先進国に住んでいると、普通に暮らしているだけで知らないうちに重金属を摂取してしまいます。
少しくらいの重金属でしたら体に自然に備わるデトックス機能で体外に排出されますが、許容量を超えると体調不良などの健康被害に繋がる可能性があります。
体内に蓄積した重金属をデトックスすることは、様々な体調不良を改善させると共に、予防にもなります。
知らぬ間に重金属を摂取している意外な経路
1、水道水(地域によって差が)
2、化粧品(口紅、アイライナー、アイシャドウ、日焼け止め、デオドラント、ヘアカラーなど)
3、農薬
4、アマルガム
5、家具(防火仕様の物、マットレス、車のシートなど)
6、一部の薬
7、鍵
8、e-シガレット
9、排気ガス— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) June 5, 2020
金属を電子レンジにかけると火花が出るように、体内に重金属が蓄積した状態で5Gの電磁波にさらされ続ける場合の影響が懸念されています。
重金属デトックスを1度もしたことがない20代以上の方の体内には、重金属が蓄積されている可能性があります。https://t.co/F2h0fjo0yK
— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) June 5, 2020
どのような経路で重金属が体内に入ってくるのか、具体的にどういう影響が出る可能性があるのかは、別の記事に詳しく書いています。
重金属デトックスは、専門の医療機関で行うこともできますが、この記事では自宅でできる方法について説明します。
重金属デトックスの方法
重金属デトックスの方法は何通りかあります。
急性中毒の場合は、すぐに医療機関を受診する形になりますが、この記事では急性中毒ではなく、慢性中毒、自覚のない慢性中毒の重金属デトックスについて説明します。
専門の医療機関で行う場合
キレーション療法(デトックス点滴)など、専門の医療機関で行う重金属デトックスは、キレート剤を点滴し重金属を分子に結合させて尿で体外に排出させます。
その際、体に必要なミネラルまで排出してしまっていないか、肝臓に負担がかかりすぎていないかなど、専門家がしっかりとモニターします。
週1〜2回の施術を合計20〜30回受けることで、体内に蓄積した重金属を排出していきます。
自宅で行う場合
自宅で行う重金属デトックスは、推奨される食品を積極的に食べ、避けるべき食品を避けます。
この食事療法に加え、サプリメントでのサポート、入浴・サウナ・運動などで汗をかくことも大切になります。
専門家の指導のもと食事療法とサプリメントで重点的にデトックスする場合もありますが、ご自分で行う場合は必須ミネラルの欠乏や肝臓への負担などのリスクがあることも考慮し、ゆっくり行う、何かあれば専門家を受診するつもりで行うことをオススメします。
特定の食品は、体内で毒素や重金属を引きつけるキレート作用や排出するデトックス作用、肝臓や腎臓の機能をサポートする効果、欠乏しやすい栄養素を多く含むなどの特徴があるため、それを説明していきます。
重金属デトックスで積極的に取り入れる食品
重金属デトックスで積極的に取り入れる食品は、体内で重金属や毒素を吸着するキレート作用、排出するデトックス作用がある食品です。
特に、ミネラルでは
●マグネシウム
●亜鉛
●セレン
●鉄
●硫黄
●カルシウム
●ケイ素(シリカ)
●有機ゲルマニウム
ビタミンでは、
●ビタミンC
●ビタミンB1、B6
を豊富に含む食品を取り入れます。
その他には、
●クロロフィル
●ペクチン
●アミノ酸
●ポリフェノール
●カロテノイド
●グルタチオン
●タウリン
などが豊富な食品も有効です。
緑の野菜
緑の野菜を食べることが重金属や毒素のデットクスになる理由
●食物繊維が便通を改善
●肝臓をサポートする栄養素豊富
●解毒作用がある酵素を含む
●腸内の有用菌の成長を促進することでの解毒作用
