効果が期待できます。
リビングシリカは、1日大さじ1杯を長期で摂取することオススメします。
すぎな茶もシリカを豊富に含みます。
バインダー摂取の注意点
バインダーは比較的安全でお子様でも摂取できますが、いくつか注意点があります。
※妊娠中・授乳中の方には、デトックスやバインダーの摂取は推奨されません。
空腹時に服用
ほとんどのバインダーは、空腹時に服用するとより強い効果が得られます。
特にビタミンやミネラルを結合して排泄する能力があるバインダーは、食品やサプリメントなどの摂取から少なくとも前後30分~1時間は間隔をあけて摂取する必要があります。
活性炭などのより強力なバインダーは、食前1時間には服用せず、食後も最低2時間空けて服用するようにしてください。
クロレラやフミン酸・フルボ酸などは栄養素を排出してしまう可能性は低くなっていますが、空腹時の摂取でより効果があると言われています。
ただし、ジャンクフードなど有害物質を含むと思われる食品を食べる際は、吸収したくない毒素を吸着・結合することに役立つため、食事と一緒に摂取することで利点が得られる場合もあります。
十分な水分補給
すべてのバインダーは、便秘を引き起こす可能性があります。
デトックスにおいて便秘は厳禁、必ず避けたいため、十分な水分補給を心がけてください。
バインダー摂取の際は、必ずコップ1杯の水と一緒に服用してください。
それでも便秘気味になってしまう場合は、ビタミンCを摂取する、クエン酸マグネシウムを摂取する、またはバインダーの摂取量を減らしてください。
ビタミンCは合成アスコルビン酸よりも、アセロラやアムラパウダーの形態が一番生体利用率が高くなります。
少量からスタート
バインダーを摂取する際は、できれば活性炭のような強力なバインダーよりも、クロレラのようなよりマイルドなバインダーから始めてください。
最初は複数種類のバインダーは一度に摂取せず、1種類のバインダーを少量から始め様子を見ます。
特に問題がなさそうでしたら、より強いバインダーを試してみてください。
夜に摂取
体は睡眠中にほとんどの回復と修復を行っているため、バインダーの夜の摂取は効果的です。
快眠のためにマグネシウムなどのサプリメントを摂取している場合、30分〜1時間は間隔をあけて摂取してください。
ローテーション
それぞれのバインダーは異なる毒素を引き寄せるため、デトックス内容に応じて、2~3か月ごとに違う種類のバインダーをローテーションすることを検討してみてください。
これは長期的な服用に向いていない活性炭を除いて、ほぼすべてのバインダーで機能します。
どのようにローテーションすればよいかわからない場合は、信頼できる専門家に相談してください。
バインダーの副作用
バインダーは体から毒素を安全に除去するための自然で効果的な方法ですが、注意すべき副作用がいくつかあります。
便秘
すべてのバインダーは便秘を引き起こす可能性があるため、慢性的に便秘の方は、デトックス前から便秘の状態を改善しておく必要があります。
ビタミンCとクエン酸マグネシウムは下剤のような作用もあり便を柔らかくしてくれるので、十分な水分補給をしているのに便秘が解消しない場合には服用してください。
パラサイトクレンズの際、死んだ寄生虫を便秘のためにずっと体内に保持しておくと寄生虫の死骸から毒素が放出され続けるため、速やかに排便で体外に出すことは非常に重要です。
電解質の不均衡
バインダーの摂取で電解質の不均衡が起きた場合、吐き気、疲労、筋肉の痙攣などの症状が見られます。
バインダーの摂取を一旦止める、バインダーの摂取量を減らす、バインダーの種類を変える、天然塩の塩水を飲むなどの対応が必要です。
栄養素欠乏
長期間にわたってバインダーを摂取する場合、栄養素欠乏に注意する必要があります。
栄養欠乏に陥らないために、食事の前後はバインダーを摂取しない、強いバインダーの長期的摂取は避ける、バインダーのローテーションなどの対策が必要です。
まとめ
バインダーは、デトックスやクレンズの際に有害な毒素を結合し、体に再吸収させずに安全に排泄させる役割を持つ重要な吸着剤・結合剤です。
この記事ではオススメのバインダーを7種類紹介しました。
- クロレラ
- 活性炭(アクティベートチャコール)
- ベントナイトクレイ
- ゼオライト
- フルーツペクチン
- フミン酸とフルボ酸
- シリカ(ケイ素)
デトックスの際は、複数種類のバインダーの同時摂取もできますし、ローテーションで1種類ずつを交代に摂取することもできます。
また、パクチーなどのハーブや緑の野菜にも吸着剤・結合剤の作用があるものもあるため、それらを食事に取り入れることも効果的です。
年々、食品や化粧品の添加物や化学物質の添加の基準が緩くなり、農薬の使用量も上がっています。
2020年を過ぎてからは、ケムトレイルの散布頻度も上がったように感じます。
”20年家庭菜園をやっているが、2022年まで問題が起きたことはなかった。”
”ただの結露であるのなら、理由を説明してほしい。屋根の下の植物は繁殖し、屋根のない場所の植物は6月に枯れた。サボテンも。”
これは私も感じていたこと。
2022年春、雑草の新芽が奇形のような形で出てきました。ケムか? https://t.co/3S2b7aGerr— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) August 29, 2022
日本でも戦後くらいまでは定期的に虫下しを行っていたと聞きますが、当時は衛生面が悪かったため寄生虫に感染する機会が多かったと思います。
2020年代の現在は、気をつけて生活していても避けられない有毒物質にまみれているため、定期的にデトックスやクレンズを行わないと毒で体内が腐ってきて寄生虫やカンジダが繁殖してしまう世の中になっています。
デトックスの際は、バインダーは必須。
バインダー以外にも、
- 極力オーガニックの食事をする
- 毎日体を動かす
- サウナ
- グルタチオン(抗酸化物質)
- NAC(抗酸化物質)
- ミルクシスル(肝臓サポート)
- マッサージ
などを取り入れられるとさらにいいです。
グルタチオンには硫黄分子が含まれています。
硫黄を多く含む食品は、グルタチオン生成を促進します。●アブラナ科の野菜
ブロッコリー
カリフラワー
芽キャベツ
チンゲン菜●ネギ類
ニンニク
玉ねぎ●卵
●ナッツ
●マメ類
●肉や魚の赤身タンパク質
●ミルクシスル
●亜麻仁
●ホエイ https://t.co/IQP8TFP3K6— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) August 31, 2020
グルタチオン(天然の抗酸化物質)と酸化グラフェンの関係
●グルタチオンレベルの高い人(子ども、アスリートなど)はコロナの影響を受けにくい
●65歳を過ぎるとグルタチオンが大幅低下
●Nアセチルシステインはグルタチオンの前駆体NAC販売規制ってもしや…🤔https://t.co/trg66cbH6w
— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) July 5, 2021