腸内のカンジダ菌が増殖することで困った症状が出る、カンジダ症。
カンジダ症の予防と治療は、カンジダダイエットという食生活で腸内バランスを整えることが重要になります。

腸内バランスに悪影響を与え、カンジダ菌増殖を促進するものの一つにカフェインがあり、カフェインはカンジダダイエットでは避けるべきものに入っています。

カフェイン入りのコーヒーやお茶の代わりに、抗菌作用・抗酸化作用のあるお茶を飲むことは、カンジダ菌増殖を抑えることに繋がります。
この記事では、カンジダ症に効果があるお茶8選を紹介しています。
カンジダ症に効果があるお茶8選
1、パウダルコ茶
パウダルコ(Pau d’Arco)と言えば「カンジダ」というくらい、カンジダ症の方には是非取り入れてもらいたいハーブです。
パウダルコは南米原産の植物で、タヒボ(Taheebo)、ラパチョ(Lepacho)とも呼ばれます。
ラパチョはスペイン語でパウダルコのことだそうです。
効能は
・強壮作用
・抗炎症作用
・抗細菌作用
・抗真菌作用
・抗ウイルス作用
・鎮痛作用
・駆虫作用
などが、あります。
適応症は、
・貧血
・大腸炎
・呼吸器障害
・風邪
・咳
・真菌感染症(カンジダ症)
・熱
・喘息
・リウマチ
・消化器機能不全
・ガン
・糖尿病
・便秘
・アレルギー
など、挙げきれないほどあります。
パウダルコはカプセル状のサプリメントか、お茶で摂取します。
抗菌作用が強いので、摂取しすぎると腸内の善玉菌まで殺してしまう可能性があります。
お茶は1日2杯までにしましょう。
妊娠中、授乳中の方は控えてください。
2、生姜湯
生姜には、消化を助け免疫を上げる作用に加え、抗真菌作用があります。
カンジダ症の方は、飲みすぎという心配はいらないのでたくさん飲んでください。
作り方
生姜1切れをコップ1杯のお湯に入れ、沸騰させて約20分間置く。
レモン汁を少々加えて出来上がり。
3、チコリコーヒー
チコリは、ヨーロッパから中央アジア原産の強い苦味を持つ白菜に似た野菜です。
チコリコーヒーには、チコリの根の部分を使用します。
見た目も味もコーヒーに近く、もちろんカフェインは入っていません。
効能は、
・抗酸化作用
・血糖値の改善
・血行を良くする
・コレステロールを抑制
・肝機能を高める
・アンチエイジング
・利尿作用
・便秘改善
などの作用があります。
チコリコーヒーは、妊娠中の方は注意が必要なようです。
チコリに含まれるイヌリンという成分にデトックス効果があるため、過剰摂取は母体にリスクが出る可能性があるようです。
4、ルイボスティー
ルイボスティーに含まれるポリフェノールやフラボノイドには、抗酸化作用があります。
少し癖のある味で、苦手な方もいるようですが、私は好きです。
レモンスライスを入れて、レモンルイボスティーにしても美味しいです。
効能は、
・アレルギー症状の緩和
・消化器系問題の緩和
特に副作用がないルイボスティーも、飲みすぎの心配はいらないようです。
5、バーベリー
ヨーロッパ発祥で、庭木として見かけるバーベリー。
強力な抗真菌作用がり、カンジダ症に効果を示します。
効能は、
・肝臓の解毒
・胆嚢の浄化
・胆汁分泌促進
・抗炎症作用
・抗真菌作用
・血管拡張作用
・抗菌作用
バーベリーにもデトックス作用があるため、妊娠中・授乳中の方は控えてください。
6、リコリス
日本語では、甘草(カンゾウ)と呼ぶそうです。
リコリスの根にはグリチルリチン(甘み成分)やフラボノイド(イソフラボノイド)という成分が含まれており、それらは強い抗酸化作用や甘味を含有しています。
欧米ではグミなどとしても売られていて人気が高いリコリスですが、私は苦手です。
授乳中のお母さん用の母乳に良いお茶には、ほぼ必ずリコリスが入っていますが、私は少量でも入っていると飲めません。
それでもカンジダ菌の成長を抑える成分が入っているので、この記事で紹介させていただいてます。
効能は、
・抗酸化作用
・抗炎症作用
・腸壁の修復作用
・胃潰瘍
・胸焼け緩和
・喉の痛みの緩和
・咳の緩和
・血糖値の調整
・消化促進
・更年期症状緩和
・骨粗鬆症
・変形性関節症の緩和
などです。
カンジダ膣炎には、お湯にリコリスの粉を混ぜたもので膣を洗浄する方法もあるようです。
妊娠中または妊娠しようとしている女性は、控えてください。
過剰摂取は、リコリスに含まれるグリチルリチン酸が合併症を引き起こす可能性があります。
心臓病の方も控えてください。
7、カレンデュラティー
別名マリーゴールドと呼ばれるカレンデュラ。
花びらをハーブとして使用します。
花びらに含まれる天然色素のルテインは、目の疲れや目の病気にいいそうです。
カレンデュラティーは、カレンデュラの花びらをお茶っ葉のように使いますが、あまり色や味は出ません。
そのため他のお茶と混ぜて使うことが多いです。
効能は、
・抗炎症作用
・抗ウイルス作用
・抗酸化作用
・抗菌作用
・解熱作用
・発汗作用
・肌の修復作用
・肝機能促進
・生理痛や生理不順を緩和
・PMSや更年期障害の緩和
・デトックス効果
などです。
カレンデュラは月経を促進する可能性があるため、妊娠中の女性または妊娠しようとしている女性はカレンデュラを服用しないでください。
8、シナモンティー
カンジダ菌を除菌する作用があるシナモンは、カンジダ菌増殖が深刻になった時に形成するバイオフィルムにも有効です。
効能は、
・抗菌作用
・抗真菌作用
・抗炎症作用
・抗酸化作用
・抗ウイルス作用
・血糖値の調節
・口臭の予防
・アンチエイジング
などです。
シナモンティーは、シナモンの粉、またはシナモンスティックをお湯に入れて飲みます。
一般的に出回っているシナモンは、カシアシナモンが多いのですが、カンジダ症により効果があるのはセイロンシナモンです。
シナモンには、クマリンといわれる成分が含まれており、このクマリンを過剰摂取すると肝障害を引き起こすといわれています。
妊娠中の過剰摂取には注意しましょう。
まとめ
・パウダルコ
・生姜湯
・チコリコーヒー
・ルイボスティー
・バーベリー
・リコリス
・カレンデュラティー
・シナモンティー
カンジダ症に効果があるお茶8選を紹介しました。
過剰摂取に注意しなければいけないお茶を除き、個人的にはたくさんお茶を飲むことで、1日に何度もトイレに行き尿として老廃物を体外に出している実感もあります。
また、カンジダダイエットを始めて間もない頃は、甘いものやグルテンが欲しい欲求に悩まされましたが、このようなお茶を日常的に飲むことで、その症状も緩和された感じがあります。
慣れると逆に甘いミルクティーなどが受け付けなくなりますよ。
・カンジダ症の人
・リーキーガット症候群の人
・健康にいいお茶に興味がある人