●抗酸化作用https://t.co/VIKjflAXi4— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) May 24, 2020
葉物野菜
特に苦味がある緑の野菜、
●ケール
●タンポポの葉
●ルッコラ
●からし菜
●スイスチャード
などは、
●ビタミンK、C、 A,、B、E
●鉄、マグネシウム、カリウム、カルシウム
●食物繊維
●クロロフィル
など、重金属デトックスに必要な栄養素がとにかく豊富なため、生でたくさん食べることが推奨されています。
ブロッコリー
ブロッコリーは、他の食品には見られないスルフォラファンというフィトケミカルを含みます。
スルフォラファンは、
●がん予防効果
●デトックス作用
●抗酸化作用
が報告されており、ブロッコリーの種を発芽させた状態のブロッコリースプラウトにすることで、スルフォラファン含有量は成熟ブロッコリーの約7倍~品種によっては20倍にものぼるといわれているそうです。
根野菜
●ごぼう
フェノール酸、ケルセチン、ルテオリンなどの抗酸化物質が豊富です。血液やリンパの循環を助けます。
●人参
ビタミンA、E、K、カリウム、マンガン、亜鉛、食物繊維、βカロテンが豊富です。
●ビーツ
カルシウム、鉄、ゼアキサンチンやルテインなどの抗酸化物質、食物繊維、βカロテンが豊富です。
●生姜
消化と循環、発汗を促進します。抗炎症作用もあります。
ハーブ・スパイス
●バジル
●パセリ
●オレガノ
●ローズマリー
●タイム
●生姜
●シナモン
●シラントロ
●ターメリック
は、抗炎症作用、抗酸化作用があるため、重金属デトックスで積極的に取り入れるべき食品です。
シラントロ(パクチー、コリアンダー)
シラントロは、ハーブの中でも1番強力なデトックス作用を持ちます。
●抗炎症作用
●防腐作用
●抗真菌作用
●抗菌作用
があるシラントロはキレート作用も持ち合わせ、重金属を尿から排出します。
クロレラとの併用で更に相乗効果があり、研究では45日以内に体内から平均87%の鉛、91%の水銀、74%のアルミニウムを自然に取り除く結果が出ています。
ターメリック
ターメリックに含まれる成分・クルクミンはカドミウム、鉛、鉄、銅などのさまざまな重金属に対するキレート作用が報告されています。
酸化促進剤として作用する水銀にも、クルクミンの抗酸化作用が有効です。
また、水銀は神経にも作用し神経損傷症状を引き起こしますが、クルクミンは、その抗炎症作用、抗酸化作用、抗タンパク質凝集作用によって神経を保護します。
パクチーも重金属を排泄してくれるらしいよ。
あと、ターメリックはオーガニック推奨。色鮮やかにする為に鉛が添加されてるものがかなり多い。デトックスのつもりで摂って、逆に鉛喰ってたら本末転倒。気を付けてね。
左:非オーガニック(鉛入りだから色が鮮やか)
右:オーガニック(本来の色) https://t.co/koOwHWUN5Z pic.twitter.com/ZY6psA5qBr— Miracle Splash (@miracle_358) June 10, 2020
ニンニク・玉ねぎ
ニンニクと玉ねぎは、硫黄を豊富に含みます。
硫黄は、肝臓を維持する主要な抗酸化物質であるグルタチオンの構成成分であり、硫酸と放射線からの有毒物質を解毒します。
硫黄はまた、体が細菌に抵抗するのを助け適切な消化で体を助ける、アミノ酸タウリンを介して胆汁に含まれています。
ニンニクと玉ねぎの硫黄含有アミノ酸は、キレート作用があり、腸管でのカドムウムや鉛の吸収を阻害します。
鉛に曝露される環境にあるカーバッテリー工場の労働者117人を対象にした検査では、対象者を2つのグループに分け、ニンニク(1200μgアリシン、1日3回)とd-ペニシラミン(250 mg、1日3回)を4週間行いました。
実験後、両方のグループで血中鉛濃度が約19%減少。
効果は同じくらいでしたが、副作用の発症率がd-ペニシラミンよりもニンニクの方が少なかったそうです。
