アルコール依存症とカンジダ症の関係

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アルコール依存症の人は、カンジダ症も併発しているケースが多くあります。

 

カンジダ菌は健康な人の腸内でも見られる酵母の常在菌ですが、抗生物質の服用やストレス、食生活の乱れなどをきっかけに増殖し、真菌となって体調不良を引き起こします。

 

 

 

アルコール依存症とカンジダ症は深い関係にあり、アルコール依存症治療にはカンジダ症治療も必須になります。

 

 

この記事では、腸内にカンジダ菌が増殖している状態でアルコール依存症治療をする場合、カンジダ対策も一緒にしないと治療後の再発のリスクが上がるということ、その理由、対策について説明しています。

 

 

こんな人に読んでもらいたい
・アルコール依存症の人、その家族
・カンジダ症の人

 

 

アルコール依存症治療にはカンジダ症治療も必須になる理由

 

 

 

 

米国ミネソタ州のアルコール依存症回復施設での調査によると、アルコール依存症患者のうち、約55%の女性、約35%の男性にカンジダ菌の異常増殖が見られました。

 

カンジダ菌の異常増殖がアルコールへの渇望をもたらし、アルコールの摂取がカンジダ菌の増殖を促進するという悪循環がアルコール依存症克服を困難にします。

 

この悪循環が生まれる理由は、

●アルコールがカンジダ菌のエネルギーになるということ

●カンジダ菌が放出する毒素の脳への影響

●カンジダ菌が放出する毒素の甲状腺への影響

があります。

 

これらの理由から、アルコール依存症の治療はカンジダ対策も一緒にしないと、治療後の再発のリスクが上がると言えます。

 

 

アルコールがカンジダ菌のエネルギーになる

カンジダ菌は砂糖・炭水化物をエサに増殖します。

 

砂糖を摂取したカンジダ菌は、砂糖をアルコール発酵で分解し、エタノールというアルコールを生成してエネルギー源にします。

 

カンジダ菌にとってのアルコールは、発酵しなくてもよい手っ取り早いエネルギー源です。

 

アルコールは「砂糖を一番精製したもの」と言え、お酒を飲むことはカンジダ菌に点滴でエネルギー源を供給しているようなものです。

 

 

カンジダ菌が放出する毒素の脳への影響

カンジダ菌は70種類以上の毒素を体内に放出しますが、その中でも影響が大きい毒素がエタノールとアセトアルデヒドです。

 

エタノール

エタノールはアルコールです。

 

カンジダ菌は、糖を発酵させて必要なエネルギーを生成することで増殖します。

 

したがってカンジダの異常増殖があり砂糖や炭水化物を食べると、カンジダ菌はそれをエタノールに変換します。

 

そのためアルコールを飲んでいない場合でも、アルコールが体内にある状態になります。

 

これにより、お酒や砂糖への強い欲求が高まり、断酒というハードルも上がります。

 

カンジダ菌は、砂糖や炭水化物を分解してエタノールを生成し、そのエタノールがさらなる砂糖の分解を加速させる触媒になります。

 

 

自動醸造症候群(ビール自動醸造症候群)

自動醸造症候群(Auto-Brewery Syndrome)とは、お酒を飲んでいないのに酔っ払っている状態、または血中アルコール濃度が高い状態のことを言います。

 

これは腸内でのカンジダの異常増殖が原因で、カンジダの生成するエタノールのせいで起こります。

 

アメリカでは自動醸造症候群のため飲酒運転の罪で逮捕されるケースが何軒か報告されており、結果的に裁判で無罪になるようですが、裁判に時間とお金がかかることが多いようです。

 

自動醸造症候群で飲酒運転を疑われる人は、共通して異常な高炭水化物の食生活を送っていることがわかっています。

 

 

 

アセトアルデヒド

次に問題になる毒素が アセトアルデヒド です。

 

アセトアルデヒドはホルムアルデヒドに関連する神経毒で、血流に混入して体内の各組織に運ばれます。

 

一番影響を受ける組織が 脳 です。

 

アセトアルデヒドは脳機能を破壊し、脳機能に重要である以下の栄養素を欠乏させます。

 

●ビタミンB1

●ナイアシン

●アセチルコエンザイムA

●ピリドキサール-5-リン酸(P5P)

 

 

また、アセトアルデヒドは脳内の主要な神経伝達物質であるセロトニンとドーパミンと結合して、アヘンと非常によく似ている物質であるテトラヒドロイソキノリンを形成する奇妙な能力を持っています。

 

麻薬中毒の場合はこれが麻薬の渇望につながる可能性があり、アルコール中毒の場合はお酒の渇望を引き起こす可能性があります。

 

