【怖い現代病】リーキーガット症候群とは?原因は?予防法は?治療法は?

リーキーガット症候群 イーストコネクション

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ここ数年で注目を集めるようになってきた現代病、リーキーガット症候群。

Leaky  漏れている
Gut    腸
Syndrome 症候群

という名前から、日本語では「腸管壁浸漏症候群」と呼ばれるようです。

当ブログのメイントピックである「カンジダ症」とも非常に深く繋がりのある(というより同じ)病気です。

この記事では、リーキーガット症候群とは、症状、兆候、原因、予防・治療方法について説明しています。

こんな人に読んでもらいたい
・カンジダ症の人
・アレルギー体質の人
・うつ病の人
・なぜだか分からないけど体調が優れない人
・生活習慣病が心配な人

リーキーガット症候群とは?

リーキーガット症候群とは、簡単に言うと、腸壁の炎症と衰弱です。

健康な腸壁にも透過性があり、食べ物の栄養が血流に流れる仕組みになっています。

網目状の腸壁をイメージしていただければ分かりやすいと思います。

リーキーガット症候群では、この網目が大きくなり、本来はフィルターされて通れないようなものも通ってしまうことで問題が起きる病気です。

本来はフィルターされて通れないようなものの例
・真菌
・病原菌
・ウイルス
・微生物
・重金属
・環境ホルモン
・アレルギー物質
リーキーガット症候群

リーキーガット症候群の症状

・アレルギー疾患
・胃潰瘍
・下痢または便秘
・過敏性腸症候群(IBS)
・炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)
・小腸細菌の異常増殖(SIBO)
・セリアック病
・食道がんおよび結腸直腸がん
・湿疹、アトピー
・急性炎症
・慢性の炎症(関節炎など)
・甲状腺障害
・メタボリックシンドローム(脂肪肝、II型糖尿病、心臓病)
・自己免疫疾患(ループス、多発性硬化症、I型糖尿病、橋本病)
・パーキンソン病
・慢性の疲労

リーキーガット症候群の兆候

以下の症状が一つでも当てはまる場合、リーキーガット症候群である可能性が高いと言えます。

食物アレルギー

腸壁の網目をすり抜けて血流に食べ物が入った場合、体は異物が入ってきたと認識し、免疫細胞が異物を撃退するためにさまざまな抗体を絶えず生産し、アレルギー症状として現れます。

グルテンや乳製品などの特定の食品では、体が抗原に対してさらに敏感になります。

年齢が低い子どもほど、腸が発達途中にあるため、アレルゲンになる食物が血流に入り込みやすくなります。

 

 

リーキーガット症候群

過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群と潰瘍性大腸炎、クローン病は、共通して腸の透過性が高い、つまり網目が大きくなっていてフィルターの役割を果たせていない状態にあります。

これは、腸壁の慢性炎症によって引き起こされる損傷による可能性があります。

自己免疫疾患

異物を認識し排除するための役割を持つ免疫系が、自分自身の正常な細胞や組織に対してまで過剰に反応し攻撃を加えてしまうことで起きる症状を、自己免疫疾患と言います。

グルテンを構成する「グリアジン」というタンパク質が、細胞膜の受容体にくっついて、細胞からゾヌリンというタンパク質を分泌させます。

このゾヌリンが、腸壁の網目を大きくしてしまい、自己免疫疾患を引き起こします。

湿疹・アトピー

消化器官での不調は「ガットスキンコネクション」と呼ばれるほど、肌に現れます。

皮膚の役割は、侵入する毒素や化学物質に対する防御です。

腸内で炎症が起きることにより、皮膚で生成される抗菌ペプチドが減少し、湿疹やアトピーといった炎症を起こします。

リーキーガット症候群

うつ病・発達障害

リーキーガット症候群は、精神的な疾患とも深く関係しています。

腸内での炎症は、うつ病のリスクを高める化学物質を脳内に放出させることが分かっています。

最近の研究では、自閉症が生まれてきた赤ちゃんの1歳になるまでの腸内環境に関連性があることを示唆しています。

 

 

リーキーガット症候群の原因

リーキーガット症候群の原因は幾つかありますが、カンジダ菌の異常増殖が原因になる場合が一般的です。

カンジダ菌は健康な人の腸にもいる常在菌で、普段は酵母の形をしています。
酵母の状態でのカンジダ菌は日和見菌として、腸にいい影響も悪い影響も与えません。

でも何らかの原因で、腸内でカンジダ菌が増殖すると、糸状の真菌の形に成長します。

原因の例
・砂糖の過剰摂取
・化学物質の過剰摂取
・抗生物質の服用
・添加物の過剰摂取
・アルコールの過剰摂取
・カフェインの過剰摂取
・遺伝子組み換え食品の過剰摂取
・農薬の過剰摂取
・ステロイドの使用
・経口避妊薬の服用
・胃酸を抑える薬の服用
・フッ素の過剰摂取
・水道水の塩素の摂取
・歯科の詰め物から出る有害物質(アマルガムは水銀、コンポジットレジンはBPA)
・疲労、ストレス、睡眠不足、免疫低下
など
真菌に成長したカンジダ菌は、菌糸を腸壁の細胞の網目に侵入させ、有害物質の漏出を防ぐ腸壁にダメージを及ぼします。
そして網目が大きくなり、あらゆる種類の毒素や未消化の食物粒子が腸から血流に流れ込みます。
血液中の免疫細胞は、これらの粒子を異物として迅速に識別します。
本来は腸壁がフィルターしてくれ、血液に入っているはずのないものが入ってくるので、警報を鳴らします。
その結果、体の免疫システムが異物を攻撃しようとして起きる症状がリーキーガット症候群です。

リーキーガット症候群の予防・治療方法

カンジダダイエット

カンジダ菌の増殖を抑える食事制限、カンジダダイエットを行うことが有効です。

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牛、豚、鶏、魚の骨を煮込んで出汁をとったスープ(ボーンブロス)も積極的に摂ってください。
抗炎症作用、抗菌作用があり消化器系の修復を助けます。

プロバイオティクス

この食事制限に加え、プロバイオティクスの摂取で腸内の善玉菌を増やし、カンジダ菌などの悪玉菌を排除します。

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サプリメント

L-グルタミン酸は、腸壁を修復するのに必要なアミノ酸です。
リーキーガット症候群の治療に必須のL-グルタミン酸。
症状が治まって体調が良くなってきても、腸の粘膜に必要な栄養素なので、摂取は続けたほうがいいそうです。
Solgar, L-グルタミン、500 mg、ベジカプセル250錠
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ソルガー
ボーンブロスはグルタミン酸が豊富です。
リーキーガット症候群

まとめ

カンジダ症とも非常に深く繋がりのある病気、リーキーガット症候群の症状、兆候、原因、予防・治療方法について説明しました。

カンジダ菌がある程度除菌されると、リーキーガット症候群の症状も消えてくるはずです。

 

リーキーガット症候群の原因を見ていただけると分かるように、昔はなかった現代の毒がリーキーガット症候群を引き起こしています。

ファーストフードやレトルト食品など、便利だけど体には悪いジャンクフードが溢れている現代。

このままこの流れが加速すると、リーキーガット症候群も爆発的に増えることが予想されます。

個人個人では、この記事に書いてある予防・治療方法で対応できますが、社会全体による対応も必要になってくると思います。

 

 

 

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