ケイ素摂取のためにすぎな茶を飲んでいましたが、今年はすぎな発酵茶を作ってみました。
発酵茶と言っても、コンブチャや発酵食品のように菌や酵母などで発酵させるというより、すぎなを揉んで細胞膜を壊し酸化させる発酵茶です。
すぎなを発酵茶にすることで、より栄養素を引き出すことができ、コクのある味わいになります。
この記事では、すぎな発酵茶の作り方を説明しています。
特別な道具も不要で簡単にできるので、ぜひ作ってみてください。
すぎな発酵茶の効能
すぎな茶、すぎな発酵茶の効能は以下の通りです。
- コラーゲン合成を促進…骨粗鬆症予防・関節炎予防
- 利尿作用…デトックス・尿道炎や腎臓結石予防
- 髪の成長を促進
- 肌の若返り効果
- 抗炎症作用
- 抗酸化作用
すぎなを揉んで酸化発酵させることで細胞膜が破壊され、よりケイ素などの栄養素が放出されます。
通常のすぎな茶は畳の匂いの風味がしますが、すぎな発酵茶はそこに香ばしさが加わり美味しくなります。
すぎな発酵茶の作り方
すぎな発酵茶の作り方は簡単です。
用意する道具は、
- ボウル
- 網
- メイソンジャーまたは密封できる容器
1、すぎなを採取
春になると生えてくるすぎな。
車の往来が激しい場所は避け、犬のおしっこなどがかかっていなそうな場所ですぎなを採取してください。
乾燥させてお茶にするとカサがかなり減るので、多めに採取しておいた方がいいかもしれません。
採取したすぎなは、水洗いします。
2、1日放置
洗ったすぎなは網などに置いて、室温の日陰で約24時間放置し、しんなりさせます。
3、揉む
数本の葉を丸めて、細胞膜を壊すように手で揉みます。
ボウルなどの底に押し付けたり、叩いたりしてもいいです。
4、メイソンジャーに入れる
すぎなをメイソンジャーに詰めていきます。
隙間ができないよう、手で押しながら詰めていきます。
詰め終わったら、蓋をします。
5、1〜2日発酵させる
メイソンジャーを室温の日陰に置き、1〜2日ほど放置します。(酸化酵素を活性化させる温度は30℃前後)
この過程ですぎなが酸化します。
すぎなについている菌、空気中の菌で多少は発酵もしています。
6、焙煎
1〜2日ほど放置したら、酸化発酵を止める焙煎を行います。
120℃のオーブンで10分加熱するか、食品乾燥機をお持ちでしたら乾燥させる過程で酸化・発酵が止まります。
7、乾燥
オーブンで酸化発酵を止めた場合は、すぎなを網に置き、完全に乾燥するまで天日干しにします。
食品乾燥機を使う場合は、110〜120℃で完全に乾燥するまで(3時間ほど)乾燥機にかけます。
完全に乾燥したら出来上がりです。
8、保管
茶筒やメイソンジャー、ジップロックなど密封できる容器で保管します。
容器に乾燥剤を入れて保管すると、1〜2年は持ちます。
すぎな発酵茶は、長めに煎じて飲みます。
すぎなは少量のニコチンを含み、チアミン(ビタミンB1)を分解する酵素であるチアミナーゼ活性も報告されているため、過剰摂取には注意してください。
まとめ
すぎな発酵茶の効能と作り方を説明しました。
緑茶とウーロン茶、紅茶は全て同じ茶葉からできており、発酵の有無で違う風味になります。
すぎな茶とすぎな発酵茶も同じ感じで、発酵することにより風味がやや変わります。
私はすぎな茶よりは断然すぎな発酵茶の味の方が好きです。
すぎなは春であればその辺に生えていて無料で簡単に入手できるし、お茶にするのもそこまで手間がかからないので、植物性ケイ素の摂取にぜひオススメです!