玉ねぎにはケルセチンというポリフェノールが含まれ、抗酸化作用、抗炎症作用、抗動脈硬化作用などがあります。
ケルセチンは、トマト、ケーパー、ラディッシュにも含まれます。
ベリー類
ベリー類、さくらんぼ、ブドウには、アントシアニンというポリフェノールが含まれます。
アントシアニンは花や果実の色素で、強い抗酸化作用があります。
抹茶
抹茶はカテキンという渋み成分のポリフェノールが豊富です。
抹茶以外にも、緑茶、ココア、桃、ベリー類もカテキンを含みます。
抹茶の濃い緑の色素はクロロフィルで、体内の重金属を吸着して排出してくれます。
トマト
トマトは、強力な抗酸化作用を持つリコピンが豊富です。
リコピンは体内で重金属イオンと接すると、金属キレート作用のあるタンパク質とフィトケラチンを生成します。
トマトを加熱することで、リコピンの吸収率を上げることができます。
また、リコピンはトマトの皮に多く含まれているため、皮は剥かないで食べてください。
シード類
チアシード
チアシードは、水に浸けると元の重量の最高27倍膨らみます。
不溶性繊維と可溶性繊維が豊富なチアシード、電解質の保持にもなり、体内の毒素を吸着して排便させる効果があります。
チアシードを食べる際は、必ず吸水させた状態で食べてください。
医師はチアシードの塊を動かそうとしましたが、ビクともしません。
最終的に医師は内視鏡で塊を崩し、解決しました。
チアシードは吸水すると元の重量の27倍も膨らむため、乾燥チアシードをそのまま食べることは危険です。
— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) June 14, 2020
フラックスシード
フラックスシードもチアシード同様、水溶性繊維と不溶性繊維両方を含みます。
こちらもチアシード同様、オメガ3脂肪酸を含みますが、フラックスシードをよく噛む、または粉状に挽くということをしないとオメガ3脂肪酸は摂取できません。
チアシードは噛まずに飲み込んでもオメガ3脂肪酸を摂取できるようです。
フラックスシードも体内の毒素を吸着して排便させる効果があります。
挽かないで食べる場合は、一晩水に浸けておくと吸水し、ヌルヌルします。
これをスムージーなどに入れて飲むか、挽いたフラックスシードをスムージーに入れて飲むこともできます。
ボーンブロス
肉や魚を骨まで一緒に煮込んで作るボーンブロススープは、含まれるアミノ酸やコラーゲンが腸壁を修復する作用があります。
キレート作用を持つ食品を摂ることで蓄積されていた重金属を吸着し排出しますが、この過程で腸壁から重金属や毒素を再吸収しないためにも、腸壁を修復しておくことは重要です。
またボーンブロスはミネラルとアミノ酸が豊富なためミネラルを吸収しやすい形で摂取でき、肝臓のサポートにもなります。
肉や魚に含まれるタウリンも胆汁酸と抱合し肝臓の機能を促進しますが、調理の際に煮汁に流れ出て損失する傾向があります。
ボーンブロスは、スープに流れ出たタウリンも摂取できるため、効果的です。
タウリンについては、こちらの記事を参考にしてください。↓
生蜂蜜
非加熱でフィルターされていない生の蜂蜜は、クロロフィル、カロチノイド、フラボノイドなどが豊富なため、重金属デトックスに有効です。
ミツバチが集めてくる花粉や花蜜に有効な栄養素が多く、さらにハチの唾液や消化液によって酵素やプロバイオティクスであるラクトバチルス・クンケイなども含まれます。
花から蜂、蜂から蜂蜜に受け継がれた有用菌L. クンケイは、蜂蜜を正しく摂取した人間の腸にも有益です。
他のラクトバチルスと同じく、L. クンケイは腸内で乳酸菌と酢酸を生成し、病原菌が繁殖しにくいpHに調整してくれます。https://t.co/2dYg7f1MIs
— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) June 13, 2020
生の蜂蜜は37°C以上に加熱すると毒素が生成されるため、料理やお茶には入れないでください。
加熱された蜂蜜は毒!?