アセトアルデヒドはまた、排気ガスやタバコの煙にも含まれており、環境から摂取してしまうケースもあります。

アルコール依存症克服には、禁煙と排気ガスにさらされない環境に身を置くことも重要になります。

 

 

 

 

 

脳以外も、アセトアルデヒドは甲状腺や副腎に影響します。

その結果、セロトニン(睡眠、食欲、ストレスに大きな影響与えるホルモン)の枯渇、ノルアドレナリン(交感神経の情報伝達に関与する神経伝達物質) レベルの上昇などが引き起こされます。

 

 

 

以上の理由から、アルコール依存症とカンジダ症が併発しているケースの症状は以下の通りになります。

 

●アルコール、砂糖、炭水化物への渇望

●不安、抑うつ

●気分のむら

●攻撃的な行動

●爆発的な怒りと暴力

●多動性

●注意欠陥

●記憶障害

●学習障害

●認知機能障害

●OCD(強迫性障害)

●関節炎

●片頭痛

●エネルギーの喪失

●喉の痛み

●鼓腸

●IBS(過敏性腸症候群)

●湿疹

●しつこい咳

●MS(多発性硬化症)

●膨満   など

 

 

重症になると、クローン病、自閉症、前立腺炎、統合失調症、妄想症、関節リウマチなどのより深刻な状態に発展することもあります。

 

低血糖

カンジダ菌はブドウ糖を食べるため、カンジダ菌の異常増殖は血糖値にも影響します。

 

カンジダの血糖値への影響は、

●カンジダ菌の放出する毒素が副腎というホルモン生成の役割を担う臓器に打撃を与え、血糖値をコントロールするホルモンの分泌に障害が出る影響、

●カンジダの真菌が腸壁に損傷を与え、腸が栄養を吸収できず、栄養欠乏になる

影響があります。

 

栄養欠乏も低血糖症の原因になります。

 

低血糖に陥ると、脳は血糖値を上げようとして砂糖や甘い物を渇望します。

 

この時に糖分摂取で一時的に倦怠感からは解放されますが、それがさらに臓器のダメージに繋がり悪循環は止まりません。

 

 

 

 

対策

アルコール依存症克服のため断酒をしても、カンジダ症を併発している場合は克服が大変困難になるということを説明しました。

 

そしてアルコール依存症な場合、腸内でカンジダ菌が増殖していることは非常に一般的です。

 

では、どういう対策を取ればいいのでしょう?

 

これは、断酒とともに、

 

●カンジダダイエット

●副腎のサポート

●肝臓のサポート

 

が必要になります。

 

カンジダダイエット

カンジダダイエットとは、カンジダ菌のエサになる糖質を避け、カンジダ菌を除菌する食事療法です。

 

↑カンジダダイエットのやり方は、こちらの記事を参考にしてください。

 

副腎のサポート

アルコール依存症によるカンジダ菌の増殖で、カンジダ菌が放出する毒素・アセトアルデヒドで副腎の機能が弱まっている可能性があります。

 

具体的な副腎サポートとして、以下の栄養素の摂取が大切になります。

 

●モリブデン

●マグネシウム

●ビタミンC

●ビタミンB群

 

副腎サポートの効果があるハーブでは、

 

●オオアザミ(ミルクシスル)

●アシュワガンダ

 

などがあります。

 

 


詳しくはこちらの記事にも書いています。

 

肝臓のサポート

副腎サポートとかぶりますが、肝臓サポートのハーブの代表は、ミルクシスルです。

 

 

 

 

肝臓の排毒機能を補助する活性炭も有効です。

 

 

 

その他には、あまり売っているのは見かけないかもしれませんが、アーティチョークの葉には肝細胞を修復する作用があります。

 

また、タンポポの根は肝臓の治療に使われてきた歴史があります。

 

 

 

 

 

Teeccino, オーガニックローストハーブティー、タンポポダークロースト、カフェインフリー、25袋、5.3 oz (150 g)
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ティーチーノ

 

まとめ

 

 

 

 

 

腸内にカンジダ菌が増殖している状態でアルコール依存症治療をする場合、カンジダ対策も一緒にしないと治療後の再発のリスクが上がるということ、その理由、対策について説明しました。

 

アルコール依存症患者が治療の過程でアルコールへの渇望が強くなるとともに砂糖への渇望も強くなるのは、カンジダ症が原因になっています。

 

そのため、克服するためには強い意志も必要になります。

 

 

克服した際には、腸内環境が改善され、栄養素の吸収も高まり・・・などと、まさに悪循環を抜け出し善循環のループに突入できるかと思います。

 

 

 

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