蜂蜜を加熱すると、ヒドロキシメチルフルフルアルデヒド(HMF)と呼ばれる化学物質が生成されます。
養蜂家が加熱蜂蜜を蜂に与えたところ、蜂は死んでしまいました。
人は蜂より体が大きいため死にはしませんが、影響はあるかもしれません。https://t.co/zAjsK90qhe
— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) June 13, 2020
ダルス
ダルスは海藻で、通常乾燥された状態で販売されています。
カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、カリウムなどの他に、ヨウ素が豊富なため、放射線物質のデトックスにも有効です。
食物繊維も豊富で、強い抗酸化作用もあるため、重金属デトックスに有効な食品といえます。
ダルスは、乾燥のものをそのままおやつ代わりに食べたり、スムージーに入れる、サラダに入れるなどの摂取方法があります。
重金属デトックスに有効なサプリメント
クロレラ
クロレラは、クロロフィルと栄養素が豊富でスーパーフードの中でも一番デトックス作用があると言われている藻です。
鉛、水銀、カドミウムなどの重金属から、PCB(ポリ塩化ビフェニル)、フッ化物、DDT(有機塩素系殺虫剤)、ダイオキシン、農薬、除草剤などのデトックスに有効です。
クロレラは、クロレラ成長因子(CGF)を持ち合わせるため、24時間ごとにサイズが4倍になるという成長が早い特徴があり、このクロレラ成長因子が神経組織の修復と成長を促進すると言われています。
さらにクロレラ成長因子は、腸内の有用菌の成長にも関与していると見られ、有用菌の増殖は重金属をバイオフィルムに溜め込む悪玉菌を抑制します。
淡水藻類であるクロレラは、汚染のない水源で採れた高品質のものを選ぶ必要があります。
また、クロレラの強固な細胞壁が消化吸収を阻害するため、細胞壁が破壊されたサプリメント、それも熱や化学薬品で破壊されたものではないサプリメントを選ぶようにしてください。
海苔風味の味で美味しいため、ぜひ錠剤ではなく粉末を試していただきたいです。
納豆に、味噌汁に、野菜炒めに、卵料理に、スムージーに、いろいろな料理に使えます。
スピルリナ
スピルリナは、藍藻です。
クロレラよりも大きく、らせん状の形態をしていることが特徴です。
クロレラが抹茶のような風味に対して、スピルリナは海苔のような風味があります。
クロレラのような細胞壁も持たないため、特別な加工をしなくても消化吸収できます。
スピルリナはβカロチンの含有量が高く、クロロフィルも含まれます。
スピルリナのクロロフィルは、赤血球が酸素を運ぶ働きを促進し、デトックスを助けます。
バーリーグラス(大葉若葉)
食物繊維、カリウム、葉酸、カルシウム、ビタミンB1、B6を豊富に含むバーリーグラスは、青汁に使われており、欧米ではスムージーによく使われます。
生の葉はあまり売っていないので、粉末のものが主流です。
プロバイオティクス
腸内の常在菌であるカンジダ菌は、糖質の過剰摂取や抗生物質の摂取で増殖し、腸内にバイオフィルムという保護膜を作ります。
1度バイオフィルムが作られると除去は困難になりますが、乳酸菌やビフィズス菌といった有用菌を増やすことで腸内が酸性になり、カンジダ菌が増殖しにくい環境になります。
バイオフィルムには水銀などの重金属がため込まれていることが多く、バイオフィルムを破壊することで重金属を排出できます。
プロバイオティクスをサプリメントで摂取することは、腸内の重金属をデトックスすることにつながります。
活性炭(アクティベートチャコール)
活性炭は、普通の炭に比べ高温で加熱された炭で、炭素が豊富なため毒素を吸着する働きがあります。
活性炭については、別の記事で詳しく説明しています。
ゼオライト
ゼオライト(zeolite)とは、沸石(ふっせき)とも呼ばれるアルミノ珪酸塩鉱物で、見た目は水晶のような石です。
天然ゼオライトは火山灰が固まってできたもので、その多孔質構造が有害な重金属や毒素を引きつけます。
アンモニアの吸着では、活性炭よりも効果があると言われています。
Mg、Ca、亜鉛などの必須ミネラルも正の電荷を帯びるためゼオライトに吸着されます。
それでも重金属の方が必須ミネラル以上にゼオライトに引きつけられる性質があり、先に吸着していた必須ミネラルと置き換わります。
そのため、重要なミネラルが欠乏しにくくなるようにできています。
— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) June 28, 2020
福島第一原発事故により飛散した放射性セシウムの除染のために、天然ゼオライトが使われたことでも有名です。
ゼオライトはアルミニウムを含む化合物ですが、この化合物を分解するには火山に入れるくらいの温度で加熱する必要があります。
そのため体内でアルミニウムを放出することはありません。逆に体内のアルミニウムを吸着して排出します。
重金属デトックスにゼオライトを取り入れる場合、液体ゼオライトを舌下に垂らす、またはスプレーする形になります。
防臭やガーデニングに使うゼオライトではなく、体内に入っても有害ではないクオリティーの液体ゼオライトを選ぶ必要があります。
「ナノゼオライト」という粒子がナノレベルに小さい液体ゼオライトは、体内で他のデトックス作用のある食品などがたどり着けない部位まで到達することができるためオススメなのですが、Amazon、楽天、Yahooショッピング、iHerbでは扱っていないようです。
↑
「ナノ」ではありませんが、天然ゼオライトは効果があります。
ミルクシスル
マリアアザミというキク科の一種であるミルクシスルは、肝臓サポートの役割をします。
肝臓に存在する抗酸化作用・解毒作用のある化合物、グルタチオンを増加させたり、抗バイオフィルムの作用もあります。
ミルクシスルについては、別の記事で詳しく説明しています。
ビタミンC
抗酸化作用の働きをするビタミンCは、1日3000mgほど必要になります。
食事からこれだけ摂取するのは難しいので、サプリメントで補充する必要があります。
ビタミンCは天然のアセロラやアムラパウダーの形態が一番生体利用率が高くなります。
重金属デトックスに有効なお茶
アシュワガンダとモリンガは、サプリメントとしても販売されていますが、摂取するサプリメントが多くなってしまうため、お茶として飲むことをオススメしています。
アシュワガンダ
アダプトゲンという薬効作用がある植物に分類されるアシュワガンダは、カロチンやフラボノイド、アミノ酸が豊富で、強力な抗酸化作用があります。
アシュワガンダについては、別の記事で詳しく説明しています。
↓トゥルシー(ホーリーバジル)とブレンドされたアシュワガンダのお茶です。
モリンガ
ワサビノキとも呼ばれるモリンガは、食物繊維やポリフェノールが豊富な植物で、重金属デトックスを促進する作用があります。
柿の葉茶
柿の葉のお茶もビタミンC含有量が高くなっています。
↑
こちらのiHerbのお茶は柿の葉入り!
重金属デトックススムージー
重金属デトックススムージーのレシピを紹介します。
材料
●バナナ 2本
●ブルーベリー(ワイルドベリー) 2カップ
●シラントロ 1カップ
●オレンジジュース(ストレート) 1カップ
●バーリーグラスパウダー 大さじ1
●クロレラまたはスピルリナパウダー 大さじ1
●ダルス 少々
作り方
●全ての材料をブレンダーまたはミキサーにかける。
●濃すぎる場合は水を足す。
アメリカのメディカルミディアムこと、アンソニー・ウィリアムズさんのレシピを参考にしました。
重金属デトックスの際に避けるべき食品
重金属デトックス中は、体内に蓄積した重金属を排出するため肝臓に負担がかかります。
デトックス中にさらに毒素が体内に入ってくることは、肝臓の負担を増やすだけでなく、毒素の再吸収につながってしまうことがあります。
そのために、できるだけ避けたほうがいい食品は以下の通りです。
魚介類
代表的な魚介類はマグロです。
水銀レベルが高いことで有名です。
その他にも、大型の魚、養殖の魚介類はできるだけ避けてください。
非オーガニック食品
除草剤や殺虫剤、化学物質でできた農薬は、できるだけ避けてください。
特に避けたほうがいい野菜・果物は、別の記事で詳しく説明しています。
肉を食べる場合は、できるだけオーガニックでさらに鶏肉はフリーレンジのもの、牛肉はグラスフェッドのものを選んでください。
添加物
添加物には毒素を含む物も多く、重金属が含まれることもあります。
詳しくは↓こちらの記事をご覧ください。
アルコール
アルコールも肝臓で処理されるため、すでに重金属の処理で負担がかかっているところにさらに負担になります。
玄米
お米、特に玄米は、オーガニックか非オーガニックかにかかわらず、ヒ素を含みます。
どのくらいのレベルのヒ素を含むかは、稲が育った土地のヒ素レベルで決まります。
特に玄米の糠の部分にほとんどのヒ素が含まれます。
重金属デトックス中は玄米は避け、白米でも週2〜3回くらいに抑える方がいいようです。
玄米のヒ素については、↓こちらの記事に詳しく書いています。
食生活以外の重金属デトックス
運動
血行を良くして循環を促進するため、運動は大切です。
また、重金属デトックスに重要なミネラル、マグネシウムはビタミンDが欠乏している状態では体が使用できないため、太陽の下で運動することはビタミンD摂取にもつながります。
エプソムソルトバス
硫酸マグネシウムが結晶化したものがエプソムソルトです。
エプソムソルトをお風呂に入れて入浴することで、マグネシウムと硫酸塩を経皮吸収でき、さらに発汗作用もあるため重金属や毒素を汗で排出します。
サウナ
サウナで汗をかくことも、重金属や毒素を汗で排出することになります。
排便・排尿で排毒する経路と別の排毒経路なため、肝臓の負担を軽くすることができます。
重金属デトックスの期間
重金属デトックスを行う器官は、人によります。
リスクも伴うためゆっくり行うことが理想ですが、ゆっくりだとその分期間も長くする必要があります。
初めて行うか、今までにデトックス経験があるか、体内にどのくらいの重金属が蓄積しているか、体調、生活スケジュールなどでデトックス期間を決める必要があります。
短期集中の厳しいデトックスをされる場合は、1週間くらいを目安に、最長でも2週間を超えないようにしてください。
重金属摂取は普段の生活で完全に避けられないため、年に1〜2回デトックスをすることが好ましいようです。
追記
重金属デトックスで摂取する食品は、シュウ酸含有量が高いものが多いです。
重金属デトックスを始める前に、一度シュウ酸の害について読んでみてください。
↓
重金属デトックスの注意点
脱水症状
重金属デトックス中は、毎日8〜10杯の塩素や不純物がフィルターされた水を飲むことが大切です。
排毒経路のメインは排便と排尿なので、何度もトイレに行く必要があります。
上で説明したような、デトックス作用のある食品を多く摂取していると、体に必要な電解質も一緒に失われがちです。
これも脱水症状の原因になるため、塩は食卓塩などの精製されたものではなく、ミネラルの取り除かれていない天然塩を使うようにしてください。
白砂糖の摂取もマグネシウム枯渇につながるため、避けましょう。
脱水症状になっていると感じたら、レモン水に少量の天然塩と黒糖、または生蜂蜜を入れて飲みましょう。
ポカリスエットやアクエリアスは避けてください。
また、ボーンブロススープも脱水症状の予防に効果的です。
一時的な体調不良
体内に蓄積されていた重金属が放出されるため、デトックスのスピードによっては一時的に体調不良、または症状が悪化することがあります。
症状の例としては、
●極度の疲労
●ブレインフォグ
●めまい
●湿疹
など。
これは、たいていは肝臓に負担がかかりすぎているサインです。
対策は、
●デトックスを緩める
●デトックスをいったん止める
●サウナで汗をかく
●エプソムソルトバスに入る
などがあります。
忙しい時は避ける
重金属デトックスは、程度の差はありますが体に負担がかかります。
そのため忙しい時に行うことは避け、十分な睡眠が取れるようにしてください。
ストレスも腸内環境や消化に影響するため、避ける必要があります。
女性は月経のサイクルに合わせたタイミングで行う
月経は女性の自然なデトックスです。
月経がくる日、または1〜2日前のタイミングで重金属デトックスを始めるとより効果的です。
逆に排卵日近くは栄養素を蓄える時期なので、デトックスはお休みします。
妊娠の可能性がある排卵前後には、女性の体は妊娠に備え栄養を蓄えます。
この時期にデトックスを行うことは自然の摂理に反しているため、いいデトックス効果が得られません。
デトックスを行う最適な時期は、生理初日か、生理が来る1〜2日前と言えます。
— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) May 25, 2020
食べ過ぎない
風邪をひいたときに食欲がなくなるのは、体が断食で悪いものを体外に排出しようとしているからと言われます。
常に満腹で消化器官をフル稼働させていると、消化器官のパフォーマンスが落ちます。
重金属デトックス中は、食べ過ぎないことを心がけましょう。
何かあれば専門家に相談する
重金属デトックスを始めて体のことで何か気になることがあれば、すぐに専門家に相談するようにしましょう。
知らぬ間に体に必要な栄養素が欠乏することもあるため、細心の注意が必要です。
まとめ
自宅でできる重金属デトックスの方法、注意点を説明しました。
デトックス作用のある食品はたくさんあり全部は紹介し切れていませんが、代表的なものを紹介しました。
たくさんありますが全部取り入れなければいけないわけではないので、できるところからやってみてください。
重金属をデトックスすると、疲労やだるさから解放され、別人になったように感じられます。
摂取する栄養素も吸収され、全身のすべての器官が正常に機能するようになります。
さらには体臭もなくなり、精神的に明るくなること間違いなしです!
この記事は大人向けの重金属デトックスについて書きましたが、子どもの重金属デトックスについては別の記事で説明したいと思います。
・なぜだかわからないけど体調が悪い人
・健康のためにサプリメントを摂取しても効果が見られない人
・病気にかかりやすい人
・精神的に不安定な人
・腸内環境が悪い人
・医療機関に行かず、自宅で重金属デトックスをしたい人